雨と電車と犬

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週末はワインに目がくらみ、あの雨の中をわざわざ電車で出かけた。

駅で電車を待っている間に、両親を訪ねてやってきたという見知らぬおじさんと犬がきっかけで話が始まった。あれこれ世間話をしながら電車に乗り込む。クリスマスシーズンということもあって、車内は結構な混みようだ。

おじさんは金融関係の人らしく、マンハッタンに10年、東京に2年、HKに、オーストラリアに...と、世界をまたにかけ、今は再び故郷のUKのシティで働いているそうだ。「一体何でUKに帰ってこられたんですか?こんな天気なのに」と冗談まじりできくと、やっぱりhomeはhomeということらしい。

ただ、マンハッタンで慣れ親しんだ、見知らぬ人とでもsmall talkが出来るような気軽な雰囲気はロンドンやロンドン近郊には皆無で、どうも自分はそれが恋しく、だから今は離婚を機に、ブライトンとHoveの間に、海を見下ろすワンフロアー全てを占めるフラットを買って住んでいるという。彼いわく、ブライトンあたりはまだそうした気軽さが残っているのだそうだ。

電車は駅に一旦停車した。降りる人達の流れをよけていると、奥に座っている2~3人の若い日本人の女性が犬を抱えた旦那(もとい、抱えられた犬)をカメラでパチリと写す。複雑そうな旦那の顔 笑。

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「ブライトンなら日本食はE-kagenが美味しくて手ごろですよ。先日、人のすすめで初めて行ってきたんです」というと、「そこならもう何回も行っています。日本食には目がないんです。僕は殆どアークヒルズで過ごしましたが、上野界隈にも住んでいたんです。六本木と全く違って、外人フリーの純粋な日本の街でした」

結構な稼ぎの人なのだろうけど、それを外見に出さない気さくなおじさんは次の駅で乗り換えのために降りていった。

It was really nice meeting you.

おじさんのいう通りだ。こういうsmall talkはどこか人生を楽にしてくれるような不思議な力を備えている。
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by uk_alien | 2007-12-04 03:40 | just a diary