母の日のジレンマ

母の日がやってくる。
今年はロンドン南西部の郊外に住む義兄(長男)の家でパーティの予定。

行きたくない...(タメ息)。

彼女が嫌いなわけでは決してない。しかし、私が自分の家族と気持ち的にも距離的にも遠い上に、義理ママの女家長パワーと旦那の末っ子の甘えが重なって、我家は旦那側の家族にべったり過ぎるのだ。

週に数回の電話、月に一度の訪問、毎クリスマスの滞在、年に二回の家族パーティー、プラス今回の母の日パーティーのようなオケージョナル・イベンツ。さりげないマニピュレーションと、黒人ママなみの母性。仏のような広い心(?)にも限度ってモノがある。つい先週末も、三男の誕生日が過ぎた後、「バースデーボーイに電話を入れなかったのはなぜ?」と、めちゃ不機嫌な電話を受けたこともあって、私は今結構頭にきている。一体我々をいくつだと思っているんだ!

行かなきゃいいじゃん。

その通りなのだが...。彼女がやな奴だったら鬼嫁になるのは厭わない。しかし、旦那の立場や気持ち、義理ママの気持ちを傷つけてまで自分の非家族的指向な性格を押し通すことはしたくない。(前の結婚でかなりそれをやって申し訳なく思っているのもある。)ジレンマ、ジレンマ。

さらに気が重いのが、今回べニュー・ホストとなる義兄。
あちこちに家を持ち、ヘリとボートを所有、お車はおフェラーリ、妻は3人目、自分で築き上げた会社を某大金融グループに売って、今はそこのグループの重役に収まっている彼。根はいい人だが、オントレプレナー、何の話をするにも必ずプライスタッグか統計数字がついてくる。

「庭にある、あの古いオリーブの木が素敵ですよね。とっても南フランスらしい。」
「ああ、あれはね、前のオーナーがX年前にX万ユーロかけてこの庭を作り直させたときに一本○百ユーロ、ポンド換算で約△ポンドで畑から購入したものだ。2本ある。」
「....」

「こちらへはどれくらいの頻度でいらっしゃるんですか?」
「ああ、X月○日以降△十週末を過ごしているから累計XX日間だ。」
「....」

会社で分刻みに動くボスをやっと30秒間捕まえたときの、あのペースと勢いで回答が帰ってくるのだ。花粉症はないが、テストステロンがアレルゲンの私は、もう、息が苦しくなってしまう。

金曜は旦那が全身麻酔をして内視鏡検査を受ける。これを言い訳に断るか、めったに口に出来ない高級シャンペンとワインを浴びるように飲み続けることだけを夢見て行ってくるか。

多分前者だな。
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by uk_alien | 2006-03-23 02:44 | family