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生きた職人英語

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延々と完成が遅れているコンサーバトリー。

最初は誰が何の作業をいついつにするから、と、工務店から連絡が入ったものだが、そこはイギリス、そうした気遣いは長くは続かず。突然早朝に大工でござい、左官屋でござい、XXの取り付け屋でござい...と現れる。

ある日、ノックの音に寝ぼけた頭と騒ぐ犬を抱えチェーンをかけたままドアをあけると、配送屋っぽい風体のおっちゃんと若いの二人、親しげな笑顔を浮かべ立っている。

「パインタ」
「へ...?」
「イア、パインタス、ヤ?」(とっても親しげな笑顔)

呆然としている私に聞き覚えある工務店の名前を告げるおっちゃん。どうやらやっぱり我家のコンサーバトリー関係の職人らしい。でもパインタって何だろう。コンクリートフロアのトップは何か特殊な名前がついてたけどそれのことかな?彼ら外人じゃないんだから(それとも外人かな?)もっと「XXのために来ました」とか説明してくれればいいのに...!

「ごめんね、工務店は聞き覚えあるけど、そのパインタってのが私には何のことかさっぱりわかんないのよ。それってコンクリートか何かの種類なのかしら?今日その作業をするの?」ときくと、「コンサーバトリー、ヤ?イットニーズパインティング、ヤ?」といって右手の架空の刷毛を上下にゆするおっちゃん。

ああ、エスチュアリね。パインタ=ペインター。「その通り、勿論、ペンキ屋さんよね、私ったら、ほら、外人だからねー、全く」とかなんとかどうでもいいことを口走って彼らをコンサーバトリーに案内した。

こうして色んな作業がちんたらティックされてゆき、明日はいよいよ宿敵のエレクトリッシャンが来る。

こいつは一月前くらいに私が外出中の折に突然現れ、仕事中の旦那に「なんで誰もいないんだ!作業が終わらせられないじゃないか!」と失礼な電話をかけた輩。「来るのを知らせなければ誰もいないのは当たり前だ!」と怒り返す旦那に対し「あれが出来ない、これが出来ない」とぐちぐち愚痴り、しかも材料のケーブルが足りないとかなんとかで仕事を中途半端に終えて姿をくらました。

2週間前に私と話したときには彼の来たい日がちょうど私が外出する日にあたったため、再び電話口でぐちぐち、ぐちぐち。「お宅の旦那が電話しろっていうからしたのに!」だと。更に彼の作業後すぐに左官屋が入って彼の作業がより面倒なことになったことを悟ると「工務店と話す!」といってがっちゃり電話を切ってくれた...で、その後はなしのつぶて。それ以降工務店を通してなんとかつかまえようとしてきたが全くつかまらずにいた。

ペンキ塗りも終わってアンダーフロアーヒーティングも敷き終わった今、このwhingingエレクトリッシャンのせいで更に仕上がりが数週間も遅れるのは冗談じゃない。ということで、工務店に対し、旦那のすこぶるアサーティブかつ継続的な電話、テキスト、メール攻撃が先週から始まった。この国の鉄則、he who speaks the loudest gets the most noticeというのは全くもって本当で、今日工務店の社長に「明日朝一番でエレクトリッシャンを送り込む」というところまで約束させた。

それにしても、ドアが普通に閉まらない、無理矢理閉めても四つあるかんぬきの一つがかからない、一部のダンプシールドがきちんとなされていないのではないか等々...まだまだ頭痛の種はつきず。

床の石がやっと決まりこれから私がタイラーを数人探し出して見積もりをとる。地元のでっかいタイル屋からいくつかタイラーの名刺を集めてきた。元副総理オフィス勤務のおっちゃんからも地元でおすすめのタイラーの名前を聞き出した。

でも、これから、一人一人に連絡していくのかぁ...。限られた語学力でこういう職人さん達を相手にするというのは楽ではないんだよな...。
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by uk_alien | 2006-10-31 04:28 | conservatory

冬はやっぱり...

長~い犬の散歩の後は旦那は外でせっせとガーデニング、私は中でせっせと家具塗り(2人がけの籐椅子に取り組み中)。

冬時間に切り替わることだし、何かcozyな夕飯を...ということでなべに決定。私がメールチェックをしている間に旦那がさっさと材料を刻んでくれた...のはいいけど、ちょっと小さすぎるな。

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桃屋キムチの素を大匙一杯くらい入れ、昆布、白菜、えのきだけ、自家製下仁田ねぎ(美味)、豆腐、鮭、大根(庭で沢山とれたので)、海老を入れて20分くらいぐつぐつ...。

おかんしたお酒でほっと一息。
せっかく冬時間になるのだもの、しっかり季節モノを楽しまなくちゃだわよね。
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by uk_alien | 2006-10-30 18:57 | food

お茶のおともに...

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チャイニーズのスーパーで買い物をしていると、ふと先日見たぽめさんの手作りの大福を思い出し、頭が大福でいっぱいになる。これは食べずにはいられない。でも手作りモノを見てしまったからにはさすがに出来あいを買うというチーティングはプライドが許さない(笑)。

そういえば友人がずっと前、怪しげな中国の粉と水を混ぜてマイクロウェーブでチンし、スプーンでこねこねっと丸めた団子に黄粉をささっとかけてお茶菓子に出してくれたっけ。大福は無理でもあれが作りたい...。何の粉かきいときゃよかったなーーー。

お菓子売り場まで行って大福のパッケージをひっくり返し原材料を見た。Glutinous Rice Flourとの記載が。粉コーナーに行って一袋55pのこの粉を買う。小豆も念のためと思ったがいいのがなかったので今度テスコで買おうと思いあきらめる。

家に帰り早速この粉と水を同量混ぜ、マイクロウェーブで40-50秒。スプーンですくって味見...これこれ。にわか白玉。何も混ぜるものがなかったのでとりあえず白ゴマと砂糖を上にふってジャズミンティーとともにいただいた。にっこり。

実は今年の誕生日に知り合いが「和菓子 技とこつ」という本を贈ってくれていた。きれいな写真入りで作り方も丁寧に書いてあり、美しい色合いがとってもジャパニーズ。これは作ったら自慢できる!と一瞬思ったが、「誰に?」と思い返すと、こっちの人は大抵和菓子好きじゃないし(うちの旦那は好きだけど沢山食べれない)、材料も手に入りにくそう...。そんなこんなで結局本はすっかりお蔵入りになってしまっていた。

でもぽめさんの手作り大福目の当たりにしちゃったし、材料も部分的には手に入りそうだからちょっとこの本からいくつか試してみようかな...と大志を抱いている。
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by uk_alien | 2006-10-29 02:58 | food

恋の恨み?

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掃除機の修理屋(Dysonは噂通り確かに壊れる)を待つ間、向かいのおばちゃんと立話する。彼女は3年前に同居していた女性を追い出しているが、その後この女性が結構なんだかんだとおばちゃんに対し嫌がらせをしていた。防衛手段として家の周りにCCTVを設置したくらいだ。

最近は静まったかな...と思いきや新たな手段で猛攻撃に出てきた様子。

後払いのメールオーダーで、彼女の名前、住所、電話番号を使って発注し、ブレスレットやらペンダントやら指輪やらが送りつけられてくる。一個500ポンドもする宝石をよく支払いを受けずに発送するなと思うのだがそういう会社はいまだに多いようだ。配達するポストマンの協力でモノの受け取りは拒否しているが、発送した会社からの文句の電話や、他のセールスコール、更にこの女性からと思われる夜通しの無言電話でかなりまいったおばちゃん。警察へ行ったが彼らは何も出来ないという。

再び自己防衛するしかないと悟った彼女はBTの受信拒否サービス(月5ポンド)を使い、この女性の携帯番号とID Withheldの番号は全て拒否するように設定した。

そういえば、もっとたちの悪いいやがらせを、何年も前に捨てた男にいまだされている女性が知り合いにいたっけ。この男はソシオロジストでケントにある某大学でレクチャーをしているほどの輩。

やれやれ。よくもそんな恋の恨みつらみが続くもんだ。何があったにしろ、そのエネルギーを前向きなプランに費やせないかねとあきれてしまう。
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by uk_alien | 2006-10-26 16:12 | neighbours

イタリア在住の方へ

このブログの読者の方でihokoさん以外イタリア在住の方がいるとは思えませんが、もしいらっしゃったら是非こちらのサイト、Unione Anici del Cane e del Gattoをお訪ね下さい。閉所を強いられそうなフィレンツェ動物収容所を救済するための署名のお願いです。イタリア大統領及び政府関係機関に送られます。イタリア在住の方のみ可能です。
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by uk_alien | 2006-10-25 21:22 | animals

お誕生日ディナー

旦那の誕生日に何をしようかなと策を巡らせたが、ここのところわけあって気落ちが激しく何をする気になれない。「こりゃー知り合いのタイレストランからのテイクアウェイで済ませるしかないかな」...とも思ったが、せっかくの誕生日だしと思って気を引き締め買出しに出かけた。

で、作ったのは旦那の好物のホタテと海老のシーフードをワインで蒸し煮したスターター、天ぷら、ベトナム生春巻き、そしてかわり小田巻蒸し(うどんのかわりにご飯を使う)。デザートはちょっとカロリー控えめのジャパニーズレシピでシュークリーム。旦那に少し助けてもらったが、落ち込んでる割には頑張ったぞ、と。

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気分がふさいでいるときは何もする気になれないし、ちょっとした小さなことでもそれを成し遂げる自信というのが本当に失われてしまう。こんなとき料理というのはとてもいい処方箋だ。多分こうしたクリエイティブな活動に使う脳みそが普段使う、所謂考える脳みそと違うのだろう。

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シュークリームを隣のおばちゃんにいくつかおすそ分けし、アンダーフロアーヒーティングを敷いてくれているベジタリアンの兄ちゃんにもWhittardのフレンチコーヒーと一緒に差し出す。

今日はイギリスは雨と寒さでとてもそれらしい天気だ。
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by uk_alien | 2006-10-25 20:33 | food

催眠治療

Look into my eyes, look into my eyes, the eyes, the eyes, not around the eyes...

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You're under!
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by uk_alien | 2006-10-17 16:53 | animals

vs. ボクサー

週末はウォルターを連れて海沿いの小さな街に住む友人のカップルを訪ねた。
ウォルターにとっては生まれて初めてのお泊り。

彼らは1歳になるボクサーの雌犬を飼っている。二人ともフルタイムで働いているが朝のショートウォークに加え日中はドッグウォーカーを雇い、小一時間の散歩に連れて行ってもらっているそうだ。夜は散歩はなし。

「家の中で会わせるよりビーチで会わせた方がよい」と言われてちょっと不安になりつつビーチ沿いの散歩道で落ち合う。

挨拶を交わして犬をリードから離し歩き始めると、いきなりボクサーがウォルターを攻撃。しゃれにならない'attack'。押さえ込んで首元に食らいついている。ウォルターの悲鳴が上がり、皆であわてて引き離すとセーブル&ホワイトの毛が一房はらりと宙を舞った。

カップルの話によると「まずこういうことは起こったことがない」という。暫くはリードにつないで歩いたが、これから彼らの家に泊まるんだし、they have to sort out themselves anywayということで、再度リードから離して二匹の様子をみることにした。

このビーチ沿いの散歩道は、両脇を壁とヘッジに囲まれた約8m幅の長~い芝生の帯。まさに犬の散歩ハイウェイで、次から次にいろいろな犬達が行き交う。そんな中、このカップルが他の飼主達と一切話をしなかったことが妙に気になった。Hiという挨拶もない。地元でない、しかも東洋顔の私ですら何度も立ち止まっていろいろな飼い主達とおしゃべりせざるをえない環境なのに。

どうやらこのボクサーは当地お散歩コミュニティーで暴れん坊のレッテルを貼られているように見受けられた。(勿論飼い主いわくボクサーが悪いわけではなく、「他の犬が攻撃した」からか、「単なるサイズと年齢のせい」なのだそうだ。)それに加え、彼らはいつも飼犬や他の犬の動きに目を光らせていなければならないため、のんびり他の飼主とおしゃべりするどころではないようだ。小石を詰めたペットボトル(音を出してびっくりさせ、悪い行為をやめさせる道具)、小さく刻んだベーコンのご褒美をつめた袋、糞を始末するスクーパー、そしていろいろなおもちゃを詰めたバッグを抱えた姿はもう涙ぐましいくらい。私も訓練しにくい大型犬種を飼い、同じように日々トレーニングに励んだことがあるのでその努力はもう痛いほどよくわかる。

その後ウォルターは警戒しているようだったがボクサーを怖がってはいないようだった。それどころか、しばらくすると、ボールに夢中になっているボクサーに「一緒に遊びたいんだけどな」というサインを出し始めた。本当に気のいいおめでたい犬だ、ウォルターは。カップルの家に着いてディナーを食べる頃にはもうすっかりお互いに遊び方のコツをつかんでこの通り。

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微笑ましい。

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カップルは近々もう一匹ブルドッグかボクサーを飼うことを考えている。二匹になればお互い退屈せずにすむだろうという考え。私はちょっと複雑な思いで楽しそうに計画を話す二人を見つめた。一人が仕事を辞めるかせめてパートタイムに切り替えるか、もしくは今のボクサーが落ち着くまで3年くらいは待った方がいいんじゃないかな...と思ったが、ここはじっとminding my own business。

ともあれ、二匹になったらウォルターは向こう5年は出入り禁止だな。二匹のボクサーパピーズのラフプレイなんかに巻き込まれたらたまったものではない。

脱臼で済めばラッキーだ。
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by uk_alien | 2006-10-17 03:51 | animals
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頭の回転の早く即座に口頭で反応出来る人をうらやましく思うことが多くなった。

私は母国語でも即座に反応することより相手の意見や立場を噛締めてしまう方だし、年齢による反応速度の衰えもあり、対話を重んじる西洋文化の中では言葉が苦手というハンデ以前に反応の遅さのハンデが大きい。思考と発声器官の神経回路が今ひとつさびついている感じ。

考えてみると西洋の対話文化と東洋の沈黙文化は本当に対照的だ。以前、このコミュニケーションの違いは、紙の歴史的な供給状況に起因するときいたことがある。一般に紙不足であった西洋は対話とそして必然的に記憶に頼ることを強いられ、一方、紙が豊富であった東洋は書記と、書面に記録された事項に頼ることが出来たという説。なるほど、とうなずける。

ともあれ、黙っているのは自分の意見がないかアサーティブスキルズが足りないかのどちらかとみなされる中、フリーディスカッションで「静かな東洋人」のレーベルを貼られ、ちんまりしてしまうことほど自分に腹立たしく思うことはない。相手がどう受け止めるかとよりも自分がどう考えているかに焦点を合わせ、素早く理論的に表現できたら理想だなといつも思う。

文化の違いに躊躇したり、ごまかしたりするのではなく、違いを相手にわかりやすく説明できるようになっていきたいと思っている。
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by uk_alien | 2006-10-14 18:16 | just a thought

整理整頓のあとは...

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私はまめに片付ける方ではない。散かしやだ。
一度きれいに片付けて数日間は「やっぱりこうじゃなくちゃ」と維持できるのだが、一週間たてばもとの木阿弥さんタイプ。

で、ちらかっている部屋を見て、突然自分の持っているものが全ていやになってばーんと捨てる。服や靴に関してはこの繰り返しのおかげでミニマリズムを貫徹しているが、本はやはりどうしても増える。特にどうでもいいプレゼントやらなにやらで数が増え、本棚には前後二列に並べられ、さらにやりたくないけどその上に水平に重ねられていくという美しくない生活。

先日「ぴきっ」ときていらない本を全て取り出し、amazonのマーケットスペースにリストアップした。どうせいらないのだからとLow Priceでばんばん載せる。あれから二週間、10冊の本を売った。パッキングが面倒だなーと思ったけど、60ポンドくらい稼いでいるから文句は言えない。

驚いたのは大学院で使った統計分析の本たち。マルチプルリグレッションなんてこの先何があっても関わりあうことないよなと、下線や書き込みもあったので値段を下げてリストアップしたら、ちょうど学年度始まりというのも重なったため売れる、売れる。

一つ失敗したのはマーケットプレイスは送料に関しては一定額が自動的に請求され、売り手は過分にかかる送料を考えて値段を設定しなければならないという掟を最初に読まなかったこと。1.5kgくらいの分厚い本が売れ、送料を差し引いたらマイナスになっちゃった。ま、どこかの学生さんが頑張って勉強してくれればあの本も本冥利に尽きるだろうからよしとしよう。

これに味をしめ、今CPEコースで使っている教科書は書き込みもアンダーラインも一切せずきれいに使っている。おまけに外側はあまっていた銀のクリスマスのラッピングでカバー。売り時はやはり来年の9月だな...。

こうしてにわか商売人が出来上がる。

片付けた部屋といえば...パッキングの材料やらなにやらで以前と比べ全然片付いていない。
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by uk_alien | 2006-10-10 16:12 | books