良心の呵責より命が大事

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BBCのドキュメンタリー番組のパノラマが日曜10時から月曜7時半という時間枠に移動したので遅れてインターネットで見るのではなくちゃんとTVで観れるようになった。

今週は、街や近所で犯罪や暴力の現場に出くわした時に良心に従い救助の行動にでるべきなのか、それとも警察が言うように安全のため介入すべきではないのか、という非常に興味深いテーマ

30分の短い時間に市民介入の勇気、計り知れない危険性、不毛性を盛り込み、それを支援する法律などのシステムの欠落の問題点にも光をあてた。

若いギャングに絡まれている女の子を助けるためにギャングに声をかけ、ギャングが散らばりかけたところで友人の方を振り返った隙に後ろから首にパンチを受け亡くなった52歳の男性。16歳のギャングはマンスローターで驚くほど短い3年の刑を受けるが更に早期出所で18ヶ月で刑期を終えたそうだ。

自宅がコーナーショップの二階にあるためにティーンエイジャーグループのハラスメントのターゲットになったシティーワーカーの家族。警察の援助も得られないまま別の家に住んでいる母親にまでハラスメントが及んだところでcitizen's arrestを決意した。一人を捕まえ母親に対し誤らせた翌日、逆に誘拐等で訴えられて実際に刑務所に送られる羽目になった。「18歳以下は事実上司法的に手が出せないからどうにも出来ないんだ」

なんて世界に住んでいるんだと時々思う。80年代の映画ロボコップやらのSFモノでギャングが普通にのさばるストリートを見て「こんなのは映画だけ」と思っていたけど、住んでる地域によってはまさにあの恐怖そのものを普通の市民が毎晩経験している。そして残念ながらロボコップはいない。

ロボコップはいないけれど、バーミンガムには、コミュニティーオフィサーとともに毎夜グループでneighbour watchのために夜回りする女性達がいるそうだ。夜中にふらふら出歩いている10歳~13歳くらいのグループに「何をしてるの~?」と母親のように声をかける。それでも地域の犯罪率の低下に十分貢献しているそうだ。そういう必要がまだない地域に住んでいる自分がとてもラッキーに思える。

犯罪とYobsの波が押し寄せてきたら...若いうちには夜回りに参加するのは厭わないけど...年取ったらThe Hebridesとかにでも逃げ失せようかな。でも寒そうだな。
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by uk_alien | 2007-02-07 21:32 | just a thought