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ロンドン観光

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昨日は義理ママの家に泊まりに来ている三番目の義兄ちゃんの家族とロンドン観光。家族全員National GallaryもBritish Museumも行ったことがないというのでここは外人の出番。

ピカデリーサーカスで午前中のショッピングを終えた彼らと、半休をとった旦那と待ち合わせ。旦那を含め兄弟4人が子ども時代を過ごした屋敷にかかっていたという、想い出のコンスタブルの本物を見るというのが目的だったのだが、残念ながら貸し出し中だった。その代わり印象派の絵画をまとめた特別展が行われていたのでそれを見に行く、15歳、17歳のティーンエイジャーボーイズは「これ本物?」「いくらするの?」「これ台の上にのって描かないと届かないよね」「いうほどのことないな、これ」「あ、これは色がきれい」と素直な感想を述べながらついてくる。

その後は大英博物館へ。「世界史」の授業がない彼らはロゼッタストーン、ヒエログリフと聞いても何のことかさっぱりわからない。
15歳「これ、読めたの?」
私「読めなかったけど、解読されたんだよ」
17歳「なにで書いたのかな?」
私「Biroだなきっと」
こんな調子なのでアッシリアはパス。



17歳の甥っ子にきいた。
「ねえ、世界史が選択にないなら歴史はまったく勉強しないの?」
「歴史はちょっとはやるけどせいぜい大戦から。でも僕はこういうエジプトとかの古い歴史に興味はあるんだ」
「ふーん。私たちなんかちゃんと世界史の授業でエジプトあたりから始まって、あまりにそれが興味深いからそこばっかに時間食っていつも第二次世界大戦までいかないんだよね」

お決まりのミイラ、パルテノン神殿の彫像、アングロサクソンのお宝サットン・フーなどを見物して午後の3時。スターバックスで暖かい飲み物を抱えながらぐったりして、3月下旬に彼らが住む南ウェールズへ行く計画をたて、それぞれの帰路についた。

とても楽しかった一日。
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by uk_alien | 2007-02-14 01:14 | family
今日は家族総出で義理ママの70歳のお誕生日パーティ。典型的なカントリーレストランだから料理は大したことないだろうな...と思いつつ、それでも久しぶりの外食なんだから美味しいものを食べたいな...とはかない期待を抱いて出かけた。

二階のバーで一同グリーティングを済ませ、まずはビール...ではなく、美しくシャンパン。
Ruinart Rose。さすが兄ちゃん、気張りすぎずさらっとエレガント。運転手の私は歯軋りしながらスパークリング・ウォーターで我慢。と、根性がひね曲がった二番目の義兄から連絡、「風邪」のためドタキャンだそうだ。問題児欠席のニュースに内心皆ほっと胸を撫で下ろし、二本目のRuinartが空いて階下へ。さてお食事は...

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...やはり予想を裏切らず。たかがA3をちょっと入ったヴィレッジでスターター9ポンドマーク、メイン18-19ポンドマークの価格設定だけでも既に軽犯罪なのに、70年代にLe Cordon Bleuの教科書で丹念に修行したシェフが時代はとうに21世紀に突入している事実にも気付かずにそのままキッチンでヘッドシェフをしているに違いない、と確信させるお料理。

私はスターターにスモークチキンのサラダ、メインにモンクフィッシュを注文した。

サラダは棒状に切った野菜を皿の中心に向かって同心円上に並べたもの。まさに「昭和の奥様洋食盛り付け一工夫」風。それが、意味もなく粒入りマスタードを混ぜた水っぽいドレッシングに浮いている。半分手をつけてそれ以上口にするのは止めた。

しかし、メインのモンクフィッシュは更にそれを上回る組み合わせ。こしたジャガイモに炒めが足りない玉ねぎをまぜて台座をつくり、ローストしたモンクフィッシュを載せ、バターと粒入りマスタードソースとGod knows whatが混じった異様なオレンジ色のソースがべったりかかっている。(このソースは義姉が頼んだチキンのソースと同じ味。なんなんだ、一体?)

茹ですぎたブロッコリー、にんじん、インゲンを未だ銀皿から一人一人にサーブするのはラスティック・チャームのうち、と認めるにしても、それらが合わせ乗った私の皿は既に犬の夕飯状態と化している。全てを一口ずつ試し、結局ソースも付け合せも全て無視してMonk fishだけに集中することとした。

旦那はといえば、スターターのポーチドエッグサラダに満足したものの、メインの牛フィレのマデイラソース添えはどう見ても、どう味わっても牛レバー。これはもうさすがにいただけないとつき返した。二度目に出てきた旦那のステーキはパーフェクト。一晩かかって煮詰めたようなべっとりしたマデイラソースの味は...まあ別として。

この間、バーガンディの白がばしばし空き、ワインは60-70ポンドマークのプィリアックへ。

それまでスパークリングウォーターで我慢していた私は、プィリアックの香りをかぐと、ここまでまずい料理を我慢したんだから私も楽しむぞ、とスモールグラスを頼んだ。まろやかでバランスがしっかりとれていて美味しい。

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Happy Birthday to youを合唱してチョコレートのバースデーケーキ(勿論砂糖もバターも体によいと信じた古きよき70年代風のお味)をいただき、度を越さないようボルドーの赤を申し訳程度にすすって旦那のチーズを横からつまんで、26年もののアルマニャックで締めた。

チーン、お一人様100ポンドなり~。
この食事に100ポンド...。払わない。絶対に、自分だったら払わない。
ちなみに人数は10名+乳飲み子。ビルはさらっと軽く1000ポンドを超えた。
いくら成金でもケチな小心者では出来ないことだ。
うう、義兄ちゃん、ありがとう。

どんなに食事がイングリッシュでまずくても、今回はこの義兄ちゃんのいつもながらの太っ腹加減と気遣い、義理ママへの愛情と長兄としてのさりげない責任感、そして何より連れてきたnew born babyに対する彼のこれまでは決して見られなかった父親らしい愛情がパーティーに暖かさを添えた。(さすがに4度目の妻、隠し子を含め5人目の息子とまでくると彼もそろそろ父親らしくしようかと思うようだ。)

義理ママはといえば、とても喜んでいる様子だった。彼女にとって70歳にしてこうして息子達とその家族が同じテーブルについて楽しいひと時をすごしているのを目にするのが何よりの喜びなのだろう。
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by uk_alien | 2007-02-12 07:54 | family

大人になれない

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私が仕事を辞めてから私への義理ママの態度が少し変わった。遠慮が無くなったとでも言えばいいのか。人生で一度も仕事をしたことがない彼女にとって、フルタイムの仕事をしている人は「よくわからないけど時間がないのね」という存在で距離をおくが、専業主婦をしている人には「勝手がわかっているから一言いわせてもらうわよ」というスタンスなのだろう。わからないでもない。

年末旦那がフランスへ出かけていた夜のこと。旦那もいないことだし、完全なプライバシーを楽しみたかった私は午後から夜にかけての電話は一切無視していた。で、9時半頃またベルがなったので「旦那かな?」と思って出ると、義理ママ。

一晩中つかまえようと電話してたらしい。どこにいたかをきかれ、そこがどれくらい離れているかをきかれ、一日中そこにいたのかをきかれ、更にいきなりBBCのワインの番組を旦那のために録画したのかどうかを聞かれ(勿論そんなものは撮ってない)、濃霧の中彼が無事に宿に到着したかどうかの確認もしていないことを遠まわしに責められた。

辟易。

明るい会話を保つ努力は最低限レベルに下げ、「彼、携帯持ってますよ(かけるならどうぞご勝手に)」と言い放って電話を切った。

さて、それでも、クリスマスに向けてほぼ連日、ひどいときには一日に二~三回の電話に目をつぶり、彼女宅での泊りがけのクリスマスも無事に終えた私たちは、12月29日、まだ完成したコンサーバトリーを目にしていない彼女を我家に招待し、正式なオープンセレモニーとしてシャンペンを用意した。

シャンペングラスを持ってコンサーバトリーに腰を下ろした彼女は、いきなり「まずは...」といってサプリメンツのカタログを取り出した。生理前の諸症状に効くというタブレットにマルがしてある。前回会った時に確かに「生理で偏頭痛がひどくなったりすることがある」という話はした。したが...。

私:「私はあまりサプリメンツをとることは好きじゃないんです。それに私の場合生理前や生理中の体調の変化は自分でコントロール出来る範囲ですので...」
義理マ:「それは自分で判断するんじゃなくて、まわりの人に聞くべきなんじゃないの?」
私:「.....(むっかーーーーーーーーーーーーーー!)....」
旦那:「(なんとか場をとりもとうと努力)ははは、そうか。うーん、試してもいいかもね、なーんて」
私:「(旦那のおちゃらけは無視)私は頭痛にしろこうしたホルモンのバランスの変化の影響にしろ、コントロール出来える程度であれば、自分でコントロールすべきだと思ってますから」
義理マ:「私は不賛成だわ。これはね、100%ナチュラルで害はないのよ。今は食べ物も栄養分が不足しているからこうしたものをとらないとだめなのよ」
旦那:「母さん、もういいじゃないか。もうカタログは渡したんだからあとは彼女が自分で判断することでしょう?」

「それならそれでいいわ」とうなり、バッグをごそごそとまさぐった彼女は大仰に「次はね、あなたたちがなんと言おうとね、私は持ってきたわよ」というとDVDのディスクを数枚取り出した。デリア・スミスの料理番組、デリア・サマーのシリーズ完全コピー。

「絶対いらないってあれほど言ったのに!」と叫ぶ旦那を無視し、何がなんだかわからずあっけにとられる私に向かって「デリアのレシピはね、すっごく簡単なのよ。観てて、あらー、お料理ってこんな簡単に作れるのね~って感動するから。あなたは家にいて時間があるでしょうからそういうときに観ておくといいわ。私ですら今見直しても勉強になることが沢山あるのよ」

頭の中で血管がぶちぶちに切れる音が聞こえた。理性が「確かにデリア・スミスがイギリス家庭の食文化向上にいくばくかの貢献を果たしたのは事実であるし、彼女の基本に立ち返るという理念は素晴らしい」と訴え、感情が「レシピをわざわざ見るなら健康和食レシピをネットからひっぱってくるわい、この世間知らずのdo-gooderデブ!」と歯軋りする。

「あなた達がなんと言おうと置いていくから」と言い切ってテーブルの上にDVDを置くと、彼女は話題を変えた。「そういえば、先日掃除していて思ったの。ベッドルームのテレビ台の下をもうかなりの間掃除していないわって。でも動かすには体が痛くて大変だし...」

本当に困って痛々しい表情をする彼女に「言ってくれれば先日泊まった時に動かして掃除したのに...」という私を完璧に無視して、「そこでね、待って、これもフラットスクリーンに替えればいいんじゃない?だったら軽くてお掃除も楽だわ!って気がついたのよ。だから2月のお誕生日にはこれを自分で自分にプレゼントにするって決めたの。主人はいつも私の誕生日には豪勢なものをくれたもの!きっとこれも天国から彼がそうするといいってアイディアを送ってくれたんだわ」 (キッチンとリヴィングルームのTVは勿論既にフラットスクリーン)

既に発注済みで来週には配達されるらしい。古いのはもういらないから「欲しくない?」ときく。

もうだめだ。はっきり言ってついていけない。

いまだ息子離れできない強烈な母性も、相手の気持ちや立場を考えない一方的な発言も、無知からくる階級/人種差別的発言も、自己中な中流階級的「実用主義」に基づく散財も、もう沢山だ。本当にもう沢山だ。

義理の家族なんて、そういうものだ。
そういうものだけど...本当にもう沢山だ。
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by uk_alien | 2007-01-02 04:31 | family

宴の後

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この時期は欲しくないのにもらってしまったクリスマスプレゼントがネットにあふれる。

私はこのクリスマスギフトやソックスフィラーというコンセプトが理解できないクリスマススピリットが欠落したScrooge。毎年毎年一生使われないガラクタが増えていくのが悲しい。

今年は旦那の方から我家の家計状態をしっかり伝え、no nonsenseを唱え続けた効果があり、10月の段階で早めのクリスマスプレゼントをありがたく頂戴していた。旦那には服とワインを買えとキャッシュ、私にはコンサーバトリー用の観葉植物。civilised。すばらしい。

さて、クリスマス当日。あれだけ言ったのに恒例のでっかいソックスがプレゼントでぱんぱんになっている。ああ、母の愛とはかくたるものよ!

数々のbits and pieces - チョコレート、スパイス、ワインコルク(嗚呼!)、皮むき(人は一生にいくつの皮むきを使うのだろう?)、花瓶、なんちゃらが入ったオリーブオイル、ハーブ、よくわからないけど入れ物が気に入ったから買ったの!というフランスのお菓子、特別なハーブソルト、バターディッシュ(あるっちゅーに)、フルーツケーキ、マグ(もう戸棚に入らない~!)、amazonでも売れなさそうな本達(Jamieの本は当たり)、エトセトラ、エトセトラ。

決定打は三段重ねのスチーマー。あるっちゅーに...。

義理マ「あなたは多分竹のを持ってるでしょうけど、これはとっても便利なのよ」
私「...(竹?)...」
旦那「母さん、ぼく達のは竹じゃないよ、母さんが以前くれたやつだよ」
義理マ「あら、そう。忘れちゃったわ。そっちを誰かにあげたら?これすごいスグレモノよ」

愛情が無駄遣いにしか見えないふとどき者の私は、「Jamieの本だけで十分なのに」という思いをぐっと呑みこみありがたくスチーマーとその他のプレゼント達を頂戴した。

さて、猫たちの様子を見に部屋に戻った私は、ベッドルームのたんすの上にぽつんと置かれたティーポットに気がついた。このスペアールームは普段彼女が飽きて手放したい物置き場になっている。

「ねえ、あれ、要らないのかな?」

手ごろなサイズのティーポットがずっと欲しかったのだが買うと高いし気に入ったものも見つからないしでずっと買えずにいた。

義理ママに聞いてみると、その食器のフルセットはもう要らないから別の息子家族にあげたそうだ。ティーポットは断られたが、やっぱりセットだし、彼ら用にまだとっておきたいから私たちにはあげられないという。

その代わり、といって別の要らないティーポット達が呈示された。大きいのはやはりセットで買ったがシリーズが廃盤となり、今後何かが壊れたときに買い足しが出来ないからもう要らないという。(注:ちなみにこの国の中流階級はこれをbeing practicalという。驚きだ。)

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捨てる神あれば拾う神あり、だ。大小ありがたく頂戴した。
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by uk_alien | 2006-12-28 20:16 | family

ほろ苦い梅干の思い出

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日本の家の庭には古い梅の木があって、毎年母が実を収穫しては梅酒と梅干を作っていた。縁側に新聞紙を敷いて、その上に梅が干してある風景が今でも目に浮かぶ。

昨年父が亡くなって、この家を手放した。だから母の梅干作りもこれで終わり。

楽しいことよりつらいことの方がはるかに多かった家。自立するまでの18年間を過ごした家。この家のことを思い出すことなどまずなかったのに、去年葬儀で暑い夏の3週間を過ごして以来、イギリスの自宅のベッドで寝ていても明け方ふと目を覚ますと、自分が日本の家の二階で寝ている錯覚をおこすことが多くなった。部屋の位置関係や窓の位置を体が覚えている感じ。大分たって、自分がどこにいるのかを思い出す。

やれやれ。これをトラウマと呼ぶのか、加齢と呼ぶのか。いずれにしても、もう解放してよ、という気分。(ちなみにこれは死んだ父とは関係なく私の心の問題。奴が化けて出ようもんなら私がのし紙つけて地獄に落としてくれよう。)

5年前に母がくれた梅干のビンの残りはあと少し。母と私は全くといっていいほど近しくない。しかし、農家の出の彼女は、私が家を出てからも、どこに行っても必ず彼女の梅干を持たせていた。これで最後。これからはもう在庫補充はないのね、と思うとやっぱりつらい。とてもつらい。
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by uk_alien | 2006-08-01 20:21 | family
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義理の家族が集まる一族郎党BBQは、大きな家が立ち並ぶ高級住宅街の一角にある義理の長兄の家で行われる。

この義兄の4人目の妻は料理をしない。3番目の奥さんの時はいつも地元の肉屋から仕入れた美味しい子羊のすね肉を赤ワインやら蜂蜜やらで下味をつけたレストラン顔負けの料理だったのに、彼女と交代してからのこの2年は、ワインはともかく、センズベリーズのパックからそのまま取り出しただけの、金持ちにしては驚くほど質の悪いBBQだった。

そうした食べ物に対する期待感の薄さに加えて、今年に入ってから、義理ママの連続的にかかってくる電話やいらぬ忠告、根性の曲がった二番目の義兄からの私への個人的な不意打ち攻撃等々もあって、今回のBBQへ赴くのは非常に気が重かった。

しかし、人生極力明るい面を見据えて生きていくべきもの。久しぶりのお出かけだし、ウォルターの教育上もってこいだし、何よりめったに口に出来ない高級ワインが浴びるように飲めるのだ!と自分にいいきかせ、ずる休みしたい衝動を押さえつつ重い腰を持ち上げた。

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駆け付けでピムズを2杯、80云年のバーガンディの白を2杯飲み干し、エネルギーを充電。

6万ポンドかけて3番目の妻が改築したキッチンを抜け庭に出ると、なんと、今年の食べ物のパックはウェイトローズのものに格上げされていることがわかった。去年、一昨年とかなり質が悪かったため、どっかしらから苦情があがったに違いない。バーガーとステーキをきっぱり断り、チョリゾとチキンのケバブを一つとって二種類のサラダを山盛りにプレートに盛り、84年のボルドーの赤と、85年のリオハで胃袋に流し込んだ。

父親の後光のおかげでおポッシュなパブリックスクールのアクセントとグラマーを身につけた前妻との子供たちはもういい加減大人になってきた。過去数年妙に鼻につく彼らの存在が現妻の間に生まれたニュートイ、もとい、ニューベイビーのおかげで心なし影が薄いのにサディスティックな満足を覚える。

根性曲がりの二番目の義兄とその妻はきっぱり無視し(売られたけんかは買わないが、けんかを売られた事実は絶対に忘れない)、その他の皆さんと差しさわりのない会話を交わす。ダイエットを気にして「私は遠慮するわ」とにっこり微笑む義理の甥っ子の今年のガールフレンド、パブリックスクール・ブロンディを尻目に、デザートのチーズとベークドアラスカン(アイスクリームをメレンゲで覆ってさっとオーブンで焼いたデザート)一切れとミントチョコレートアイスクリームをしっかり平らげた。

再び電車で帰り、家に到着したのは8時頃。結構食べたんだから...とも思ったが、なんか無性に違う食べ物で胃袋をリセットしたい気分は止まず。結局一日の最後は納豆スパゲッティで締めくくった。

く、食いすぎた。
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by uk_alien | 2006-07-18 00:45 | family

しめくくりの電話

How's your life?
How are things?

とかきかれると、聞き手が特に親しい友人でない場合は答えにつまる。適当にごまかす。
べらべらべらべらききもしないことをことの詳細まで話す輩は、聞いている分には短時間なら問題ないが、単に話のネタのためだけに私のことをあれこれ詮索されるのはたまらない。私は私事は私事にとどめておきたい人間なのだ。旦那からはアンチ・ソーシャルと笑われる。

さて、先週の土曜日、義理ママの家を訪問した際、お暇するちょっと前に思い出して犬を飼うことを報告した。「あら、よかったわね~、楽しみね~」といったやりとりの後、穏便に帰路についた。

数日後の火曜の夕方遅く、ブリーダーからウォルターがどんなにスイートかといった電話があった後、ブログをアプデートし、白ワインを一人であけて幸せに浸っていた。すると義理ママから電話があった。

「こないだ犬のことを一日の最後までふれなかったのはなぜ?何か理由があるのかしら?日中にホリデーの話とかも出ていたのにどうしてもっと早くに言い出さなかったわけ?」

幸せな気分は一気に冷めた。うざったい。大体私たちが犬を飼おうが飼うまいがあんたにゃ関係ないし、それを私がいつ話そうがあんたのしったこっちゃないだろうが?

「さあ、私は自分のことは進んであれこれ話さない人間なので、そのときまで触れる機会がなかっただけでしょう。それだけのことです」
「あら、そうなの?ま、いいわ。ところでウォルターは私の義理の兄の名前なの。ウォリーといってね。家に来たときには間違ってウォリーと呼んでしまうかも知れないわね。ウォリー、ウォリーなんてね。」
(私: むかっ)
「ところであなた達が帰った後本で調べたのだけど、その犬、かなりコートの世話が大変なようね。」

言葉のとげを何気にそのままにしてまくしたてる彼女に私はむちゃむちゃ腹が立ってきた。

「いいえ。覚えてます?私は以前この犬種を飼っていたっていいましたよね。一日一回のブラッシングだけで全く問題ないですよ。いい犬ですっ。」

とりあえず形だけは平和に会話を終え電話を切った後、全身に怒りがみなぎった。
なんだったんだあれは?

3分おきに怒りの叫びをあげつつ、ヴェルディのオペラをものすごいボリュームでかけながら夕飯を作った。(ハドックにおろしガーリック+マヨネーズを塗って、レモンとパン粉とパセリを混ぜたものを上にかけ、チェリートマトをトレーに散らしてオーブンで焼く。美味。)

子ども達がでっかくなってもいまだに物事にinvolveされたい、そしてされないとすねるマザリーの権化の義理ママ。限られた人間以外には私事に踏み込まれたくない母性本能が欠落した超プライベート人間の私。

二人は両極端に違うんだから怒っても仕方ないよ、という旦那に、(わかっちゃいるが)その晩は牙を剥きふて寝した。
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by uk_alien | 2006-05-18 20:05 | family

ロイヤル・ビジット

もうすぐクイーンの誕生日、だがそのことではない。

今週の日曜日は義理ママが来る。
今年に入って結構な言われ方をされたことがある上、ここのところのものすごい頻度の電話攻撃に正直いって辟易していたところ。

昨年お会いした義理ママのいとこが今年もまたチェコから来ているので、お越し頂くのはやぶさかでないが、もしまた私に関して同じようなとんでもない発言が義理ママから出たら、ちょっと自分をコントロールできるかわからないと旦那に伝えた。

私は大抵のことは平気なのだが、私に関して他人に「あなたはこうでしょう」と勝手に決めてかかられたり「あなたはこうあるのが当然」とされたりするのが猫のゲロより嫌いなのだ(いまさっき家の兄猫が毛玉が詰まってげろったのでこの表現しか思い浮かばない)。

勿論ローストチキンのカットナイフを振り回す、というのはないが、ロイヤル・ビジット、平和に過ぎてくれることを祈っている。
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by uk_alien | 2006-04-14 03:40 | family

母の日のジレンマ

母の日がやってくる。
今年はロンドン南西部の郊外に住む義兄(長男)の家でパーティの予定。

行きたくない...(タメ息)。

彼女が嫌いなわけでは決してない。しかし、私が自分の家族と気持ち的にも距離的にも遠い上に、義理ママの女家長パワーと旦那の末っ子の甘えが重なって、我家は旦那側の家族にべったり過ぎるのだ。

週に数回の電話、月に一度の訪問、毎クリスマスの滞在、年に二回の家族パーティー、プラス今回の母の日パーティーのようなオケージョナル・イベンツ。さりげないマニピュレーションと、黒人ママなみの母性。仏のような広い心(?)にも限度ってモノがある。つい先週末も、三男の誕生日が過ぎた後、「バースデーボーイに電話を入れなかったのはなぜ?」と、めちゃ不機嫌な電話を受けたこともあって、私は今結構頭にきている。一体我々をいくつだと思っているんだ!

行かなきゃいいじゃん。

その通りなのだが...。彼女がやな奴だったら鬼嫁になるのは厭わない。しかし、旦那の立場や気持ち、義理ママの気持ちを傷つけてまで自分の非家族的指向な性格を押し通すことはしたくない。(前の結婚でかなりそれをやって申し訳なく思っているのもある。)ジレンマ、ジレンマ。

さらに気が重いのが、今回べニュー・ホストとなる義兄。
あちこちに家を持ち、ヘリとボートを所有、お車はおフェラーリ、妻は3人目、自分で築き上げた会社を某大金融グループに売って、今はそこのグループの重役に収まっている彼。根はいい人だが、オントレプレナー、何の話をするにも必ずプライスタッグか統計数字がついてくる。

「庭にある、あの古いオリーブの木が素敵ですよね。とっても南フランスらしい。」
「ああ、あれはね、前のオーナーがX年前にX万ユーロかけてこの庭を作り直させたときに一本○百ユーロ、ポンド換算で約△ポンドで畑から購入したものだ。2本ある。」
「....」

「こちらへはどれくらいの頻度でいらっしゃるんですか?」
「ああ、X月○日以降△十週末を過ごしているから累計XX日間だ。」
「....」

会社で分刻みに動くボスをやっと30秒間捕まえたときの、あのペースと勢いで回答が帰ってくるのだ。花粉症はないが、テストステロンがアレルゲンの私は、もう、息が苦しくなってしまう。

金曜は旦那が全身麻酔をして内視鏡検査を受ける。これを言い訳に断るか、めったに口に出来ない高級シャンペンとワインを浴びるように飲み続けることだけを夢見て行ってくるか。

多分前者だな。
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by uk_alien | 2006-03-23 02:44 | family
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私は英語でもブログを書いている。

ある義理ママと電話で話していると、彼女は言った。「そういえばXX(義理兄その一)もOOも(義理兄その二)あなたのブログ読んでるっていってたわ。△△(義理兄その三)もアドレス教えてくれっていってたわ」

... え?

旦那が私に無断でメールで義理ママにリンクを送ったらしい。母親が私の写真をみて楽しむと思って全く考えなしにしたことだろう。全く他意のなかったことは痛いほどよくわかる。で、メールとかインターネットなどにやっとこついてきている義理ママ(この点は非常に尊敬に値する)は、ブログとは一体なんなのか、「なぜ個人的なことを全世界に公開するのか」皆目検討もつかず、「全世界に公開している」のだからブログのリンクを他の息子に渡すのも勿論問題ないと考える。これはもう責めようがない。

一ヶ月近くも読んでるんだったら、何でコメントしてくれなかったのだろう?読んでるよ~、とか。美味しそうだね~とか。だまーって眺めてたわけ?ちょっと気味悪く思えた。もともとは旦那の不注意とはいえ、彼らに対し少し頭にもきた。

しばらく更新をやめた。頻繁に訪ねて来てくれる人のサイトへ行って、アップデートしていない事情をコメントした。なにが起きたかを説明する中で、「うちのスカ旦那がね..」「そりゃあウェブ上で公開してるけど、義理の家族が私のだと思って黙って読んでるとは思ってなかったわ」という表現をした。憤慨は表したが、特別誰かを責める書き方ではなかったと思う。

「もう気にしないようにしよう。今までの投稿だって全然害のないくだらない内容なんだから」と、気持ちを入れ替えた矢先、うちの旦那からメールが届いた。内容は...

「なんかストーキングされてる感じ...元凶として誤るよ」という旦那のコメントの後に添付されたメールは義理の兄のもの。「やあ、興味深いと思わないか?」の一行の後に私の常連さんのウェブに残したコメントのコピーがぺったり。

え?私のブログの、クリックしなければみれないコメントを読んで(ま、ここまでは普通)、そこに投稿している人の名前をわざわざクリックしてその人のブログを読んで(ちょっと、ヒマ人)、しかもその人のブログのコメント欄も投稿ごとに一つ一つ開いて(すごくヒマ人)私のハンドリングネームを認識しつつ読んでたわけだ。そしてコメントの中で「スカ旦那」の表現をみつけて、ひと悶着起こしてやろうとわざわざ内容をコピー&ペーストして旦那に送りつけたと...。ここまでくると本当に気味が悪い。

いやはや怒った怒った。前から根性の曲がったやつだとはきいていたが、ふざけるにもほどがある。これは旦那と相談するより私個人として反応したいと思った。怒りを抑えてよーく考えて、やはりあっさり彼の愚行を指摘するのが最適だという結論に達した。メールに記載されていた義理兄のアドレス宛てに、旦那へCCして短いメールを書いた。「こんにちはXX。ええ、興味深いですよね、だってこれは他人のウェブサイトに残した私のコメントで、それがこんな形で転送されるだろうとはまさか思いもよりませんでしたから。ところで、誕生日のカードと本をありがとうございました。お心遣いをどうも。敬具」

それきり返事はこない。
サイトはシャットダウンしようと思ったが、あまりにもばからしく、しばらくそのまま続行しようと思っている。でも私の他のサイトへのリンクはすべてはずした。彼ならこのサイトを翻訳機にかけることまでするかもしれない。ちなみに彼の職業は人々に必要とされ尊敬される、超専門職。

やれやれ。
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by uk_alien | 2006-02-04 03:18 | family