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雨に唄えば...?

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雨...されど雨。

深刻な洪水問題にゆれるイギリス。TVでもとっぷりと水につかった家が映し出される。イギリスは自然災害のリスクが低い国だけど、洪水だけは別問題。こういうときは高いところにある家を買っておいてよかった...とつくづく思う。

さて。我家の犬はシェットランドシープドッグ。厚い毛皮に覆われているから雨も寒さもへっちゃら。今日も朝からどしゃぶりなのに、そんなことは気にもとめず、散歩を期待してきわめて上機嫌。

「うう、家でじっとしていたい...」と思いを振り切り、重い足を引き摺りつつ、ひざ下までの長い乗馬コートと長靴に身を包んだ。風が強い原っぱでは役に立たないとわかっているけれど、気休めに超かわいくないゴルフ傘をわしっとつかむ。

完璧な「雨天のカントリーサイドにおける犬の散歩」ユニフォームに気をよくして野生の麦を踏み分けつつわっしわっしと歩く。

時折他のドッグウォーカーとすれ違い控えめな挨拶を交わす。天気の悪さと、それでも毎朝欠かせない散歩という面倒に対するかすかな苛立ちのニュアンスと、それでも仕方がないのよね...という犬への愛情がふと漂う、そんな一瞬だ。
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by uk_alien | 2007-06-29 22:17 | illustration

夏(のはず)だよ、BBQ!

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Cold and wetな夏が続いているがそれでもBBQは決行。
今回は計7名様なり。

中華食材屋から大きな海老とイカ、でかタコを手に入れた。タコはさっと炒めてサラダにし、海老とイカはチリオリーブオイルを塗って丸々BBQ。それにサーモン、チョリゾの赤ワイン煮、ラムケバブ、ポテトサラダとパエリアを加えた。

タコのドレッシングはおろし生姜、ごま油、オリーブオイル、醤油、塩、胡椒、豆板醤とオリエンタル風に。本当は柚子を使いたかったのだけど近所では手に入らず断念。

サーモンはコリアンダー、ライムの皮のすりおろしとジュース、オリーブオイル、チリ、塩コショウ、みりん、醤油でマリネードしたものをBBQ。

ポテトサラダはゆで上がりをHerb de Provenceマスタード、ガーリックマヨネーズ、half fat crème fraîche、塩コショウ、そしてチャイブのみじん切りに混ぜて。

ラムは小さく切って蜂蜜とミントの葉、ガーリック、みりん、醤油、塩コショウにつけておき、30cmくらいのローズマリーの枝を串代わりにしてそれにぶすぶす刺しBBQ。

パエリアはポークとチキンに下味をつけあらかじめ炒めて焼き色をつけておく。フライパンで野菜をいため、ライスを加えて小海老、肉、あまったタコの頭、からつきの大海老を放り込みストックを加えてアルミホイルをかぶせ弱火で炊く。邪道かもしれないけどこういう炊き込みはBasmatiライスを使うと焦げ付かずうまく出来る...と思う。ライス350gにストック850mlの原則さえ守れば具は何でもこいだし、サフランでなくともカレーパウダーやターメリックを使ってもOKなので結構重宝。

美味しいワイン16本を空け(私は頭痛が激しく殆ど飲んでいない 泣)、デザートは各種チーズ+クラッカー、そして最後にフローズンサマーベリーヨーグルト(冷凍サマーベリーとバナナとヨーグルトをzoooomと混ぜて出来上がりの簡単ヘルシーデザート)にミントの葉を添えて。

皆さん、結構満足されたご様子。
よかった、よかった。
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by uk_alien | 2007-06-25 23:27 | food

骨と皮と化粧顔

「イギリスの子ども達と違ってコンチネンタルの子ども達は好き嫌いがなくて助かる」

と以前書いて、その後沢山の子ども達の面倒をみてきた。その結果やはりものごと例外があるものだと気付く。ま、国民の大半が食べ物にファッシーなイギリス人に比べたら全然ましだと思うが。

で、今フランス中央から来ているども達。コーチが到着してオーガナイザーがめずらしく一人一人好き嫌いとアレルギーを確認していたのに気付いた。13歳だからかな?

「魚だけ、あとは野菜も何でも食べれる。アレルギーもなし」という返答に「よしよし」と思ったのもつかの間。我家に来た3人のうち、極端に痩せてて顔色も悪い子がものすごい偏食家だということがわかった。

初日のディナーはペンネ&クリームソース+サラダ。他の二人はハッピーチャッピーでぺろりと平らげたがその子は食べ物にはほとんど手をつけず、残りは全てゴミ箱行きに。手をつけた分もその夜きれいに吐き戻してしまった。拒食症じゃないかと心配しながら念のため近所にホームステイしている先生に連絡しておく。後で本人に「ディナーがこってりしすぎてたのかしら?」ときくと「いや、そんなことはない」という。

翌日、お腹が調子よくても悪くても対応できるよう、leaksとジャガイモのスープ、チョリゾのピザ、サラダを用意した。すると、「leaksは嫌いなの、だからスープは食べない」という。君のお腹のために作ったんだけどなぁと思いながら、昨日のディナーも食べてないことだし、なにか彼女のお腹に入れなくてはと思い「それじゃピザをもう一枚作ろうか?」ときくと「うん、でもマッシュルームは抜いて」。

うーん。好き嫌いはなかったんじゃないかい?とりあえずもう一枚のピザをちゃちゃっと作って彼女のプレートにのせ冷えた自分のスープをすすった。大分たって皆がとっくに食べ終えた後「終わった」という彼女のディナープレートにはサラダと一枚目のピザから取り出したマッシュルームとピザのパンのベースがてんこ盛りになって残っている。要はピザの上側のチョリゾ、オニオン、トマトとチーズだけこそぎとって食べたというわけだ。

こみ上げる吐き気と嫌気をぐっとこらえつつ、「あと数日」と自分にいいきかせ、残された分をゴミ箱にざっと投げ入れた。私は健康上の理由でない限りそういう食べ方をする人が我慢できないのだ。

とはいっても相手は子ども。そうなったのも一概に彼女自身のせいとはいえない。

気を取り直して今日のメニューを考える。うーん、作りたくない。冷凍してあるボロネーズソース+サラダだな。これ以上食べ物は無駄にしたくないので彼女のプレートに盛る量は今夜は半分以下にしよう。

骨と皮だけでどうみてもanorexicな彼女。ただでさえ13歳な上に超petiteな彼女は、それでもしっかり化粧をして毎朝出かけていく。どんなに食べ物にファッシーでもせめて好き嫌いにとどめてeating disorderにだけはならないように...とひとごと(人の娘)ながら祈る私であった。
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by uk_alien | 2007-06-20 19:39 | hosting students

試験終了

ケンブリッジ英検、CPEの試験がついに終わった。結果は8月頃に出るらしい。

気持ち的にはベストを尽くしたかったのに、試験のスタイルに即した準備がしきれなかったのがちょっと悔しい。でもそういうコンディションづくりのスケジューリングも実力のうちなのだろうから仕方がないとあきらめよう。

こういう試験勉強をする利点は、語彙が増えることは勿論なのだけれど、なにより独特のスタイルの問題に触れることで普段の生活では気付かない弱点が見え、それに取り組むことで弱点強化の方向が見えることだと思う。

集中力及び知能の欠落という根本的な問題はさておき(涙)、私の多々ある弱点の一つは英文独特のパラグラフの構成に関する経験/理解不足と、それに伴う推測力の欠落だ。さらに、曖昧なところはさらっと飛ばしてわかるところだけを「受身読み」する癖がついてしまっている。

これはばらばらになったパラグラフを正確な場所に入れ込むスタイルの問題で弥が上にも浮き彫りになった。

また、同じ弱点に端を発していると思うのだが、選択肢付きの読解問題は結構得意なくせに、「著者がいう〇〇とは何をさしていっているのか自分の言葉で書きなさい」で外したり、「二つのテキストを××という観点について著者がいうポイントをひろって自分の言葉で要旨をまとめなさい」という問題で4~5点あるはずのポイントがひろいきれなかったりする。

分析的な読み方が苦手なのだ...(反省)。

幸いなことに今回の試験ではこの「ばらばらパラグラフ」問題と、「中学国語」問題は比較的お手柔らかだった。うう、よかった、よかった。

「この試験勉強をすることで目覚しく実力が伸びた」なんて口が裂けてもいえないけど、試験が終わって久しぶりに新聞を読んだとき、どういう読み方をすれば混乱せずポイントをひろっていけるのか、なんとなく方向が見えたような気がした。

1年お休みしてまた勉強を始めて...2年後の2009にまた受けてみようと思う。そうして繰り返して、いつか悠々とAパスするくらいになった頃には少しは英語にも自信がついてくるかな...と夢見ている。
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by uk_alien | 2007-06-16 20:30 | english

ハーフタームの試練

ハーフタームの間、全寮制の私立学校の生徒は寮を出なければならず、ガーディアンと呼ばれる彼らの親代わりの後見人はホームステイ先を手配する。そこで、今回我家に白羽の矢が立った。

「あなた、チャイニーズだったわよね。あら、ジャパニーズ?でもチャイニーズは話せるわよね」

なんでやねん?

兎に角。まあいい経験になると思い了承した。通常面倒を見ている生徒達(一日中観光で外出している)と違って、こうした子達はイギリスズレしてるし、また、べったり家にいることになるのでかなりのストレスになるだろうな...と思ったのだが。香港チャイニーズ14歳+17歳、10日間。

いやはや、やはり大変だった。二人ともきっとごく普通の香港チャイニーズのティーンなのだろう(一学期の学費に8,000ポンド払える家が普通かどうかは別として)。でも親から離れ、寮生活で実用的な知恵を身に着けている彼らは自分達の都合で全てが回るよう操作する術を(少なくともそうする努力の仕方を)心得ている。日に日に脱ぎ捨てられる遠慮のベールがまるで目に見えるようだった。しかも勝手がわからない最初のうちに親切心からgenerousな対応をしたド素人な私は10日間常に同様なサービスをサプライする羽目に。

以前語学学生のホストをしている友人が「暑い国から来る人達は長時間シャワーを出しっぱなしで浴び続けたり、日に二回シャワーを浴びたりするので困るわ。だからハウスルールにシャワーは一日一回15分と付け加えたのよ」とこぼしていたのを覚えていたのだが、香港がこの「暑い国」の一つであることに気付いたときは時既に遅し。ティーンならではの食事の量と回数、ヘアーアイロンに携帯の充電、夜中まで一日中つけっぱなしで音楽やビデオを流している二台のラップトップ。これが現代の若者なのね...と半ばあきらめつつ、タンクトップにショーツで家を歩き回る彼らに「部屋が寒いのでヒーティングをつけてほしい」と言われたときにはさすがに「寒いならもっと暖かい格好をすれば?」と言い返した。しかし「寮を出た日はとても暖かかったのでこういう服しか持ってこなかった」という。そこで慌てて暖かい服を貸したがどうも着たがらない。そういうもんだとタメイキをつきつつポータブルヒーターを貸す。

ある日ベッドリネンを取替えに部屋に入るとそこは常夏。ヒーターががんがんにかかっている。汗だくになりながら二人分のリネンを取り替える私にここでもヘルプのオファーは勿論ない。こういうところは西欧の子ども達とは一線を画す。ま、そういうものだ。香港ではメイドが全てやるんから。あくせくリネンを取り替える私の後ろでは、隣り合わせの机にそれぞれ置いたラップトップで別々の音楽をならしつつ、一人が携帯でボーイフレンドとガーリー口調で話をしているその脇でもう一人は翌週のASレベル試験に向けた勉強をしている。よくこんな状況で勉強出来るなと感心する一方で、そんな彼女にふと、金銭的な裕福さと、スペース的に余裕のない立て込んだ香港のフラット生活というちぐはぐな狭間で鍛え上げられた独特の個の文化を垣間見たような気がした。

ガーディアンもしているこの道長い別の友人から「一体なんでそんな値段で引き受けたの?!」と言われたが、やっと意味がわかった。うう、何事も経験。

今回は商魂と良心のバランスの苦労などというものではなく、親切心から墓穴を掘ったり、家庭や国の文化の違いに摩擦を感じたり、縄張りの押し合いへし合いがあったりと、ホストファミリーとしての、割とプロパーな苦労をかじった気がした。昨日学校まで車で送りお役ご免。

家に帰って冷えたプロバンスロゼで乾杯した。
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by uk_alien | 2007-06-04 19:02 | hosting students