Leica T

写真の話。

先日ウェストエンドに行ったついででMayfairにあるライカショップに立ち寄った。新商品のLeica Tを見てみたかったからだ。

f0045624_23213267.jpg


レンズ交換可能なミラーレス。Mシリーズに比べれば値段も手ごろでヒット商品、らしい。写真で見るととてもきれいなデザインだったが、本物もそれに劣らず美しい。「うわー、ドイツだなぁ」という印象。

物腰が静かな店員さんは親切に商品を棚から出してさわらせてくれた。

35mm短焦点レンズ、Mレンズ使用可(マウント別売り)、しかも小ぶりで軽く、オートで気楽に写真が撮れる。ふむふむ。

店員さんに頼んでMレンズを使って焦点合わせをさせてもらった。本体をマニュアル設定にすればレンズのバレルを使って通常通りに焦点合わせが出来る。もっと正確に焦点を合わせたければ(別売り)ファインダーか液晶画面の画像を拡大して的確に焦点合わせをすることも可。テクノロジー。シャッターや他のメカニズムの操作感も決して安っぽくは無い。

しかし、直感的と謳われるスマートフォンを思い起こさせるメニュー操作は私にとってはどうも直感的ではなく、デジタルファインダー/バックスクリーンを通して見る被写体はどうしてもリアル感に欠けるような気がする。撮影する前からすでにスクリーンで映し出される画像を見ているような感じ。デジタルであってもフィルムであっても実際写真撮影することでリアル感は失われるわけだが、最後にファインダーを通して目に焼き付ける被写体はもっとリアルであってほしいような気がするのだ。それがデジタル現像/画像処理を行うときの指針になると思うのだけれど....ま、好みだよね、結局。

ちなみに。2006年9月に発売された世界初のデジタルレンジファインダー元祖ライカM8はインフラレッド(IR)フィルターをレンズに別付けしなければまともにカラー撮影が出来ないというまぬけな欠点を持っていた。

しかし、店員さんによると、モノクロに後処理変換することを前提にフィルターなしで撮影することでデジタルで記録できる範囲がぐんと広がりハイライトのとびも抑えられ、IRフィルターを内臓した後続機であるM8.2やM9と比較すると俄然高性能な白黒カメラになる、のだそうだ。

ふーん。そうか。私はモノクロはそれ専用のカメラを使っており、古いM8はカラー用として使っているのだが、それが隠れた実力を持つと知ってなんだかうれしい気がした。
[PR]
by uk_alien | 2014-08-01 23:26 | photography