悪夢の6日間

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イギリスは暦の上で(だけ)は春。ユーロ高のあおりもあってか、ヨーロッパからのホームステイのブッキングは続々と入ってきている。

ある日、いつも渡される定型フォームの予定表に新たな注意書きが。

「子ども達のベッドルームは出発前に必ずチェックしてください。破損や紛失があったら、彼らの出発前に必ず報告してください。その後のクレームは一切出来ません」

...あまり気にもかけずに、いつものように子ども達を迎え入れ、ベッドルームやバスルームの説明をしているうちに、今回の連中がとってもパイキーなお育ちだということがひしひしと感じられてきた。会って間もなくとも、言語が全く違えども、そういうことはすぐにピンとくるものだ。

そうして大変居心地の悪い6日間が始まった。

下品で失礼な態度は日々イギリスのティーンを目にしているおかげで結構免疫があるにしても、ホームステイの生徒でというのはこれが初めて。嘘を言って電話を使おうとしたり、最低限のハウスルールを無視したり、バスルームにかけてある私たちのバスタオルを体を拭くのに使ったり、朝からモバイルで音楽をがんがんならしたり...。

日曜の晩、階上から「Mrs! Mrs!」との声が。「There is XXXX in the bed」と繰り返している。なにいってんのかわからないので、「クモかなんかでもベッドの中にいたのかな?」と思いながら部屋に入ると、ベッドの羽根布団の上にしっかりくっきりと青いインクの巨大なしみが。どうやら宿題の手紙をベッドで書きながらふざけているうちにペンが布団の上に落ち、暫く気付かない間にしみが広がった様子。

驚きと嘆きの声をあげつつ布団カバーをはがすと、布団そのものにもしっかりしみがついている。

「自分たちの家じゃないんだから、もっと気をつけなさい!わかる?自分たちのものじゃないんだからしっかり注意を払いなさい!」としかりとばした後、熱湯とカーペットクリーナーで染み抜き開始。日曜の夜の9時。とほほ。

運良くカバーからも布団からもしっかり染みを落とした。「We are very sorry」だそうだ。So you should be。しかし、こういう連中のsorryは長くは続かない。

出発の日の朝にはまだ最後の一人があたふたとパッキングをしている間に「忘れ物がないように」といつものベッドルームのチェックを行った。「もしくすねられるとしたら...日本から持ってきたあのピンクの目覚まし時計が一番危ない」とひそかに危ぶみつつ。

倒れて仰向けになっているにせよピンクの目覚まし時計がしっかり残っているのを確認し、子ども達全員を部屋の外に出してから最後にベッドルームを後にした。

彼らをバスまで送って、家に戻り、ベッドリネンをとりに部屋に戻って、仰向けになっている時計を直すと...

やられた。単3のアルカリ電池が抜かれている。

YOU, PIKEY BASTARDS!

こうしてnastyなランドレディーが出来上がるのだ。
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by uk_alien | 2008-04-11 01:01 | hosting students