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No Man's Land
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パブに行こう


久しぶりにウォルターを連れてパブまで歩いた。片道小一時間かかるのだが、美味しいエールを飲ませてくれるパブで、食事も美味しく、歩き甲斐のある所だ。

彼の赤血球の割合は順調に上昇している。先週は40%ステロイドの副作用は彼の場合胃酸を抑える薬を頻度と分量を減らして与えることでコントロールできることが判ったので徐々にウォルターらしさが甦ってき、先週さらにステロイドの分量を減らしたため今日はなにごともなかったように元気なウォルターだった。

パブに到着すると、ひとしきり床に食べ物が落ちていないか綿密にチェックして、望み果たせずと諦めてカーペットの一部と化すウォルター。



ウォルターの順調な回復に有頂天になりながら、相変わらず美味しいエールを旦那は3パイント、私は女の子らしく2パイント飲み干す。旦那のスカンピ&チップスも私のフィッシュ&チップスも上出来。

この調子なら昨年からの計画通り、今年の九月のホリデーにフランスへ一緒に連れて行けそうだ。毎年の予防注射もパスポートに必要な予防注射ももうできないからこれがウォルターを連れた最後のフランス旅行になる。一緒に楽しめるといいね、ウォルター。



でも、フランスじゃなくても、Dartmoorじゃなくても、こうした一つ一つの長い散歩を楽しめればそれのが一番だ...とぼんやり考えていると、おっと、つるっとナイフとフォークがすべり、ぱらっとグリーンピースが私の皿から床に落ちる。それらをダイソン顔負けの目にもとまらぬスピードで拾い上げていくウォルター。

元気になったのね。
# by uk_alien | 2012-05-07 22:09 | walks | Comments(1)
Proms 2012


多忙さにかまけて、Proms2012のプログラムがオンラインで閲覧できるとメールが入っていたのに全然チェックしていなかった。

もうRoyal Albert Hallには行かない、と腹を決めているので結構気楽にプログラムをざっと見する。今年も結構面白そうだ。

初日の7月13日にはGerald FinleyとBryn TerfelをフィーチャーしたCoronation Ode。BBC2で同日(一時間おいて)放送される。私は目下のイギリスの王立制には反意はないし、God Save the Queen(イギリス国歌)には結構目頭がぐっときてしまったりするのだが、Coronation Odeだけは、どうも、だめだ。入りこめない。背筋が寒くなる。

Daniel Barenboim指揮するWest-Eastern Divan OrchestraのBeethoven Symphonieサイクルも「かっとばす」スタイルではないかもしれないにしろ、それなりに楽しみだ。とりあえず全部TVで観れるから観てみよう。

7月20日にはNo.1とNo.2 -(BBC4でTV生放送)
7月21日にはNo.3とNo.4 - (BBC2で30分後にTV放送)
7月22日にはNo.6とNo.5 - (7月26日にBBC4でTV録画放送)
7月24日にはNo.8とNo.7 - (7月27日にBBC4でTV録画放送)
7月27日にはNo.9 -(Radio3とweb上で生放送)

さらに写真を頼りにプログラムからざっとピックアップしてみると...

7月22日にはBerliozのThe TrojansでJonas Kaufmannが出演する。(Radio3とweb上で生放送)

7月25日にはProkofiev Violin Concerto No.1。音を楽しむというよりは音を読む、という感じで体力のいるピースだけれど、演奏はVadim Gluzman。(Radio3とweb上で生放送)

8月14日はBenjamin GrosvenorがSaint SaensのピアノコンチェルトNo.2を演奏(Radio3とweb上で生放送)。

8月27日、Christine SchäferがShoenbergのPierrot lunaireを(Radio3とweb上で生放送)。これも聴くのに体力がいりそう。

8月29日、Miah PerssonがソプラノでHowellsのHymnus Paradisiを(8月31日にBBC4でTV録画放送)。これは寝てしまうかもしれない。

8月30日と31日はSimon Rattle&Berliner Philharmoniker(Radio3とweb上で生放送)。必聴。

9月5日はGerald FinleyがJohn AdamsのNixon in Chinaに出演(Radio3とweb上で生放送) 。結構いいかもしれない。

9月6日と7日はVienna Philharmonic Orchestra。これも必聴。

結構わくわくするリストだったりする。また近くになったらゆっくり吟味しようっと。







# by uk_alien | 2012-05-01 11:00 | music | Comments(0)
Dead Zone


Lovefilm.com(DVD/Blu-rayレンタル&ストリーミングサイト)の最近のCMで、なんとはない街角を行き来する人たちの後に、その人それぞれに印象深く残っている映画が噴出しになってくっついている、というものがあった。

考えてみればその通りで、その人それぞれの嗜好やその映画を見たときの状況、時代背景などで十人十色とはいえ、記憶の中に特別の場所を占めている映画というのは誰しもにそれぞれあるもの。それだけ映画という媒体が影響力の強いポピュラーカルチャーということか。

さて、私のとっちらかった記憶の中からもそうした映画たちがあるときふと顔を出したりして、突然その映画を観たときの空気に覆われることがある。面白いのは、大抵はその空気の方が先に感じられ、一体自分が何を思い出そうとしているのか、読んだ本なのか、映画なのか、実際あった自分の経験なのか皆目検討もつかず「なんだったんだっけ、この空気は?」というところから入らなければいけなかったりすること。

ともあれ。最近友人たちとだらだらBlade Runnerを観ているときに、これは本当に古さが気にならないSci-Fi映画だ、という話から、内容はものすごくいいのに音楽と服装のおかげで80年代タッチが非常に強いManhunter(1986)(Thomas HarrisのRed Dragonの映画版、2002年のRed Dragonじゃなくて)の話になり、そしてふとあの不思議な空気に包まれた。

なんだったっけ?同じようにちょっとtacky 80’sで、でも独特にemotionalでよくできた映画があったよな….。原作を読んだのが先立ったっけ?いや、後だった。映画のタイトルを知らなかったから原作と知らずに読んで、あれ、これあの映画だと驚いたんだ。Stephen Kingだった。

Dead Zone!



Imdbでチェックして、ああ、そうだ、Christopher Walkenだ。よかったはずだ…と満足する。田舎町のごくありふれた一人の男性が事故と5年にわたる生死をさまよう昏睡状態を経た後、他人に触れることでその人やその周りの人の死に様の状況を体験するという超自然的な能力を得てしまう。一方その能力は代償として彼自身の生命力を蝕んでいく。

事故で失なってしまった時間とこの超自然的な能力が彼に、そして「彼だけ」にもたらす悲哀と葛藤と運命を通し、大事な人、喪失、死、そして時間軸といった大きな問題がごく普通の田舎町を背景に描かれていく。

派手な作品ではないが、原作者、監督、そして俳優のそれぞれの力が上手く発揮された、よくできた作品だと私は思う。

蛇足:私はlovefilm.comかblockbusterか未だに決心出来ない人。月額を払うほど映画好きなわけでもないし、観たいときに観たいものを観たいからリストした映画ならいつでもどれでも観るという気にもならない。でも便利さは捨てがたいなぁ、なーんて。いい加減どちらかにサインアップしようと思うのだけど…。
# by uk_alien | 2012-04-29 20:35 | film | Comments(0)
雨降りの午後


今日も雨。

ステロイド漬けの我が家の犬は教科書通りのありとあらゆる副作用を呈しており、見るにしのびない。

薬の種類が減って朝の4時に起きなくてすむと喜んだのもつかの間、副作用で異様に水を飲むウォルターは勿論排泄の頻度も異様に増え、昨夜は夜中の3時と朝の5時半に起き出して庭に出してあげなければならなかった。

cat flapを使って一人で外に出ることは可能なのだが、そこは親馬鹿。私たちの寝室もウォルターにあてがわれたベッドのスペースも二階に位置しており、階下で一人で眠るよりは私たちの近くで安心して眠りたいだろう、という配慮で二階に寝かせている。しかしこれまた副作用で足腰の筋肉がすっかり弱まっているウォルターは一人で階段の上り下りができない。従って私か旦那が彼を抱き抱えて外に出してあげなければならない、というわけだ。

数日間続いている頭痛と寝不足があいまって、かなりきつい。

なんのなんの。こんなことでへこたれるもんか。

午前中に買い物を済ませ、雨の合間をぬって散歩に出かけ、午後はコンサーバトリーでだらだらすることに。

旦那のiphoneにhipstamaticをダウンロードして暫く遊んだ後にretro cameraを私のアンドロイドに落として比べてみる。うーん、やっぱりhipstamaticにはかなわないと結論。ま、仕方ないか。ただなんだし。

今夜は旦那のお得意のローストチキン。映画は何となくまた見たくなったThe sixth senseのDVDを観るんだ。

この映画はプロット自体すごいけど、僕は死んだ人が見えてしまうんだと恐怖におののく少年に幼年期の自分が重なってとても感情的にのめりこまされる作品だ。
# by uk_alien | 2012-04-28 16:16 | just a diary | Comments(0)
ソーシャルネットワーキング


旦那に私とソーシャルネットワーキングは水と油だと言われる。

そんな私でもfacebookやlinkedinは何となく存在価値が理解できるけどtwitterだけはどうしても理解できない。

とりあえずアカウントを作って試してみる。だめだ、やっぱりわからない。
# by uk_alien | 2012-04-24 19:54 | concept | Comments(0)
犬の幸せってなんだろう


ウォルターの具合が順調に回復している。もう感謝の言葉もないくらいだ。

AIHA(Autoimmune Haemolytic Anaemia自己免疫性溶血性貧血というらしい)はPrimaryとSecondaryがあるそうだ。で、Secondary、つまりウィルスなど何かが原因で起きた場合は回復の可能性も高いとのこと。

確かにウォルターは具合が悪くなりはじめにウィルス感染による流感を示唆する症状があり、また、Lungworms(肺線虫というらしい)の存在を示唆する咳も数ヶ月前からあった。どれが本当の原因かをつきとめるのは難しが、確かにSecondaryっぽい、といわれればそんな感じがしないでもない。

ところで。

彼はロンドンに住むある友人カップルを家族の一員だと思っている。子犬のときに会っているので潜在意識にファミリーとして刷り込まれれいるようだ。いつどこで待ち合わせをしても他の人たちに対する反応とはまるで異なり、3オクターブくらい高いピッチで(ロンドンの駅やBorough Marketのど真ん中でもおかまいなしに)「きゃひきゃひきゃひ~!」と喜びのおたけびをあげる。結構笑える。

で、今回は彼の回復を祝ってこの友人カップルがBermondsey StreetにあるペットショップHolly & Lilでウォルターが気に入ったものを買ってあげようと提案してくれた。

再びウォルターを連れてロンドンへ出向くことはもうないとすっかり悲劇にひたっていただけに、電車に乗っておとなしく座っているウォルターを見ると目頭に熱いものがこみあげてくる。普通の幸せとは本当にこういうことをいうに違いない。友人カップルと駅で待ちあわせをする。病気のせいでやや活気の欠けた、それでもかなりピッチの上がったきゃひきゃひ~のgreetingを済ませたあと、早速皆でBermondsey Streetに向かう。

このLondonのBermondseyというところはごく最近まではただのがらが悪い下町だったそうた。いまでもストリートによってはその面影がしっかり残っている。そしてこのBermondsey Street自体も別になんてことのないただの通りだったらしい。

ところが今はこのBermondsey Streetはすっかりおしゃれでトレンディーなストリート。金融街のシティに歩いて通勤できる地域という事実に加え、鶏/卵の世界でどちらが先かはわからないが、いつからかゲイやゲイカップルが移り住むようになり、その人口が次第に増え、男性のゲイカップル=高収入共働き&子供がいない=ペットを飼う=おしゃれなレストランやバーにペットを連れて行きたい…という流れで、このストリートにあるレストランやバー/パブはフランス並みに犬OKとなったのだそうだ。

あなたもこの通りを歩けば私が何を言っているのかすぐにぴんとくると思う。

で、Holly & Lil。

普段の私だったら「ふざけるのもいい加減にしましょう、世の中にはもっとお金をかけるべきことは沢山あるはずです」と憤慨しまうような、ペット自身のwelfareというよりは飼い主の自己満足でお金が落ちているというお店。

でもいい。いいの。今日だけはペットをばかかわいがりする飼い主になるの、と堅く決意して商品を吟味しはじめる。Devon産の手作りのクッキーと鹿肉の缶詰、そしておもちゃを友人カップルに買ってもらうウォルター。

私といえば、このチャイニーズサテンの首輪を買ってあげようかと真剣に考えはじめ、ウォルターに似合うかどうか「試着」してみる。しかしながら、うちの犬はシェルティーで、しかも並々ならぬ毛深さ。たとえダイヤモンドをちりばめた首輪を買えたとしても、まず全然見えない。毛ですっかり隠れてしまう。

あーだ、こーだ悩んでいるうちになんだか少しばからしい気がしてきた。

食い意地のはったウォルターは首輪がサテンだろうと高級イタリアン革だろうと、そんなことはおそらくどうでもよく、美味しいものを沢山食べれれば(そしてもちろん沢山散歩に出かけられれば)それがいちばん幸せなのではないだろうか…という気がしてきた。

ということで、結局なんちゃら味のばか高いドライフードと違う種類のDevon産の手作りビスケットを買ってあげることに決めた。さらにウォルター自身がとても欲しがった歯の健康にとてもよいという硬いゴムみたいな物質を購入してあげることに。

ウォルターはこの上なく満足している…ようだ。

Pezarroで羊の脳みそと舌のランチを食べ(や、ウォルターじゃくって私たち)、友人宅へ訪れる前に公園で用足しをする(や、私たちじゃなくてウォルター)。

子犬を連れたバイカーっぽいゲイカップルたちと公園で話しこむ。私たちのショッピングバッグを見て、「Holly & Lil?一番安い首輪でも55ポンドって噂だよ、僕らは絶対に行かないなぁ!」と驚かれる。

うーんそれが普通の反応だよな、と思いながら2週間前の九死に一生のエピソードを説明し、その回復のお祝いなんだと説明する。

犬連れのBermondseyのゲイカップルといっても皆が皆金持ちじゃないということね。非現実的なお店で長い時間を費やしてショッピングをした後にしっかりantidote、解毒剤を処方してもらったような感じがした。

犬の幸せってなんだろう。
食べること、散歩、お腹をさすってもらうこと、重要な労働(庭から猫やリスを追い出す大事な役目)とその代償にほめてもらうこと('Good Boooooy!')…。あとはなんだろうね、ウォルター。

これらのことが少しでも多くできるように元気に長く生きていこうね。
# by uk_alien | 2012-04-23 00:55 | animals | Comments(2)
SE1




# by uk_alien | 2012-04-22 01:44 | photography | Comments(0)
Southwark Bridge
# by uk_alien | 2012-04-21 16:46 | photography | Comments(0)
いい天気



# by uk_alien | 2012-04-21 10:59 | animals | Comments(0)
動物病院
いつものように順番を待っていると仕切りの向こうから女性のつらそうな泣き声がした。

暫くして彼女とそのご家族が現れる。命の感じられないバスケットを抱え、旦那さんと娘さんに支えられて彼女は泣きながら去っていった。

一昨日待合室で一緒だった女性の飼い犬は今日は腫瘍の摘出手術を終えてプラスチックのカラーをしている。良性か悪性かは検査結果次第と説明を受けている。

ウォルターは今日も血液検査を受けて赤血球の割合が順調に35%まで上昇。薬の種類を減らしてもよいとのことで、これからはもう朝の4時に起きなくてもよくなった。

金曜の晩。

動物模様、人間模様。
# by uk_alien | 2012-04-20 18:39 | animals | Comments(0)
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