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Perseverace

The ridiculously loud, bitter, uneducated and unsophisticated, wannabe-middle-class-but-cannot-change-its-spot therefore desidedly common, rough and nasty neighbour of ours, who have been trying to do up their newly purchased property in Lancing for more than 2 years are now moving out. I imagine they are then going to decorate the house and put it on the market - hopefully soon. Fingers crossed.

It is nice to know that our 8 years of misery is finally seeing the end.
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by uk_alien | 2012-07-14 19:00 | neighbours

Life goes on



犬を飼うということは責任とそしてドラマがつきまとう。

私は子どもがいないのでよくわからないが、きっと子どもも同じに違いない、と、「子どもと犬を比べるなんてとんでもない」といううざったいスーパーエゴのつぶやきを無視してぼんやり思う。

さて、共働きの我家の平日のルティーンは出勤前に犬の散歩を済ませ、昼は向かいのおばちゃんが一時間ほど彼を預かり、更に帰宅した私が再び犬を散歩に連出す、というものだった。長時間用足しを我慢させるのは酷だし何より丸一日猫たちと過ごすより気晴らしになると、思ったからだ。

それでも、毎日毎日他人の世話になる、というのは容易いことではない。お礼に芝刈り等の庭仕事やちょっとした日曜大工仕事をちょくちょく提供しているとはいえ共働きでは時間的に限りがあるし、感謝の思いと罪の意識は常に常につきまとう。

また、自分の家に誰かが毎日出入りをするという状況もなかなか慣れるものではない。家や庭のことに関して「これはこうしたほうがいいんじゃないか」、「余計な心配だけどああしたほうがいいんじゃないか」としばしば忠告されると、感謝の気持ちをもっているにせよ、なんともアンビバレントな感情に襲われる。

さらに、ホリデーの予定は勿論、ちょっとした事情で家にいる日や早く帰ってくることなども常に伝えておかなければならない。これは病気で会社を休むときも同じで、具合が悪いときは会社とおばちゃんと双方に連絡をとらなければならず、さっさとベッドにもぐりこんで休みたいときに「医者に行ったほうがいい、会社だってそうそう休ませてはくれまい」云々と説教がだらだらと続く。「Leave me ALONE!」と思うのは人間の性。



一年が過ぎるころから旦那に、「おばちゃんが来てくれるのはありがたいけれど、もう一年が過ぎるし、そろそろ人に頼らず、勝手口にDog/Cat Flapをしつらえてはどうか」と提案しはじめた。低い柵で庭の一部を区切れば犬が自由にそして安全に用足しできる。朝から夕方までは長い待ち時間だが、朝夕の散歩を合わせるとほぼ二時間、昼間は犬はまず疲れて寝ている、という考え。

それにここ一年でおばちゃんの障害は大分進んだ。今は杖(しかも二本)なしでは歩けず、そんな彼女に毎日犬を連れ出すことをお願いするのは、彼女が意地で継続を望んだとしても私には正当とは思えなかった。冬場凍結するステップ、雪、気温が下がってさらに酷くなる関節炎…。今年の冬をどう乗り切ろう…と私は深刻に懸念していた。滑って怪我でもされたらそれこそ私は罪の意識で押し潰される思いをするだろうし、ある日突然「今日は道路が凍結しているから犬を連れ出しにいけない」といわれたらお手上げだ。また、「犬のためだから」と私たちが知らない彼女の友人/知人に「まただのみ」でもされたら我家のセキュリティー上しゃれにならない。実際以前に彼女の手首の力が弱すぎて我家のフロントドアの鍵をまわすことができず、「犬が待っているから」と二軒先の仕事をもたずに家でぶらぶらしている男性を呼んでうちのドアを開けてもらった、という話を彼女から聞いてぞっとしたことがあったのも事実だ。

ところが、人に頼るのがあまり苦にならなず、また、おばちゃんの気を悪くしたくない旦那は「僕たちとウォルターのためというより彼女自身ウォルターを預かることが何より楽しいんだよ。僕はいつもそういわれてるよ」との返事で私の提案には聞く耳をもたない。できないと思ったら彼女の方から申し出るだろうという英国的思考か。

ま、確かにその通りだ。散歩、睡眠、食事だけでハッピーな「わが道をゆく」タイプの彼女の犬たちと比べ、我が家の犬は人と遊ぶことが好きだし新しいトリックの訓練にもよく反応する。放っておけばおとなしく猫のように丸まっているし、お年よりにしてみれば確かに理想の遊び相手だろう。




しかしながら。

「食べ物は与えないでください」という私の依頼はしっかり無視され、彼女自身の皿からポテトチップスやチーズが与えられる。何度言ってもだめだ。「プリングルは彼にしてみればビッグマックと同じカロリー」といっても「でも他の犬が食べているのにフェアじゃないじゃないか、ほんのちょっとだよ」ときいてくれない。この結果食べ物を絶対に乞わなかったウォルターは人が何かを食べていると物乞いをするようになってしまった。

また、近所の迷惑にならないよう庭で吼えないようにしつけた私の努力はすっかり無視され、「うちの両隣でがたがた音がするときにはウォルターが吼えるよう仕向けているんだよ。私の犬は全然吼えないから役に立たない。最近は狐だけでなく山鳩がきても吼えて追い出せるようになった」と豪語する始末。こりゃまさにnana vs. mammaシチュエーション。子供のしつけを祖父母の甘やかしで台無しにされることに腹を立てる狭量な母の滑稽な図。溜息。

そうして一年半。完全に抜けられない状況にはまりこんだ...と思っていた。

そんなある日、おばちゃんが「ここ数日関節炎が極端にひどくなりずっと避けていた膝の手術をする決心をした」ときりだしてきた。膝の手術をするとなれば二匹の犬の世話から身の回りのことまですべてこれから手配しなければならない。さらに術後の彼女の日常生活は当分の間極端に制限されることになるだろう。「あんたはスキップして動き回ってあっという間に何でもできるかもしれないけど私は勝手口から車まで移動するのにものすごく時間がかかるんだよ」とあてこすられた後、「で、ウォルターなんだけど、私が動けない間は朝散歩が終わった時点で家に届けてくれないだろうかね。で、夕方あんたが仕事から帰ってきた時点で連れて帰ればいい…」

かもねぎ。チャンスの女神が微笑んだら迷わずask her out。

すかさずCat/Dog Flapの話を持ち出した。以前にも彼女の気持ち的な負担をやわらげようとPlan Bとして話してあったためたいそう切り出しやすかった。

「うちの犬の心配をするよりご自身のことだけを考えて。術後の買い物等のお手伝いは必要であれば勿論私たちができますし」と、おとなしい私にしてみればめずらしく強い姿勢で押し通した。フラップに顔があたって怖がって外に出られなくなった犬の話や、突然の習慣の変化で犬が混乱してしまうのではというありとあらえるおばちゃんの抵抗を強い意志で「大丈夫ですから。結局はウォルターは私たちの責任ですし」と頑固に交わす。

こうして彼女が昼間ウォルターを連れ出す、というアレンジメントは終結を見ることとなった。さらに犬も猫もCat/Dog Flapにまったく問題ない、ということが確認された。(ほっ)



ハッピーエンド?

人生はそんなに甘くない。

自分の考えで自分で決断を下すことに慣れきっているおばちゃんの私に対する態度は急変した。Flapをつけた後特に問題はないと様子報告に訪れた私には北極並みに凍てついたnastyな態度で対応がなされた。ほとんど子供じみていたといっても過言ではないだろう。

はいはい。

Both sides of the story。

暫くは放っておこう。おそらくいずれは再び笑顔で挨拶を交わすこともできるようになるだろう。

こうした結果を最初から予測できなかったわけではない。おばちゃんの気の荒い性分の悪評はこの近所では名高い。そうでなくても多くの人はまずこういう状況に陥らないよう「近隣の人とのかかわりはほどほどにとどめておく」のだろう。私はといえば心のどこかでこれがどういう展開になるのか、それを自分の目で自分の経験として見てみたかったのかもしれない。

そしてさらにこれからこれがどう展開していくのかにも消極的にしろ興味を持っているのである。
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by uk_alien | 2011-11-21 03:39 | neighbours

遠足日和

精神的にも体力的にも疲れたので今週はバンクホリデーにあわせて休暇をとった。旦那は火曜日までの4連休、私はその後今週いっぱい。

ホリデーの予算はすっかりHi Fi/サラウンドシステムに費やしてしまったので今年は(今年も、そしておそらく来年も)海外旅行はなし。つつましく我家の庭で過ごす。どんより曇っていた8月とはうってかわって天気がいいからよしとしよう。

旦那が仕事に戻ったら家の掃除と庭仕事に励もう...と思っていたら、いつも犬のウォルターの面倒をみてくれる向かいのおばちゃんが「水曜に犬を連れて二人でビーチに行こう!」と誘ってくれた。イギリスのビーチは結構犬禁止のところが多いのだがおばちゃんがよく行くというEast SussexのFerringは駐車場も無料だし犬もOKなのだそうだ。

Ferringはお隣のRustingtonとよく似た典型的なイングランド南部の海岸沿いの街でバンガロー(平屋)が多く、退職したお年寄りが移り住むことが多いので街の雰囲気は礼儀正しく安全で少しsleepyな感じ。おばちゃんも足の不自由がなければ是非この街に移り住みたかったそうなのだが、今自分で出来ること、この先出来なくなること、そうした不自由にともなう費用、買い替えと引越しにともなう費用などをしっかり考えると、今住んでいる家にとどまるのが一番よいと結論しているらしい。

おばちゃんの運転で高速を飛ばし駐車場にたどり着く。

うーん、海だ!やっぱり海はいい。
(私もかつて国道134号線を愛した人の一人)

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普段はむっつりとしてわしわしとわが道をゆくおばちゃんの老犬、PickleはSpanielが混じっているせいかビーチをが大好きで、神経痛で明日動けなくなるから!ととめたくなる私たちを尻目に、本人(犬)は10年若返ったつもりでいるらしく、波際をワンワン言いながら走り回って止まらない。

Rustingtonに向かって波際を歩き、持参したピクニックで昼食を済ませ、帰りはビーチとビーチに沿って建てられた大きな家の間にある芝生を歩きながら、おばちゃんと二人でこれらの家を一つ一つ吟味する。「あれはOTT(over the top)だよね」とか「あれはコンチネンタルすぎて周囲のデザインにあってないよね」とか「おお、私はこのplayhouse(庭に建てられた子供用の家)で十分!」等々。こうした家の多くは金融街に勤める現役たちのセカンド(third, fourth...)ホームらしい。

その中にある"比較的"控えめなバンガローのゲートの外に犬用の飲み水の大きな器が二つ出してある。「彼らは数少ない『住民』でね、散歩する犬たちのためにああしていつも飲み水をゲートの外に用意してくれるんだよ。親切だよね」とおばちゃんが説明してくれた。私はこういう親切心は人類文明化のもっとも貴重な賜物の一つと信じているので、心から同意を示す。

あーだ、こうだといろいろな話をしながら駐車場に戻り、疲れきった犬たちをおばちゃんのSmartに載せる。

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楽しかった。

海岸線の空気は健康によいというのは本当かもしれない。
とても楽しい遠足だった。
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by uk_alien | 2010-09-02 18:22 | neighbours

A tad more food



気圧が安定しないと私はひどい頭痛に悩まされる。今回もそうなのか、それともウィルスなのか、ひどい頭痛とめまいと疲労が続き、ついに我慢しきれなくなって先週2日間会社を休んだ。

会社の上司に連絡すると同時にいつも犬のウォルターの面倒を昼間みてくれる近所のおばちゃんにも連絡を入れる。「今日は病欠で家にいるから犬の心配はしなくていいですよ」

休んでも休んでも休みきれず、週末やっと動けるようになったので、おばちゃんの家に行く。暫く話をしてみて、おばちゃんいわく、もしかしたら私のダイエットは品目に乏しく、食べる量が運動量に比べて少ないのではないか、とのこと。

早朝から夕方までシリアルやおにぎりなどの少量の炭水化物に頼り常にお腹を空かせ、あくせくしている状態。これを、少量のチーズなどでたんぱく質を意識的に多く摂取し、バナナや他の果物、ビスケットなどで日中を通しエネルギーレベルを保つようにしてはどうかという提案だ。

A tad more. Just a tad more food might be good for you.

更に、毎朝一杯のマーマイト・ドリンクをすすめられた(笑)。「え?マーマイトを、飲むの?」と驚くと、「体にいいんだよ。昼間の作業に必要な塩分もとれる」という。んじゃ試してみようとおばちゃんのキッチンでティースプーンに軽くマーマイトを一杯、お湯で溶かして飲んでみる。

うーん、悪くない。日本の海苔の佃煮をご飯の上にのせてお湯をかけたときに味わうお湯の味に近い、といえばいいだろうか。ビタミンBが豊富でfolic acidが貧血の症状の緩和に効果的だという。

おばちゃんが「スターターパックとして持っておいき」と大きなマーマイトジャーを差し出すので、それはフェアじゃないと、義理ママお手製のマーマレードとクラブアップルジャムとトレードし、早速このマーマイトドリンクを毎朝飲んでみることにした。

月曜には会社の近所のスーパーで果物を沢山買い込み、オフィスの机の上に山積みにした。ビスケット…と思ってM&Sのプレーンダイジェスティブビスケットも買ったのだけれど一枚80kcalの表示と後に残る強いあと味に驚き、ここまでハイカロリーじゃなく、もう少し頻繁に食すことが出来てエネルギーレベルを保てる何か別のものを探すことにした。

こうして二日間。血糖値が極端に下がることがないからか、疲労の具合は少しずつ回復しつつある。

モーニングティーのかわりにモーニングマーマイト…。薄黒い液体をじっと見つめつつ、なんだか胃袋までしっかりブリティッシュになっていく気がした。
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by uk_alien | 2010-07-21 04:18 | neighbours

Release Me.



私はかつてこれほど人を憎んだことはなく、また、他人の不幸を心から祈ることは決してなかったと記憶する。

彼女の精神状態が常にエッジーなのが問題なのか(自分はまだティーンと信じて疑わない教育の低い下劣な下町出身の60歳プラス)、本人がその問題に全く無頓着な一方(抗精神薬は状況により服用してはいる)夫をはじめ、他の家族のメンバーが彼女を腫れ物クイーン扱いにしているばかげた状況がカンにさわるのか(日本で生まれ育った私は「人のふり見てわがふり直せ」とか「反省」とかいう教訓が身について離れないのでそういうふざけた状況が結構許せない)、それともdeath threatをはじめ、やはり実質的に彼らが隣家の私たちに引き起こした数々の問題が許せないのか - 今となっては定かではない。

定かなのは...本日あるきっかけで最後のパズルが解け、彼らが新しく購入したプロパティーがどこのどのプロパティーなのかを正確に知るに至ったこと。フェンス越しにきこえるかなきり声によると、彼らは心から私たちのフェンスと木々を憎み、引越しが待ちきれないという。

Absolutely ecstatic.

私たちはこの5年間、耐えに耐えてまいりました。ウェストサセックス州はランシングの某カルデサックにお住まいの皆さん。心からご愁傷様です。

Release Me.
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by uk_alien | 2009-07-05 08:16 | neighbours

ロールモデル



犬の散歩の途中、久しぶりにカメラマンのおじさんに会った。

「おお、ずっと会ってなかったね。元気かい?ここのところ、妻の具合が悪くてね。なかなか朝早くに犬の散歩に出られないんだ。それに、今風呂場を改装中で、水道工が来る前に朝のシャワーが浴びれない。やれやれ」

「ああ、どうりで。フロントガーデンにスキップ(廃棄物用の巨大なコンテナ)が置いてあるのを見ましたよ」というと、「そう、フィルムの暗室用の写真の器材や、古いスライドなんかも全部処分しているんだ。そうしないともう家の中で場所をとって、場所をとって」

世界に散らばるおじさんの写真のファンは喜んでこのスキップをあさりに来るだろうに...と思いながら、「どんな気がしますか?やっぱりちょっとさびしい気がします?」と聞くと、

「うーん、自分の人生だからね。50年代のスライドから全てとってあったから。ま、さびしいけどでも今このときが大事なんだよね。馬や犬と同じ。歳をとり、手放してゆく。そういうものでしょう?」

という。うん、そういうものだと思う。

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「ウェブサイトであなたが初めてシャッターリリースを買ったときに試しに撮ったという写真が載っていました。載せた人は、その写真に啓発されて写真家になったと書いていましたよ」

「ああ、あの写真。あれはV&A博物館に展示されているんだ。そのアイディアを試し始めた当時、シャッターリリースでスポーツ写真を撮るなんてばかげている!と言われたものだけれど、実際そうやって撮った写真を使っても誰も区別はつけられなかったんだ」

おじさんは、スローシャッターを使いながらその最中にズームリングを回してドラマチックな効果を得るという手法を生み出し、スポーツ写真で使った第一人者でもある。

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「この間、写真家としての貢献で、トップ10に選ばれ、賞だか称号だかが与えらるというのだけれど、ロンドンで4時間のランチなんてもうとてもじゃないけど耐えられないから断ったんだ。今でも展示会があちこちで開催されてるんだけど、僕は行かない。そういうのとか、レクチャーとか、好きな連中は好きだけどね。ego tripってやつだな。当時一緒に仕事をしたマグナムの写真家なんかは未だにレクチャーで飛び回っているよ。僕は嫌だな。人生にはもっと重要なことが沢山あるもの、家の庭、犬の世話、それに息子(フォトグラファー)のビジネスを助けること。それらの方が僕にとっては大事」

おじさん、かっこよすぎる。
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by uk_alien | 2008-11-15 03:54 | neighbours

戦況はいかに

昨夜、旦那がいやいや隣家のドアをノックした。翌日、フェンス会社の職人達が戻ってくるのでそれを伝えるためだった。

風呂から出たばかりですっぽんぽんのご主人は前を服で隠しながら、

■  「コテッジ」には独特のフェンスの高さの制限がある。2mは高すぎるはず
■  このプロパティーそのものに、「両家のフロント部分はお互いフリーアクセスにしておかなければいけない」という制限があり、フェンスを建てることはそれに違反している

という。会話がなされている間中、ビッチは二階の階段の踊り場からずっと「We don't believe you, you LIAR!」等々、頭の悪いティーンエイジガールさながらに、お経のような罵倒を繰り返していた。

さて、私たちの家はlisted propertyじゃないし、ここはconservation areaでもない。イギリスに「コテッジ」というカテゴリーがあるなど聞いたことはないから、フェンスの高さの規則には100%確信がある。しかし、以前我家を所有していた彼らに「この家には独特の制限がある」と言われると自身がゆらぐ。

「Deedsをモーゲッジを借りてる銀行から取り寄せなきゃだめかな...手数料いくらだろう...どれくらい早く取り寄せられるかな...取り寄せても読んでわかるかな...」と私が一人でくらくらしていると、「ちょっと上に行ってDeedsのコピーを探してくる」と旦那がいう。え、コピーがあるの?

「見つけたー!我ながらすばらしいファイリング!」と喜び勇んで屋根裏から降りてきた旦那に「あったんならなんで最初っから出さないの!」とは言えず。

早速文面をチェックし、恐らく隣家はこのことを誤解しているのではないか、と思われる箇所を見つけた: 'Included Access Roadに関してはお金を出し合ってメンテしてね'

「なに、このIncluded Access Roadって?」と旦那にきくと、「これは一軒以上の家で共有するドライブウェイやなんかを指す表現で、その部分の共同メンテを義務付けるためのスタンダードな表現がこの項目なんだ。でも、それが何を意味していようと、どういう解釈が可能であろうと、この注意書きを見て」と指差す。そこにはNote 1: - The Included Acces Road referred to above does not fall within this title(上記記載は本物件には該当せず)とある。

更に、別の箇所には「北側と東側にはフェンスを保ち、それを維持するべし」とある。...フェンスを建てちゃいけないどころか、建てなくちゃいけないんでないの。

その他に怪しげな箇所は一切ない。

We are safe.

翌朝、私が12歳のフレンチガールズを車に乗せていると、隣のご主人が出てきて「お宅のご主人は在宅か?紐を張って確認したら、やっぱりフェンスの柱の一本が家の土地に分け入っている」という。旦那を呼んで、子ども達を送り届け、家に戻ると既にフェンス会社のワークメンも到着していた。

旦那に、「彼との話し合いはどうだったの?」ときくと、問題の柱の件に関しては、実際穴を掘って柱を建てたワークマンが、二本の水道管の真ん中に立てたことをはっきり証言してくれたという。つまりこの柱は境界線の真上に立っているということ。紐を張ってみると、確かにこの柱だけが12cmx12cmの太さのうち、4cm分彼らの土地に入っている。それが非合法かどうか...これはカウンシルレベルではなく、ソリシターを巻き込むレベルの話。

更に、不要な争いを避けるために我家のDeedsを彼に見せて、'Included Access Road'の維持の義務はこのプロパティーには存在しないこと、問題の境界にフェンスを建てて維持することは私たちの義務だと記されていることを証明した。(隣家のDeedsは彼らのソリシターが預かっており、コピーは手元にないそうだ。)

そうして、フェンスは一番高いところで199cmという高さに削られた。

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                      ↓ こんな感じ
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(こうして客観的な図にしてみると、たったこれだけのことで、という感が強まる...)

来週の月曜には彼らが苦情を申し立てて呼びよせた、カウンシルからのEnforcement Officerが訪問してくる予定。問題はないはず。

あとは彼らが4cm分の柱の割り込みに関し、ソリシターを雇って抗争に持ち込むかどうか、というところか。私は否と見ている。
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by uk_alien | 2008-05-30 03:44 | neighbours

まだまだ続く

旦那が朝一にカウンシルに連絡を入れてくれ、道路脇は1m以内、その他は2m以内というイギリス国内で統一されている規則を確認し、フェンス会社に連絡を入れ事情を話した。

フェンス会社は木曜の朝に、隣家のフェンスの修理と我家の2mより高くなっている部分を削る作業をしてくれることに同意してくれ、「事態は非常に繊細なので必ず私(旦那)立会いのもとで作業を進めてください」という要求も理解してくれた。(まだお金払ってないからこっちも強い。)

たかがフェンス。しかし、私と旦那、二人とも首から頭にかけて神経がピーンとはりつめ、寝不足、食欲不振と強度なストレスでかなりまいっている。単なる脅しだとはわかっていても、なんとなく身の危険を感じたり、フェンス越しやレターボックスから毒団子でも投げ込まれて犬猫に何かあったらと心配したり...

もっと穏便に...
近所とうまくやっていって...

という声が頭の中でかすかに響く。今回は合法でも私たち側が挑発したのは事実だ。

しかし、過去にどんなことをされた人間を相手にしているのかは重要な要素だし、私たちには私たちの理由や考え、そして権利がある。たとえ他人が傷ついても不快な思いをしても、自分のwants、needsを主張しなければいけない時はある。

なんとなく、世の中から戦争がなくならない理由がわかるような気がした。
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by uk_alien | 2008-05-28 01:22 | neighbours

2時間経って...

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先の茶番劇から2時間後。

空港で親戚をピックアップして帰ってきた我家の旦那を隣のご主人が呼びかける。
「Could we have a brief chat?」
速攻で親戚に挨拶、義理ママにお茶だし等をお願いし、私もジョインする。

彼らはこの2時間の間にフェンスのそこここを測りまくった後、インターネットでカウンシルの規則をチェックしたようだった。法的に何が許されているのかの知識を共有した上で隣家として冷静に話しが出来るのは悪いことではない。(先に事実チェックしろよな、と言いたい。)

「てめーら、絶対に許さねぇーからな、見てろよ」と私たちに向かって言い放つビッチを、家に押し込めた後、彼は、「彼女はこれまで住んできたところ、それぞれで様々なつらい経験をしてきているんです。それに楽しみにしていたこの2週間のポルトガルのホリデーは強風と寒さと雨でそれはそれは悲惨だったんです」と、彼女のabuseの言い訳をする。

既に別の知り合いからここ1~2週間のポルトガルの天気がどれだけ悲惨か聞いており、ひそかに天誅下ったり、とほくそえんでいた私だったが、「Oh, no, really? In Portugal? NOO!」と白々しく返答。

彼らの既存のフロントフェンスが傷つけられた、というので、旦那は「ダメッジのあるボード一枚(そんなに高くない)は新しいものを使って修繕します」と即座に返答。

「ドア脇に木のフェンスが一面に見えて圧迫感がある。コテッジーな見かけがなくなってしまった。一体どうしてこんなフェンスにしたんだ?反対側に使ったピケットをそのまま続けてくれればよかったのに」

というので、

「それは好みの違いであなたはそう思うかもしれない。でも、(我家の反対側の境界の隣家の6ftフェンスを指差し)あれと全く同じデザインですよね。だからそうしたんです」

と、私が反論した。

皮肉なのはこの反対側の隣家のフェンスは、10年前ビッチが我家と現在の彼女の家の両方のセミを所有し、我家側のセミに住んでいた際、当時の隣家と揉め事を続け、あてつけに建てられたものだった。歴史は繰り返す。

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「道路側の高さは規則に沿って1m。それが(公道/隣家のドライブウェイの視界をさえぎらないよう)十分な長さで続いています。ただ、(境界が道路から家にかけて斜面になっているので)家側の高さが2m20cmで規則を20cm違反しているのはわかっています。フェンス会社に指定と違うと苦情は入れてありますので、その分低くするのは一向に構いません」

彼は、「家から最初の柱までは2mの高さでOKだが、その柱から道路まで残り全ての部分は50cm~1mの高さに低くして欲しい」という。「あんた達の好みのフェンスをなんで我家が何千ポンドも払って立てなきゃいかんのよ」という叫びをぐっと飲み込み、あきれて言葉をなくしている旦那の反応は待たずに、私はすかさず切り返した。

「No, I'm sorry, but I don't agree. That's what you want. I agree to keep the fence within the legal height, so let's see what the Council says.」

"Get your 'no' in first"は最近学んだ重要な人生哲学。

こうして「カウンシルの結論を待つ」ということで我々のディスカッションはcivilisedに終わった。
バトルは続く。
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by uk_alien | 2008-05-26 20:19 | neighbours

イギリスドラマ

バンクホリデーウィークエンドの土曜日。

やくざの殴りこみを思わせる、ものすごい勢いのノッカーの音+こぶしでどかんどかんとフロントドアを叩く音がする。旦那がドアを開けたとたんにセミを分かつ隣家のビッチの口汚いののしりの叫び声が響いた。

「ホリデーから帰ってきて、フェンスを見て逆上したんだな」と思いつつ、旦那を一人で戦わせるわけにもいかないので、その場に居合わせた義理ママを家の中に残し、私も表に出た。

日焼けでしわしわになった醜い顔を犬のように歯をむき出して更に醜く歪ませ、目前20cmまで迫り、私の首元をはたいて、「殺し屋を雇って始末してやる(I'll put out a contract on you)」といった新鮮な英熟語を混ぜてくれつつ、ありとあらゆる罵りと脅し文句を並べ立ててくれた。

「私の分の土地を切り取った」「法定に訴えてやる」「こんなんんじゃここに雨水があふれてしまう」「家の外観が台無しになってしまった」云々と叫びつつ、泣くそぶりを見せたかと思えば、ヒステリーを起こして、2歳児のtantrum顔負けに「うぎゃーーーーーーーっ!」と叫ぶ。

すっかりドラマクイーン(Eastendersレベル)になりきっている彼女は、見ている分には面白いけれど話にならないので、きっぱり無視することにし、まだ理性を保っている彼女の旦那と息子に集中することにした。

まとめてみると、フェンスが隣の土地に分け入っている、高さが高すぎる、聞いていたフェンスと違う、フロント部分の両家間のフリーアクセスを保つことはDeedに書いてある、というのが彼らの言い分。

「斧(hatchet)で叩き壊してやる~!」と叫びながらビッチは家からパン生地などをこねるのし棒(rolling pin)を持ち出して来、フェンスをがんがん叩き出した。「警察を呼んで」と私にいう旦那の声で、ビッチの旦那は彼女を止めにかかり、のし棒を取り上げる。

とりあえず、彼らはカウンシルに苦情を申し立てるというで、それが一番と、まだ狂ったように叫んでいる彼女とその家族を残し私たちは退散した。

「人生はいろいろあるので面白い。せめてそう思うことにしよう...」という、昔読んだ岩舘真理子のまんがにあったくだりが頭によぎる。言いえて妙。

どん、どん、ど、どんどどどどん...(Eastendersの節で)
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by uk_alien | 2008-05-25 20:15 | neighbours