郵便局で

コースが終わったら絶対amazon.co.ukで売ってやる、と思って一切書き込みをせずにきれいに使ったProficiencyの教科書が結構な値段で売れた。わーい。

早速発送のため、近所の雑貨屋の中に入っている郵便局に行って、80代くらいのちっちゃいおばあさんの後ろに並んだ。

番が来て、彼女は年金の受け取りだか、貯金の引出しだかをしている。郵便局の女の子に、「はいはい、いつものね。あら、髪を切ったの?」ときかれ、大きな声で「そうなのよ、こないだね。もう長くしておく歳じゃないからね」と答え、「仕事はもうなれた?」とききかえす。

「もう、すっかりなれたわよ」「お母さんは元気?」「お母さんはすぐそこで仕事してる、ほら」「あらほんとうだ、それじゃあまたね」

気をつけて財布をバッグにしまい、おばあさんはカートを引きながらゆっくり去っていった。

多くの郵便局が閉鎖されつつあるこのご時世で、この郵便局はとりあえず、いつもすれすれのところで生き残っている。

「田舎では郵便局はコミュニティーの中で重要な役割を果たす...」「80歳のお年寄りにインターネットで切手を買ったり、ネットバンキングをさせるのは酷...」という議論に対し、「やはり時代の変化に犠牲はつきもの」「経営が成り立たない郵便局を維持しておけない」という議論。

どっちもどっちだけれど、実際この会話を耳にして、日々、なんとなくの喪失感はあっても何を失っているのかがはっきり見えないまま普通に生活を送る中、失っているものそのものを見てしまったような、そんな気分になった。
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by uk_alien | 2007-10-19 00:14 | just a thought