バレエ「観戦」

先日ロイヤルバレエの白鳥の湖を観に行った。

チャリングクロス駅でコーニッシュパスティを買い、コベントガーデンへ向かって歩きながらプレシアター・ディナーにかぶりつく。口と胸の周りのパスティを振り払いながら到着して、まだ時間があるのでバーで休むことにした。



バーのある巨大なコンサーバトリー状のホールは(ややショッピングモールを思わせないでもないが)以前の重厚で息苦しいバーと比べると断然気持ちがいい。特にマチネの時は日の光があふれて、格式高い館内の内装や照明や素材を駆使した荘厳な舞台装置との対比が楽しめる。

このプロダクションを見たのは初めてだった。

当日の配役はオデット/オディールにZenaida Yanowsky、ジークフリード王子にKenneth Greve。舞台美術や衣装は驚くほどではないがお約束でそれなりに美しかった。当日やはりなんといっても目をひいたのはオデットの振り付けとそれを踊るZenaida。繊細な白鳥を美しく踊り、舞台でのエレガントな存在感が光った。

オディール役では、私はもっと踊りや表情に艶っぽさが出てもいいのではと思ったがAct IIIの最後の32 fouettes(Act IIからAct IIIを通して二役を踊り続け、いい加減疲れきってる主役に駄目押しでその場で32回転するという振り付けが入る、白鳥の湖の見所/拷問) になるともう気持ちはスポーツ観戦状態。最後はふらついていたが、フュッテが止まるや否や観客はZenaidaに拍手喝采。32 fouettesはやることに意義がある!ジークフリードのKennethは可もなく不可もなく王子様らしく。

舞台に一人か二人、ぽつぽつと黒人やオリエンタルが見られた以前と比べると、ダンサーのスキンカラーは本当に色とりどりになった。特に今回のステージではオリエンタルが目立ち、Act Iでは艶やかな衣装も手伝って、タイのナショナルダンスを観ているのかと錯覚してしまうほどだ。最近ソロに抜擢されたというHikaru Kobayashiの踊りは機敏かつ繊細で期待できそうだが、終始止まなかった三日月を耳からつるしてはりつけたような笑顔の表現は度が過ぎ興ざめだった。

旦那はといえば大層上機嫌。すっかり気に入って先日チャイコフスキーバレエ大全CDを買い込んできた。Nut Cracker、Sleeping Beauty、Swan Lake。

「ちゃんとどのCDがいいのか店でアドバイスを受けて買ってきたんだ!」
よしよし、えらいぞ。

こうなったら頑張ってまたお金を貯めて年末にNut Crackerを観に行くぞ!おー!
(ガス代が値上がりしませんように...祈)
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by uk_alien | 2007-02-20 21:15 | just a diary