やっぱりしばらくここにいよう

f0045624_21172851.jpg


Zone1のど真ん中の新築フラットに引越すと、フロント/バックガーデンのスペースを失うことは勿論、景色、明るさ、プライバシーには決別を強いられ、床面積は現在の25%以下となる。ま、one million poundsの予算があれば別だろうけど...。

不動産評価の打ち合わせで地元の不動産屋を話をして、自分たちが今住んでいる家がどんなにラッキーな場所に位置しているかということも改めて認識した。「Devonのど真ん中なら当たり前な景色でしょうけど、ロンドンだから価値があるんですよ」

おっしゃる通り。


f0045624_21385113.jpg



でも今回引越しをあきらめたのはそれが理由じゃない。

私たちの庭は自分たちでデザインして自分たちで作り上げたものだ。植わっている植物の種類から位置まですべて二人で考えて面倒を見てきてきている。家の周りや家の中の、オープンでいながらもとてもプライベートで心地よい空間も同じように時間をかけて作り上げてきた。苦労から楽しさまで「私たち」がそこらじゅうに見え隠れしている。それらを完全に切り捨てる用意が私たちにはまだできていない。

家の売り買いはそれだけでストレスが大きいもの。それにライフスタイルの大きな変化が伴うとなると決断のプロセスはもう拷問状態に等しく、夜も眠れなくなるくらい。結果的には100%納得がいく決断を下すことができ、しかも、理性と感情の両面からpros and consを探求しつくしたおかげで、現在の家を維持することのconsに関しても以前よりも大分リラックスした態度をとれるようになった。

現在のままでいいのか、それとも変化を求めるのか...、こういうのもきっと「中年の危機」のプロセスの一環なんだろうなと思う。もしそうならこの危機の第一波を乗り切った旦那と私に花丸をあげたい。

自分達がどういう人間なのか、自分たちにとって何がベストなのかを現実面をふまえながら一生懸命考えて決断が下せたと思う。
[PR]
by uk_alien | 2009-05-25 21:46 | just a diary