思考と発声器官の神経回路

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頭の回転の早く即座に口頭で反応出来る人をうらやましく思うことが多くなった。

私は母国語でも即座に反応することより相手の意見や立場を噛締めてしまう方だし、年齢による反応速度の衰えもあり、対話を重んじる西洋文化の中では言葉が苦手というハンデ以前に反応の遅さのハンデが大きい。思考と発声器官の神経回路が今ひとつさびついている感じ。

考えてみると西洋の対話文化と東洋の沈黙文化は本当に対照的だ。以前、このコミュニケーションの違いは、紙の歴史的な供給状況に起因するときいたことがある。一般に紙不足であった西洋は対話とそして必然的に記憶に頼ることを強いられ、一方、紙が豊富であった東洋は書記と、書面に記録された事項に頼ることが出来たという説。なるほど、とうなずける。

ともあれ、黙っているのは自分の意見がないかアサーティブスキルズが足りないかのどちらかとみなされる中、フリーディスカッションで「静かな東洋人」のレーベルを貼られ、ちんまりしてしまうことほど自分に腹立たしく思うことはない。相手がどう受け止めるかとよりも自分がどう考えているかに焦点を合わせ、素早く理論的に表現できたら理想だなといつも思う。

文化の違いに躊躇したり、ごまかしたりするのではなく、違いを相手にわかりやすく説明できるようになっていきたいと思っている。
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by uk_alien | 2006-10-14 18:16 | just a thought