スカムかラッキーか

昔、よく人生ゲームで遊んだ。
思いがけない配当や不運が、なんとなく異国風で不思議な感じがしたものだ。

先日いつものように義理ママからの電話が入った。彼女によると、1950年代に既に亡くなっているある人物の財産のうち、彼女の夫が所有権を有する分があるという知らせを受けたそうだ。価値は48,000ポンド(約一千万)。

夫は既に亡くなっているからこの所有権はそっくり義理ママに移行する。
さあ、スカムかラッキーか。

ことがことだけに彼女はソリシターを使って真偽を確認中。
ちょっと人生ゲームみたいだ。

この彼女の今は亡き旦那さん、つまり私の義父にあたる人はものすごく慎重な倹約家で、こうした小さめの投資をちまちまと各方面にしていた人だから結構信憑性はある。

生前彼はロンドンとその近郊にオフィスを持つソリシターの会社のパートナーだった。ある日、同じビルに入っていた、プロパティモーゲッジ専門の小さな会社が、彼の会社に話をもちかけた。

「実はうちもここいらで頑張ってUK全体に拡張しようかと思う。お宅には今までのうちの仕事をやってきてもらったことだし、これからうちがオフィスを出す毎にお宅の出張所を置く、という形でビジネスを展開しないか」

コントロールフリークの毛があった義父は、自分の支店をリモートコントロールするのも嫌がっていたくらいで、この話はあっさりと断ったらしい。

このモーゲッジ会社、今ではイギリスでトップを争うビルディングソサイエティーになっている。もし彼が当時YESといっていれば、今回のunclaimed propertyもミリオン単位のサプライズだったかもしれない。

残念、残念。
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by uk_alien | 2008-02-13 01:25 | family