アンティークかセカンドハンドか

私は家具に関しては結構気が長い。納得できるものが見つからなければ見つけるまで不便は厭わない。

我家のダイニングテーブルは4年前にBathのアンティーク屋から買った19C後半のビクトリアンパイン。昔はパインのテーブルは食事をするテーブルではなく作業台としてしか使われなかったそうだ。だから道具用の引き出しがついているものが多く、そのせいでダイニングやキッチンテーブルとして使うには椅子との高さを調整するため、足を5cmくらい付け足しているものが多い。

家のはベーカリーで生地をこねるのに使われていたもの。テーブルのトップ全体がぱかっと開き、中にはパンを発酵させるスペースが。イギリスのちょっとした歴史が感じられるようだ。

こういう古いパインはwoodworms(シバンムシ?)の大好物。よく、アンティーク「風」の家具や小物にわざと小さな穴をあけて古い感じを出しているものがあるが、本物の穴の作り主がwoodwormsだ。2年前、旦那がこのテーブルで仕事をしていたとき、文字通り「むしゃ...むしゃ...」と彼らがテーブルを食べる音が聞こえてきて、あわてて特別な薬品を買ってきて処置をしたことがあった。

さて、椅子はといえば、もう、そこここからかき集めてきたものをずっと使ってきたのだが、昨年やっとペアのカーバーをフレンチのアンティーク屋から購入した。プロバンスの伝統的なデザインで多分1900年代前半くらいのもの。それ以来ずっと似たようなデザインで残りの4脚のダイニングチェアーを手に入れようとしていたのだけれど、高すぎたり、タイミングを逃したりでずっと買えずにいた。...が、この秋のインテリア志向の勢いにのって(そしてずっと手をつけずに貯金しておいたコンサーバトリー予算の一部を拝借して)やっと購入までこぎつけることが出来た。これらがその椅子。

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写真のテーブルは「せっかくセットだからどうしようかな」と考えたのだけど、どうしてもベーカリーテーブルを手放す気にはなれず、また、全部一つのスタイルで揃えてしまうとあまりにフレンチフレンチでちょっと家の雰囲気にも合わないかなと思いとどまった。運良く店も椅子だけを売ることに同意してくれた。

こういうものは、広義では「アンティーク」になるのだけれど、要はセカンドハンドの域だろう。でも同じ品質や存在感のものを新品で買うより断然安いし、使い込まれて味があるものが多い。今回も、4脚+配送全て込み込みで、ちょっと質がいいダイニングチェア新品一脚分の値段ですんだ。

4年かかってやっと我家のダイニングセットが出来上がった。うれしい。
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by uk_alien | 2006-09-22 01:35 | just a diary