カテゴリ:just a diary( 57 )

労働の美学

春に向けてバラやらなにやらの最後の剪定を済ませた。更に、背が高くなりすぎて、畑の日のあたりを悪くしているhawthornとelderの木を、はしごに登ってチェーンソーとロッパーを使ってドラスティックに剪定した。切り落とした幹やら枝やらをさらに細かく切って片付け終わった頃には全身の筋肉がふるふると震え、その後2週間近く全身筋肉痛に苦しむことに。

ずっと先送りにしていたフロントガーデンのフェンスのデザインをPAINTを使ってあれこれ悩んだ挙句に決め、見積もりをとり(といってもお決まりのfeatherboardとpicket fencingで大したことはないんだけど。税込み2千ポンドなり。これで初夏のホリデーはパー... 泣)、そんなこんなのうちに息つく暇もなく夫婦二人+動物達の静かな生活から、日本人の学生さんとベルジアンガールズ三人が加わって、目下我家は一気に大所帯ファミリーの様相を呈している。

相変わらずジャパニーズガールとの話はつきず(本当にいい子なのよ)、彼女が帰国した後ぽかんと空いてしまうスペースを今から恐れている毎日。一方、「他のクラスメートと比べて格段に美味しいサンドイッチを作ってもらった」といってとてもハッピーなベルジアンガールズは昨夜、寝る前にパジャマ姿で階下に降りてきて、順番に私たちにgood night kissをしてくれた。がわ゛い゛ずぎる゛~。(食べ物の力は偉大だ。)

仕事の方はといえば、ボスがキャパオーバーを理解してくれ責任の一部を除外してくれたおかげで人間らしい毎日を送っている。血まなこで頑張ったのをわかってもらえたようで、6ヶ月のprobation期間中だったにも関わらず異例のボーナス支給と昇給処置をしてくれた。

よかった、よかった。
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by uk_alien | 2008-03-09 03:25 | just a diary

外人身分

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ごんごん、とドアをノックされたのでチェーンをかけて出てみると、鼻先にnPowerのIDをぬっと出された。

「エナジーサプライヤーについてご質問できればと思うのですが、お時間よろしいですか」

とセールスマンらしく押しの強いso-matter-of-fact-that-you-can't-possibly-say-no口調で言ってくる。仕事で泥のように疲れて帰宅し、気を取り直して美味しいコーヒーを入れた直後。このクオリティータイムを奪われるのは冗談じゃない。

とっさに以前ihokoさんやleira-londonさんが残してくれたコメントを思い出したので、即実践。

Are you the home owner?
あー、のー、のー。ジャストキーピングザハウス。
You're keeping the house? Where's the home owner now, then?
ひー、あー、ひー、あっとわーく。アイドンスピークグッドイングリッシュ。ソーリー。

といってぴしゃりとドアを閉める。

素晴らしい。彼は「ちっ」とは思っても大して嫌な思いはしていないだろう。
そして私も最小限の時間のロスで済んだ。

外人でいるって、たまにはいいこともある。
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by uk_alien | 2008-02-07 03:42 | just a diary

名物のお味は...

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イギリスは日本と違い、「サラリーマンに安くて美味しい定食を出す店」なんてものはないから、皆殆ど外食はせず、買うか持ってくるかして、静かにデスクで仕事をしながら食べているのが常だ。しっかり一時間休憩をとっていた日本の習慣が懐かしい。

そうした事情に加えて、パート勤務になったこともあり、今では「ランチする」ということがすっかりなくなってしまった。

時折あるお誘いも、時間内に仕事を終わらせたいがために大抵はお断りしてきたのだが、今日は二週間前からHRのチームが某店名物の「フィッシュフィンガーサンドイッチ」を食べに行こう!と計画して誘ってくれていたので、お言葉に甘えてジョインすることに。ホリデーで行けないと辞退したお局様曰く、「いいとろを選んだわね。あそこのフィッシュフィンガーサンドイッチは格別よ。絶対後悔はしないわ」とのことだったが、さて、名物のお味は...

うーん、やっぱりまずい。

ま、食べ物は別として、女5人であーだ、こーだとくっちゃべるというのも久しぶりでとても楽しかった。特にHRのヘッドが混じると話がカラフルで興味深い。

あー、チームワークが懐かしくなっちゃったな。
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by uk_alien | 2008-01-25 02:35 | just a diary
今日、年明けてから初めてのホームステイの生徒さんたちを迎え入れる。
しばらくだれていたので我家は掃除が足りない(汗)。
まったく、もちょっと気を入れて家事をやらないと...。

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こうしてホームステイの生徒さんが来てくれるおかげでいやでも掃除、片付け、皿洗いをせざるをえないため、散らかし屋二人+動物3匹の我家でもなんとかとりあえず人の住処のようななりを保っている。

やっつけ掃除を始める前に、コンサーバトリーに座って腹ごしらえをする。目下去年買ったジャズミンが蕾をつけている。花が咲いたらとてもいい香りが家中ににあふれるだろう。楽しみだ。

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さ、今日もこれから掃除しなくちゃ。

でも、実はわくわくしててとても掃除どころじゃない。先日、清水の舞台から飛び降りてカメラとレンズを買ったのだけれど、その数日後に、一番欲しかった35mm f/1.4を縁あって手に入れる機会に恵まれ、ついに購入。今日手元に届いてもう有頂天!

それでも掃除はしなくちゃ...
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by uk_alien | 2008-01-17 01:21 | just a diary

寄り道

イギリスでの生活にも大分慣れた。

慣れること自体は精神衛生上いいことだけど、一刻を惜しんで外に出かけていた以前の自分と比べると、今はとてつもなく怠惰。冬にふらふら出歩くなんざとんでもない。仕事が終われば直帰!

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これではいけない、と思って少し寄り道をすることにした。

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冬に遺跡を訪ねるなんざ...十ん年ぶり。やっぱり人っ子一人いやしない。

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冬の閑散とした景色は、初夏のそれに比べると、たいそう荒涼として興ざめだ。でもやっぱりそれはそれでどことなく風情があり、逆に天気など気にせず、見知らぬ街へ出向いては心の地図を広げていった昔の自分が思い出されて微笑ましく思った。
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by uk_alien | 2008-01-16 02:13 | just a diary

ハイエナと化す

仕事が終わって駐車場に停めた自分の車に戻ると、ハザードがついている。

今朝隣の車がすごい停め方をしていたので仕方がなく助手席に移動して外に出たのだが、そのときにハザードのスイッチを誤って入れてしまったに違いない。

それでもエンジンはかかるだろう...と思ってイグニッションを回すと...たら~...バッテリーがあがっている。

日本車はブレイクダウンすることがまずないので私たちはAAやRACのメンバーにはなっていない。外は暗く、寒く、雨が刻一刻勢いを増して降っている。バッテリーをつなぐケーブルは車に積んでいるけれど、この時間のこの駐車場は、子連れのお母さん達か年老いたカップルしか歩いておらず、雨の中こういうテクニカルなヘルプを提供するプロファイルからは大分ずれている。

まずい、どうしよう。

とりあえず、マチュアといっても男は男。一人目にトライ。
「うーん、車の中で赤ちゃんがぐっすり眠っているんだ。だから車を動かせない。他の連中がレジャーセンターに行っている間この孫のお守りをしているんだよ。ごめんね。」
あえなく撃沈。

二人目。やっぱりマチュアな男性。「助けになるかどうかはわからないけど...」と自分の車を回してくれたはいいけど、ケーブルを使ってエンジンをスタートさせるのはよくわからないから、私の車をハイギアに入れて後ろから押してそれでスタートさせよう、という。おいおい、おじさん。右手がもうぷるぷる震えているじゃないの。あなたが押すとしたらそれは歩行器であるべきよ...とは言わず、「そんな危険なことを強要できないわ、誰かにジャンプスタートしてもらうから、気にしないで」といって別れた。

やさしそうで、頼りがいがありそうで、更にメカにも強そうな若目の男...そう、私には男が必要なのよ!と心の中で叫びつつハイエナのように駐車場を徘徊する。うう、やっぱりママか年寄りしかいない。雨に打たれ続けて「もうだめだ」と思った瞬間、駐車場に併設されているレジャーセンターからコスタのコーヒーを片手に抱えたスーツ姿の男性が出てきた。年のころは30後半か40前半、スマートなアッパーミドルプロフェッショナル。「一日の仕事を追え、家に向けて運転して帰る前に暖かいコーヒーを買ってきた」に違いない。ターゲットプロファイル!

一瞬躊躇したが「He IS your man! GRAB him!」という頭の中の叫び声に従って駆け寄り、事情を話した。すると、二つ返事でOK。停めてあるネイビーのアウディのエステートを私のdwarfマイクラの横に並べ、ケーブルを繋ぎ...voila!エンジンがかかった。

雨の中もう本当にすみません、本当に助かりました、ありがとうございます、と心から礼を言って別れた。ふぅ。

それにしてもランダムに男目当てに駐車場を徘徊する...というのは妙に新鮮な体験だった。
後から思えば笑い話。
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by uk_alien | 2008-01-11 03:55 | just a diary

ぐったり

朝起きたら久しぶりの晴れ間。

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本を読みながらカフェラテをすすった後、犬を散歩させ、もういい加減やらなければいけない庭仕事にとりかかった。

庭の物置き小屋をすっかり覆っているジャズミンとクレマチスとハニーサックルとバラ。この春の花はあきらめ、はしごにのってばしばしと剪定。その後、他のクライマーを少し剪定したらもうあっというまに午後の4時。文字通りぐったり。

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Gardener's Worldを読みながらお風呂にゆっくりつかって、しばし休憩。旦那が作る夕飯の匂いに期待を膨らませる。

明日はクリスマス明けのセールでやっと購入した洗濯機と冷蔵庫がやってくる。
うう、それにしても体が痛い...。
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by uk_alien | 2008-01-07 03:39 | just a diary

いつもぎりぎり

イギリス生活にも大分慣れてきたけれど、クリスマスはどうでもよく、12月31日に出勤という事実が悲しく、1月2日から出勤というのもいまだ理不尽に感じるところがしっかり日本文化の人な私。

まずい、カード書かなきゃ。
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by uk_alien | 2007-12-14 01:44 | just a diary

お別れ会 Part 1

旦那の友人の中でも、私の一番のお気に入りだった2組のカップルが時を同じくしてそれぞれニュージーランドとオーストラリアへ移民する。結構寂しい。

ニュージーランドへ移民するカップルは旦那さんがサイエンティストで、彼のパーマネントの仕事がかの地に決まった都合。奥さんはビジネスアナリストなので業界を選ばず応用が効くため現在のポジションをギブアップしても構わないそうだ。

オーストラリアへ移民するカップルは、オージーパートナーの男性のお国へ帰るという形。移住に同意したイギリス人男性はこれを機に金融関係の専門職のキャリアをすっぱり捨て、長年の夢だった自分自身のデリカテッセンブランド設立のために緻密なビジネスプランを立てている。ニースのフラットを売り払って資金を作り、オージーパートナーとは全く無関係にインベスターとしての移民ビザも既に取得した。彼はこの夏某ミュージアム内のカフェでウェイターとしてのワークエクスペリエンスもしっかり積んでいる(笑)。

食べ物とワインをこよなく楽しむこのメンバー。夏はいつも我家でBBQをするのだが来年からはもうそれもなくなる。1月の出発を前に、昨日はオーストラリア組カップルのロンドンブリッジにあるフラットでディナーパーティーが開かれた。

昔のウェアハウスを大規模に改装して建てられたこのフラットは、話にはきいていたけれど、ものすごいおしゃれ。セキュリティーゲートを通って敷地に入り、スマートなガラス張りの建物にゆったりとデスクを構えるコンシェルジェにフラット番号を伝える。ミニサマーリゾートのような中庭を池沿いに歩き、そこに面したテラスのガラスドアが入り口。いやはや、すごい。まさにアーバン・ライフ。

メゾネットになっているフラットを一通り見せてもらって、ディナー開始。レストラン並にセットされたテーブルにはネームカードとメニューが置いてある。

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カナペとカクテルが終わると、まずは小さなグラスに入ったグリーンピースとココナッツの暖かいスープ。指でつまんでくいっと飲む。

スターターはぱりっとグリルしたパルマハムを25 days oldのクリーミーな若いゴルゴンゾーラ、ウォータークレス、ザクロに載せ、甘い花の香りをつけてバルサミコ酢を添えた一品。さっぱりとして美味しい。

レモンシャーベットをはさんでメインはsea bass。パンフライをしたsea bassを炒めたウォータークレスとレモン風味のビーンズに載せている。sea bassの味がしっかり味わえた。

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デザートはチリ風味のチョコレートを使った贅沢こってりムース。「それでもチョコレートの量を半分にしたんだ。何が入ってるかきいたらカロリーが気になって食べられないよ」

コーヒーを飲みながら、彼らが既に購入したオーストラリアのフラットの写真を見る。これまたものすごくおしゃれなウォーターフロントのコンプレックスで、シティセンターへは歩いて10分という利便さ。ラッセルクロウの家もここに入っているらしい。

オーストラリア...気軽に行けるところではないけれど、いつか訪ねていけるかな。

ディナーはバラエティーに富んでいる割に量も適度で、本当におしゃれで美味しかった。もっともっとおしゃべりを楽しみたかったけれど、電車の時間もあるので後ろ髪をひかれつつお暇することに。

12月末には我家でこのメンバーをおもてなしする予定なのだけれど...こんなおしゃれなディナーの後、な、何を出そう?
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by uk_alien | 2007-12-09 20:30 | just a diary

雨と電車と犬

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週末はワインに目がくらみ、あの雨の中をわざわざ電車で出かけた。

駅で電車を待っている間に、両親を訪ねてやってきたという見知らぬおじさんと犬がきっかけで話が始まった。あれこれ世間話をしながら電車に乗り込む。クリスマスシーズンということもあって、車内は結構な混みようだ。

おじさんは金融関係の人らしく、マンハッタンに10年、東京に2年、HKに、オーストラリアに...と、世界をまたにかけ、今は再び故郷のUKのシティで働いているそうだ。「一体何でUKに帰ってこられたんですか?こんな天気なのに」と冗談まじりできくと、やっぱりhomeはhomeということらしい。

ただ、マンハッタンで慣れ親しんだ、見知らぬ人とでもsmall talkが出来るような気軽な雰囲気はロンドンやロンドン近郊には皆無で、どうも自分はそれが恋しく、だから今は離婚を機に、ブライトンとHoveの間に、海を見下ろすワンフロアー全てを占めるフラットを買って住んでいるという。彼いわく、ブライトンあたりはまだそうした気軽さが残っているのだそうだ。

電車は駅に一旦停車した。降りる人達の流れをよけていると、奥に座っている2~3人の若い日本人の女性が犬を抱えた旦那(もとい、抱えられた犬)をカメラでパチリと写す。複雑そうな旦那の顔 笑。

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「ブライトンなら日本食はE-kagenが美味しくて手ごろですよ。先日、人のすすめで初めて行ってきたんです」というと、「そこならもう何回も行っています。日本食には目がないんです。僕は殆どアークヒルズで過ごしましたが、上野界隈にも住んでいたんです。六本木と全く違って、外人フリーの純粋な日本の街でした」

結構な稼ぎの人なのだろうけど、それを外見に出さない気さくなおじさんは次の駅で乗り換えのために降りていった。

It was really nice meeting you.

おじさんのいう通りだ。こういうsmall talkはどこか人生を楽にしてくれるような不思議な力を備えている。
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by uk_alien | 2007-12-04 03:40 | just a diary