「ほっ」と。キャンペーン

骨と皮と化粧顔

「イギリスの子ども達と違ってコンチネンタルの子ども達は好き嫌いがなくて助かる」

と以前書いて、その後沢山の子ども達の面倒をみてきた。その結果やはりものごと例外があるものだと気付く。ま、国民の大半が食べ物にファッシーなイギリス人に比べたら全然ましだと思うが。

で、今フランス中央から来ているども達。コーチが到着してオーガナイザーがめずらしく一人一人好き嫌いとアレルギーを確認していたのに気付いた。13歳だからかな?

「魚だけ、あとは野菜も何でも食べれる。アレルギーもなし」という返答に「よしよし」と思ったのもつかの間。我家に来た3人のうち、極端に痩せてて顔色も悪い子がものすごい偏食家だということがわかった。

初日のディナーはペンネ&クリームソース+サラダ。他の二人はハッピーチャッピーでぺろりと平らげたがその子は食べ物にはほとんど手をつけず、残りは全てゴミ箱行きに。手をつけた分もその夜きれいに吐き戻してしまった。拒食症じゃないかと心配しながら念のため近所にホームステイしている先生に連絡しておく。後で本人に「ディナーがこってりしすぎてたのかしら?」ときくと「いや、そんなことはない」という。

翌日、お腹が調子よくても悪くても対応できるよう、leaksとジャガイモのスープ、チョリゾのピザ、サラダを用意した。すると、「leaksは嫌いなの、だからスープは食べない」という。君のお腹のために作ったんだけどなぁと思いながら、昨日のディナーも食べてないことだし、なにか彼女のお腹に入れなくてはと思い「それじゃピザをもう一枚作ろうか?」ときくと「うん、でもマッシュルームは抜いて」。

うーん。好き嫌いはなかったんじゃないかい?とりあえずもう一枚のピザをちゃちゃっと作って彼女のプレートにのせ冷えた自分のスープをすすった。大分たって皆がとっくに食べ終えた後「終わった」という彼女のディナープレートにはサラダと一枚目のピザから取り出したマッシュルームとピザのパンのベースがてんこ盛りになって残っている。要はピザの上側のチョリゾ、オニオン、トマトとチーズだけこそぎとって食べたというわけだ。

こみ上げる吐き気と嫌気をぐっとこらえつつ、「あと数日」と自分にいいきかせ、残された分をゴミ箱にざっと投げ入れた。私は健康上の理由でない限りそういう食べ方をする人が我慢できないのだ。

とはいっても相手は子ども。そうなったのも一概に彼女自身のせいとはいえない。

気を取り直して今日のメニューを考える。うーん、作りたくない。冷凍してあるボロネーズソース+サラダだな。これ以上食べ物は無駄にしたくないので彼女のプレートに盛る量は今夜は半分以下にしよう。

骨と皮だけでどうみてもanorexicな彼女。ただでさえ13歳な上に超petiteな彼女は、それでもしっかり化粧をして毎朝出かけていく。どんなに食べ物にファッシーでもせめて好き嫌いにとどめてeating disorderにだけはならないように...とひとごと(人の娘)ながら祈る私であった。
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by uk_alien | 2007-06-20 19:39 | hosting students