「ほっ」と。キャンペーン

See you soon!

我家にホームステイしていた日本人の女学生さん。昨日は朝から最後のロンドン観光とお土産ショッピングに出かけていた。

と、午後、彼女のお母さんから突然電話が入る。

「飛行機、明日じゃないんです、今日なんです!今ロンドンの中心にいる娘から連絡が入りました!現在、お宅に向かっているところです」

うーん、ありがちだ。こりゃ高速の込み具合で決まりだな、と冷静に考えつつ彼女の部屋をチェック。20分あればパッキング出来そうだ。ネットで出発ターミナルを確認し、高速の込み具合をチェック。念のためエアラインの番号をメモった。

これを逃したらまずだめだ、という電車にしっかり乗って彼女は帰ってきた。誤るより、パッキング。見事に20分以内でパッキングとトイレを済ませヒースローに向け出発。

出会ったときから感じていたのだけれど、この子は何者かの力でものすごく守られているタイプの子。日曜の午後遅くという時間もあって、M25もM4もがらがら。事故もブレイクダウンも一切なし。(あと1時間遅れていたらM4の出口渋滞に巻き込まれていたところ。ラッキーな奴)。結果、チェックインは奇跡的に2時間半前に済ませることが出来た。カウンターのやさしいお姉さんに5kgオーバーの荷物をしっかり見逃してもらう。またしても、本当に運のいいやつ。

出国ゲートまで送って、さよならをした。今まで日本から訪ねてきた知り合いや姪をヒースローで見送って、一度も涙を流したことはなかったのに、今回は別れがとても悲しく、涙が止まらない。

We'll see you soon!
Yes! See you soon!

たったの3週間だったけれど、その間彼女を通して多くのことを学んだような気がする。

異文化/異言語圏に長く生活することで、私たちは自我を守るための様々な防衛手段を会得し、気がつかないほど自然に日々それらを駆使している。そうした心理的なテクニックは勿論生まれた国に住んでいても習得・常用されるものだし、それはそれで決して悪いものではないのだけれど、ややもするとそうした規制は自己の成長や、異文化への耐性/順応性、現地語の上達等に支障をきたしてしまう。

初めての外国で、自己と異文化環境との不協和音をしっかり感じる中、自己防衛のための一時の心地よさを選ばず、若さという強みを追い風に積極的に自分の背中を押し続けて不慣れな環境にひたむきに飛び込み、その結果、見事な勢いで言葉や文化、身の振る舞いをスポンジのように吸収していった、そうした彼女の姿は、「まだまだやることも出来ることも沢山あるよ、そしてそのカギは自分の中にあるんだよ」と私に教えてくれているような気がした。
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by uk_alien | 2008-03-18 01:44 | hosting students