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裏切りのマフィン

仕事内容がまた増えた。

入社以来常に思うのだが、私のボスはものすごくいい人な反面、そしてビジネスプロセスを見ている人間の割にはジョブの所要時間の見積もりが極度に甘い。そしていい人ゆえに社内の関連部署との政治交渉には極端に弱い。そのおかげで、私は入社した後すぐに最初の予定にはなかった仕事内容が追加され、量的に絶対追いつかないにも関わらず、更に追加分が3倍の量に膨れ上がった。

「この量じゃ絶対に追いつかず支障がでますよ」と忠告すると、ゆくゆくの数理士として雇われたグラジュエイトが余っているので、終わらない仕事はその青年を使ってもよいという許可を数理士チームからとりつけてくれた。

それはあまりに近視眼的、コストが高すぎるのではと思ったが、none of my business。それに、4ヶ月後の新システム導入で全ての量が私だけで時間内にまかなえることがわかったので、それはそれでよかった。勤務時間と仕事量を考え合わせると、これが妥当なバランスと私は思っていた。

...のもつかの間。(本当に)驚いたことに再び仕事内容が増やされた。仕事のバラエティーが増えることやチャレンジが大きくなることは全く厭わないのだけれど、終わらないんだってば!

パートタイムは骨までしゃぶられるといわれるけど、どうやら本当らしい。特に文句も言わず問題も起こさずさっさと仕事を片付けるような大和魂人間は格好の標的なのだろう。

今週の月曜の新しいプロセス開始とともにボスはスキーホリデー。ま、そういうのももう慣れっこだけど、新プロセスはどう考えても私にとって分も効率も悪く、客観的に言ってパートタイムの人間の仕事量じゃない。実際、ロンドンで私と同じポジションで勤務している人間は私よりも少ない仕事量をフルタイムでこなしている。

この上にまた更に他のサポートスタッフがホリデーでいないときのカバーになれるよう、そのためのトレーニングを受けて欲しいといわれている(勿論私の業務はこなした上でカバーに入ってほしいということ)。

A victim of my own success - いいように使われているのね。
しゃれにならない。ボスが帰ってきたら内容を減らし、プロセスを変えてもらおう。

昼ごはんなし+25%の超過勤務でぐったり。運転するのに血糖値をあげなければとターミナルの近くのマフィンショップに寄った。この店は、毎朝バターと砂糖の香りをぷんぷんふりまいていて、いつか試してみよう!と思っていたところだ。

「チョコレートチップマフィンをテイクアウェイで」、と注文する。
「1.70ポンドです」
「!(たっけ~~)」

それでもって...まっず~~。

さんざんな一日(涙)。
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by uk_alien | 2008-01-31 02:39 | work

日常の喜び

お湯が出るって...

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素晴らしい...
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by uk_alien | 2008-01-30 03:47 | great about it

そういうからくり

年末に向かってカメラとレンズを探しながらネットオークションをじっくり見ていて、一つ気付いたことがある。

特定のタイプの商品に狙いを定め、それらを安く買ってそれ以上の値段で売りさばいて利ざやを稼ぐという輩が結構いるということだ。興味深いのは決して「悪徳」ではないこと。

車でも時計でも同じだと思うが、人気があってしかも価値が下がりにくい商品というのものはよくある。メルセデスやロレックスなどはそのうちだろうか(知る由もなく)。

カメラではLeitz LeicaのMシリーズがその典型。新品価格は高すぎてちょっとやそっとでは手が出ず、中古でも価格がそうそう落ちない(もともとの値段がすごいから少々値段が落ちてもまだ高すぎる)。

そういうものを売りたい人は定期的に出てくる。大枚はたいて買ったレンズを棚にしまいっぱなしで殆ど使わず、それが一年後にまだ2/3の価格で売れるならlossよりrecoupを重視するのは最もだ。一年もたっていればgainとすら感じるかもしれない。

さて、このレンズ、新品の値段が3000ポンドだっとする。一年後のコンディションはmint-excellentとして、中古カメラ屋の店頭値段は2500ポンドプラスくらいだろうか。売り手は中間マージンを避けるため中古屋に売るより、ネットオークションで2000ポンドプラス、運がよければ2400ポンドくらいで売れれば..と考える。この希望価格の幅と中古カメラ屋店頭価格とのギャップに仲介屋が目をつける。

仲介屋は普通のbuyerとして(必ず中古カメラ屋の店頭価格価値より低い値段で)落札し、頃合を見てsellerとしてその商品をオークションに出す。こうした商品は特定の人しか興味を持たないが、その特定の人の間では大変人気のある商品で商品価値が理解されており、そうしたwatchersの中に「中古カメラ屋の店頭価格より低ければ買いたい!」という人間がいる可能性は極めて高い。

更に、損をしないためにaccompliceを用意し(もしくは一人でいくつかアカウントを持っているのかもしれない)、オークションの残り2日くらいで登場させ、彼の最高bidをロスの出ない最低価格に設定させる。もともと利幅が出そうな価格でしか落札していないから、この最高bidもべらぼうな値段ではない。そうしてそれ以下のbidは全てoutbidされ、それより上で誰かが入札すればその差額は全て利益となり、運良くせりあいがはじまって(そしてそういう商品を選んでいる)中古店頭価格に近い2400ポンドで売れれば殆ど手をかけずして200~300ポンドが懐に入るというわけ。

手馴れているから買うときも売るときもスムースに取引を済ませ、その結果feedbackもpositive 100%でどんどんたまる。

あまりに面白くなっていくつかの商品のヒストリーを追ってみた。中には、USAに出ていた中古のカメラをUKのA氏が落札してUKでオークションに出し(2007冬にかけて対USDでポンドがすごく強かったの覚えてる?)、それをB氏が買ってすぐにUKのオークションに出してC氏に買われたというすごいケースも見つけた。それでもC氏は損をしたわけではない。新品や中古店頭価格やex-demo価格、availabilityなどを全て考え合わせると、決して悪くはない取引価格で入札している。

だから面白いのだ。全のケースがうまくいっているわけでもなさそうなのだが、大概はsellerもbuyerもハッピーなケースが多いよう。

蛇の道は蛇...というけれど、すごいすごい。このネット時代、合法、ちょっと非合法、非合法あわせて他にもいろいろなトリックがあるんだろうな。

それにしても、そこまで調べる興味はあっても、なんで私はそのエネルギーを金儲けに向けられないのかしら。それが持つものと持たぬものを分ける一線なのよね。
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by uk_alien | 2008-01-29 06:50 | photography

お決まりのボイラー故障

イギリスでは日本で人々が故障することなんか考えもしないものが、規則的に壊れる。

ボイラーもその一つ。「ボイラーが壊れたんだよね~。サービスマン呼んで、結局は新しいの買わなきゃいけなくてX千ポンドが飛んだよ」という話を何人の人から聞いたことか。今回は私の番(涙)。

前回の水道工のぼったくりの件でさんざんな思いをしたので、今回は故障が発覚した土曜の段階で月曜の午前中のアポをとった。だから今週末はセントラルヒーティングなし、お湯なし。寒いよ~。

先進国といわれるイギリスに住みながら、過去一年間でガス、水道、電気のそれぞれが少なくとも丸一日止まったという経験を全てした。そうして感じたのはやっぱり水道がなにより一番大事ということ。単に水が飲めない、料理が出来ないということだけではなく、洗う/きれいにするという行為には水は必ず必要なので、水道が止まると洗濯、お風呂、歯磨き、皿洗い等々が全て出来ず、トイレも使えない。うーん、あれはきつかった。

停電は全然へいちゃら。でも無意識に明かりをつけようとしたり、何かのスイッチを入れたりという自分が必ずいておかしい。便利な生活に慣れているのよね。

分厚い肌着の上下をしっかり着込み、毛布にくるまって目下タイプしているのだけれど、明日の朝シャワーを浴びれないから後でお湯を沢山沸かして髪の毛を洗わなくては。うーん、面倒。

希望的観測としては、月曜の午後には家はぽかぽか。
でもきっと懐には木枯らしが吹きすさんでいるに違いない... 泣
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by uk_alien | 2008-01-28 04:07 | misfortune

ガストロパブへ

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まったく歩くこと以外に何かすることないの?と言われそうだが、それが好きだからこういうところに住んで犬も飼っているということでご容赦を頂きたく。

さて、実は先週庭仕事が忙しくて楽しみにしていたパブにいけなかったので、今日代わりに犬を連れてランチに行くことにした。

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ガストロパブへ歩いて一時間というのは遠そうでいて、実はちょうどよい距離。景色を楽しみながらあれこれくっちゃべり、「まだかな~、お腹ぺこぺこだな~」と思いはじめるころにちょうど到着する。その頃には食欲がピークに達していて、山盛りの美味しいパブランチがぺろっと食べれるというわけ。

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テーブルの下で程好く歩きつかれた犬を休ませ、旦那はビターを私はラガーを飲みながらメニューを吟味する。前回は旦那はバーガー、私はソーセージ&マッシュを食べたので今回は旦那はスキャンピ、私は前回迷ったチリビーフにすることにした。チリビーフは要はライスの上にホームメイドのチリコンカーンソースがかかっているのだが、これがチリが程好く効いてとても美味しい。安いミンスミートを使って油が浮いたソースを想像していたら、これがなんと、油分、塩分をしっかり控えており、その分ハーブのフレーバーが嫌味なく効いていて最後まで飽きない味。ものすごいてんこ盛りだったのに、ライスを少し残して殆ど食べてしまった。旦那のスキャンピもかりっと揚がってとても美味しかった。

火がともる暖炉を見つめながら、うーん、一時間も歩いて帰れない~...と思ったのだが、この満腹の胃袋を落ち着かせるのに、これもちょうどよい距離。

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家についてもお腹はまだ一杯なので、今日はもう晩ご飯はぬき。
ああ、幸せ...と思いきや、

ボイラーが壊れた。

がーん。
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by uk_alien | 2008-01-27 05:41 | food

写っちゃった

フィルムカメラの時代は集合写真を撮ると、「数の合わない手が肩に」とか、「ここに顔のようなものが」とかよくあったものだ。

今はデジタルになり、しかもソフトウェアを使えばなんでも出来るから、そんなことは話題にすら上らないと思いきや、今日のDaily Mailに久々の心霊写真が。勇気のある人はクリックして記事をご覧あれ→Mysterious 'ghostly' face of child appears in mobile phone photo of teen pals

皆で外出する前に携帯で撮った集合写真だそう。
嘘なんていくらでもつける世の中だけに、逆に妙に信憑性が増して怖い。
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by uk_alien | 2008-01-26 02:34 | photography

誕生日の贈り物

夕顔

お空の星が
夕顔に、
さびしかないの、と
ききました。

おちちのいろの
夕顔は、
さびしかないわ、と
いいました。

お空の星は
それっきり、
すましてキラキラ
ひかります。

さびしくなった
夕顔は、
だんだん下を
むきました。



GranpaのDVDをたいそう気に入ってくれた元旦那から今年の誕生日プレゼント、金子みすゞの詩集三冊が届いた。明治生まれの日本人女性とは思えない内面の自由さと繊細さ、そして感性の豊かさが読み手の心を包み込み揺さぶる。自分の昔が息を吹き返す。

今年も素晴らしい贈り物をありがとう。


わたしと小鳥とすずと

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あのなるすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

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金子みすゞ童謡集
「わたしと小鳥とすずと」JULA出版局より
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by uk_alien | 2008-01-25 08:06 | books

名物のお味は...

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イギリスは日本と違い、「サラリーマンに安くて美味しい定食を出す店」なんてものはないから、皆殆ど外食はせず、買うか持ってくるかして、静かにデスクで仕事をしながら食べているのが常だ。しっかり一時間休憩をとっていた日本の習慣が懐かしい。

そうした事情に加えて、パート勤務になったこともあり、今では「ランチする」ということがすっかりなくなってしまった。

時折あるお誘いも、時間内に仕事を終わらせたいがために大抵はお断りしてきたのだが、今日は二週間前からHRのチームが某店名物の「フィッシュフィンガーサンドイッチ」を食べに行こう!と計画して誘ってくれていたので、お言葉に甘えてジョインすることに。ホリデーで行けないと辞退したお局様曰く、「いいとろを選んだわね。あそこのフィッシュフィンガーサンドイッチは格別よ。絶対後悔はしないわ」とのことだったが、さて、名物のお味は...

うーん、やっぱりまずい。

ま、食べ物は別として、女5人であーだ、こーだとくっちゃべるというのも久しぶりでとても楽しかった。特にHRのヘッドが混じると話がカラフルで興味深い。

あー、チームワークが懐かしくなっちゃったな。
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by uk_alien | 2008-01-25 02:35 | just a diary

信用の問題

IDカードの話題が再び浮上した。

賛否両論いろいろあるだろうけど、私は未だに反対だ。政府関連機関のデータ管理に信用がおけないのは、Inland Revenueのディスク紛失やMoDのラップトップ紛失以降、誰しも同じだと思うが、私もこれが一番の理由。

こうした個人データを実際取り扱うのは比較的モラルの高い職員などではなく、よくてボトムクラスの公務員、そうでなければ経費削減のために役所に雇われたテンプや外注が主なのではと疑う。こうした人たちがどこまで個人に関するこれだけ纏まったセンシティブなデータを注意深く扱えるのか、経験上、正直言って私は全く信用がおけない。

更に、万一情報が流出した場合、そしてそれが妙に柔軟性のあるこのイギリスのシステムの中で不正に使用された場合、その責任、すなわち、その使用は本人が全く関知しない不正行為であることの発見、証明、被害の負担を個人が負わなければならないという可能性は、ある意味でテロの脅威よりも暗澹としていると思うのは私だけだろうか。

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先日新しい有効期限のクレジットカードを受け取り、その報告を指定の電話番号に電話して行った。その際に「少しあなたのセキュリティーに関する知識について質問があるから。ご自身のID盗難にあって不正使用を発見したら誰に報告しますか?警察には言いますか?XXという割合で人々がID盗難の被害に合っていることはご存知ですか?」、とはじまった内容は、ID盗難に関する情報提供や知識確認などでは全くなく、とどのつまり、「ID(クレジットカードの不正使用ではなくアイデンティティー)が不正使用された際、本人のクレジットへのダメージはとてつもなく大きいから、当社が提供するクレジット保険を買わないか」というものだった。

コールセンターのうるさいノイズに若い女性特有の早口でききとりにくいコールに真面目に答えていただけに、このsneakyなセールスの導入にむっときた。「今の時代はこんなに怖いから」と脅えさせて商品を売ろうというまさにTony Blair商法。

「あなたの言うポイントはよくわかるけど、私のファイナンスレベルで信用保険っていうのはスケールが違うと思う。近頃私のような人間でもそういうprotectionが必要になったという話はまだ耳にしない。何より私はそういう決断を電話の上でなど絶対にしないタイプだし、必要性を感じたら自分でリサーチして考えるから」といってやっと電話を終わらせた。

...うーん。考えれば考えるほどIDカードは作成したくない。

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IDカード申請の際には様々な個人情報を申請する必要があるらしいが、その一つに、過去に住んだ住所全てを申請するという義務があるらしく、不正確な申請は罰金の対象となるらしい。イギリス国内を頻繁に引越しされる方、今からきちんと記録されておいたほうがよいのかもしれない。

やだ、やだ。
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by uk_alien | 2008-01-24 01:44 | misfortune

冬の景色

旦那の好きなsnowdropが桜の木の下で咲いている。私は以前は単に地味な花だとしか思っていなかったのだが、彼がとても愛着をもっており、そういうものは自然に感染するのか、今ではsnowdropsを見かけるたびににっこり微笑む自分がいる。

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庭仕事を始める前に犬を連れて散歩に行くことにした。旦那も私もそれぞれ新しいカメラを首に提げて長靴で出かける。

相変わらずグレーな空を背景にすっかり葉を落として味気のない潅木が寒々しい。そんな中、常緑の植物が異様に目立って目を引いた。

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あちこちに目を奪われながら遅々として進まぬ私たちにウォルターは不満げな声をあげる。それでも、夏には目に留めない質感の高いものが妙に気になってどうしてもしげしげと眺めてしま
う。

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これらの丸太は森林管理の一環でpollarding(若返りのために枝を短く切る)されたhazelnuts。こうして積んでおくことで野生動物、特にdormouseの隠れ家にもってこいなのだそうだ。

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家に着いてからは、庭の植物の剪定に励んだ。今年は例年よりも庭の片付けが遅れており、まだ半数のバラが剪定されておらず、庭のフェンスに沿わせた蔓系の植物も剪定と再固定が必要だ。

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あっというまに時間が過ぎた。まだまだやることが沢山残っているけれど、すっかりあたりは暗くなってしまい、仕方なく家に入った。

剪定された植物の枝を燃やすために焚いた焚き火のおかげで服と髪の毛はすっかりバーベキューされてしまった。

明日は少し天気がよさそうだから、ウォルターを連れてカントリーパブまで歩いて行こうと思う。
ビールとパブ飯!
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by uk_alien | 2008-01-20 07:32 | walks