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お預かりいたしました

さあ、スタディーのデコレーションだ!と思いきや。

旦那の上司を通して、現在ロンドンで短期語学留学をしていらっしゃる日本人の女学生さんのステイ先についての相談を受けた。語学学校に割り振られたステイ先がどうも安全面で腑に落ちないという。

この上司にコンタクトしたのは彼の旧友で、現在オーストラリアにビジネスを構えるイギリス人。この人は以前日本の某国立大学で教鞭をとっており、この学生さんのお姉さんが教え子だったことから、ご家族全体ととても親しい間柄なのだそう。

相談を受けたあと、とりあえずホストファミリーをしている友人にあたってみたが、どうも空きがない。我家もこれから3月にかけてEUの生徒さんのブッキングがどんどん入ってくるのだが、初めての外国のステイ先で気が気じゃない思いをしている日本人の女学生さんを放っておけるほど私もドライじゃないし、とりあえず、我家のスタディーをにわかベッドルームにして、彼女を迎え入れることにした。ということで、デコレーションは当面延期。

このもと教授さん、日本語も達者なそうなのだが、私なぞ比較にならないくらい日本文化のプロトコルをしっかり遵守される方で、メールと電話で本人、本人の家族、私たちをコーディネートしつつ、各方面にしっかり根回しした後、この娘さんとの直接のコンタクトをアレンジしてくれた。

電話で直接話すと、この学生さん、初めての外国という割には非常に冷静にご自身の状況を把握されており、緊張した声ながらも私にしっかり状況を説明してくれた。「あなたがすぐにでも移りたい、移ったほうがいいと思うのであれば、明日からでもいらっしゃい」

と、いうことで以来、再び多忙な日々が続いている。

それにしても、このもと教授さんは彼女のことを「とてもいい子で、しっかりしたご家族のお子さん。喜んで自分が身元を保証する」と叙述されていたのだが、実際彼女に会って一緒に暮らしてみると、まさにその通り。

国立大学で法律を専攻する彼女は、若さと純真さと気立てのよさと知性がしっかり混じり合って、何についてディスカッションしてもとても興味深い。私の日本語の会話がちょっと怪しいのと、彼女の今回の渡英目的が語学留学だったのとで、会話は英語ですることにしたのだが、とにかく二人ともしゃべりっぱなし。

かわいそうなのは旦那。「私たちの日本語なまりの英語がコンスタントに飛び交っていて、きき疲れしない?」ときくと、「それは全然構わないんだけど、ノンストップ、っていうのに負けそう。もうスイッチ切ってる」というので、「私たちに娘でもいたらきっとまさにこんな感じよ。恐ろしいでしょう?」というと苦笑いをしていた。
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by uk_alien | 2008-02-29 00:48 | hosting students

夢のDIY

私も旦那も大の散らかし屋。こまめに片付けて掃除をする、ということが出来ない。人様に見せられない状態になってから私がぶちきれて人目につくところだけとりあえずきれいにしている。

そうして一番おざなりになってきたのが、スタディ。この部屋はベッドルームの中でも一番小さく、暗く、細長い。おまけにドア/窓/ロフトハッチの位置のため家具の配置が難しく、越してきて以来、家具は無計画に置かれ、積まれたダンボールやコンテイナーからはモノがあふれかえっている。更に、去年私が小汚いモスグリーンのカーペットに我慢できなくなって一気にそれを引き剥がしてからは、むき出しのフロアボードのギャップからの隙間風が吹きすさんでいる状態。

こりゃいかん。Bad chi。

ということで全面的に手を入れることにした。

まずは理想から。床にはグレーのタイルを張り、収納家具から机から超コンテンポラリーなものに買い替え、ちらかす気分にもならないようなデザイン...
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もしっかり検討したのだけれど、予算的/物理的/好み的にどうもしっくりこないのでパス。

結局は既存のフロアボードを白く塗ることでリラックスしたカントリー/コテッジの雰囲気をキープすることにした。壁も天井も、既存の家具も同じ白を使ってペイントすることで統一感を持たせる。

次にレイアウト。
BEFORE
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このソフトウェアは、サイトに登録すればネット上で無料で使わせてもらえ、レイアウトの保存、呼び出しができるスグレモノ。以前コンサーバトリーのインテリアを計画するときに大変役立った。模様替えを計画中の方、是非おためしあれ。

いくつかプランを立て、実際机を動かしてみた後、このレイアウトに決定。
AFTER
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今のところ、3つの新しい収納ユニットを購入する予定だが、購入はデコレーションが終わった後、バランスを見ながら段階を追って行う。椅子も買い換えたかったのだが...完全に予算オーバーになるのでとりあえずはパス。

とりあえずペンキと、フロアボードの隙間風をとめるための専門テープをネットで注文した。木材は温度や湿度によって常に拡張、収縮するため、木材用パテはフロアボードの隙間を埋めるのには適さない。このテープは初めて試すのだが、もし噂通りならスグレモノ、のはず。更に大きめのギャップには太さの合うロープをきつくネジって、ギャップに押入れ、床と同じ色にペイントする。簡単だが効果的な方法だ。

計画では、こうして私がフロアボードの隙間風にタックルしている間に旦那がロフトにフロアーボードを敷く予定。フロアボードを梁に打ちつけることでその下の天井のプラスターにダメッジが出るはずだから、スタディの天井に手をつける前に終わらせてもらわないと。

スタディが整頓されればロフトへの出入りも楽になり、ロフトにフロアボードが敷ければロフトの収納スペースも効果的に使えるようになる...と、夢は大きく。
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by uk_alien | 2008-02-19 03:03 | doing up the house

スカムかラッキーか

昔、よく人生ゲームで遊んだ。
思いがけない配当や不運が、なんとなく異国風で不思議な感じがしたものだ。

先日いつものように義理ママからの電話が入った。彼女によると、1950年代に既に亡くなっているある人物の財産のうち、彼女の夫が所有権を有する分があるという知らせを受けたそうだ。価値は48,000ポンド(約一千万)。

夫は既に亡くなっているからこの所有権はそっくり義理ママに移行する。
さあ、スカムかラッキーか。

ことがことだけに彼女はソリシターを使って真偽を確認中。
ちょっと人生ゲームみたいだ。

この彼女の今は亡き旦那さん、つまり私の義父にあたる人はものすごく慎重な倹約家で、こうした小さめの投資をちまちまと各方面にしていた人だから結構信憑性はある。

生前彼はロンドンとその近郊にオフィスを持つソリシターの会社のパートナーだった。ある日、同じビルに入っていた、プロパティモーゲッジ専門の小さな会社が、彼の会社に話をもちかけた。

「実はうちもここいらで頑張ってUK全体に拡張しようかと思う。お宅には今までのうちの仕事をやってきてもらったことだし、これからうちがオフィスを出す毎にお宅の出張所を置く、という形でビジネスを展開しないか」

コントロールフリークの毛があった義父は、自分の支店をリモートコントロールするのも嫌がっていたくらいで、この話はあっさりと断ったらしい。

このモーゲッジ会社、今ではイギリスでトップを争うビルディングソサイエティーになっている。もし彼が当時YESといっていれば、今回のunclaimed propertyもミリオン単位のサプライズだったかもしれない。

残念、残念。
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by uk_alien | 2008-02-13 01:25 | family

母について

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母をホームに入れることにした、という連絡が来た。

新しく出来るところらしいから、きっときれいに違いない。
約2年したらファイナンスしきれなくなるので出所しなければいけない。皮肉だ。2年もしたらもっと面倒見るのが大変になるのに。

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親が高齢な場合の子どもにありがちなようだが、幼少の頃から母には常に死の影がつきまとって見えており、私は彼女を失うことを極端に恐れていた。しかし、極端な年齢差に加え、感情的な家族愛が欠落した母親と、それを受け継いだのか、やはり感情的な家族愛の欠落した娘という組み合わせで、結局二人の間に母子らしい関係は一貫して結ばれず、皮肉なことに、今となっては私の中では彼女はもうとうに亡くなってしまっている。

そして父親の場合と同じように、彼女の死の連絡をじっと待っている。
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by uk_alien | 2008-02-12 08:02 | just a thought

巣作りに選ぶ場所

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私のオフィスはカントリーサイド方面にあるからか、ロンドンオフィスに比べるとはるかに産休をとっている/とるであろう/とり終わって戻ってきた人たちが多い。もう各チーム内でrotaになってるんじゃないかと思うくらいに入れ代わり、立ち代わり一人目、二人目を生みに出て行く。また、皆さん2週間前とかまでぎりぎりに勤務しているからあっぱれ。

私は今まで一度も子どもが欲しいとか、育てたいという気持ちがわかず、おそらくこの先もそういう気持ちになることはないと思う。

父親にするにはもってこいの旦那を持ったことだし、生物学的にも生めなくなるから、「欲しくない」とかいうレベルじゃなくて、もっと、こう、頭でしっかり考えなきゃ、と、ここ数年ずっと積極的に「考えて」きた...のだが、やっぱり全くその気にはならない。それに欲しくなかったけど、生めなくなるし、これも経験だからといって子どもを生んで、いや、やっぱしいらないんだよね、というわけにもいくまい。

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ところが、先日ふと、南仏プロバンスでなら子どもを生んで育ててみたい、と突然思った。両親と全く違う言葉と価値観で子どもが育つ場所が私の巣作りに最適な場所なんだろうな、とふと思った。思っただけ。

太陽と肥えた土と海の幸に山の幸、とどめにワイン...という要素がこの突然湧き上がった思索の基盤をなしていたのに疑いの余地はない。

プロバンス在住の方から「あなた、なにをいってるの、南仏はそんな理想的な場所じゃないのよ」という諭しの言葉が聞こえてきそう。私も「イギリスだったら...」という人がいたらきっと同じことを言っている 笑。
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by uk_alien | 2008-02-09 02:35 | just a thought

外人身分

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ごんごん、とドアをノックされたのでチェーンをかけて出てみると、鼻先にnPowerのIDをぬっと出された。

「エナジーサプライヤーについてご質問できればと思うのですが、お時間よろしいですか」

とセールスマンらしく押しの強いso-matter-of-fact-that-you-can't-possibly-say-no口調で言ってくる。仕事で泥のように疲れて帰宅し、気を取り直して美味しいコーヒーを入れた直後。このクオリティータイムを奪われるのは冗談じゃない。

とっさに以前ihokoさんやleira-londonさんが残してくれたコメントを思い出したので、即実践。

Are you the home owner?
あー、のー、のー。ジャストキーピングザハウス。
You're keeping the house? Where's the home owner now, then?
ひー、あー、ひー、あっとわーく。アイドンスピークグッドイングリッシュ。ソーリー。

といってぴしゃりとドアを閉める。

素晴らしい。彼は「ちっ」とは思っても大して嫌な思いはしていないだろう。
そして私も最小限の時間のロスで済んだ。

外人でいるって、たまにはいいこともある。
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by uk_alien | 2008-02-07 03:42 | just a diary
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成熟した社会のイギリスは弱者の味方。

ハウジングからベネフィット、フリーヘルスサービスと、いうことなし。社会のセーフネットからこぼれる人達の数を少なくするためなら、救われる必要のない層の人間をついでに救ってしまってでもネットの目は細かくしよう、という考え方の社会だ。

そのベネフィットが届くべきときに届くべきところに届いているか、とか、一端ソーシャルベネフィットを受け始めた人たちがそれを断ち切って「多忙と貧困=雇用」を選択するか、とか、なんとか国の世話にならず働いて税金を納め続け持ち家を持つに至った普通の人間が、社会にgive & giveした挙句、老後のケアに関してカウンシルからどういう態度をとられるか、などというのは別にして。

考えると腹立たしいのでなるべく考えないことにしているけれど、時々、落ちた顎が見つからなくなるくらいあきれる話がある。

この記事、Multiple wives will mean multiple benefitsもその一つ。

英国では一夫多妻は違法だが、一夫多妻を認める国で正式に婚姻しているカップルについてはその妻達それぞれがベネフィットを(これまで通り)申請出来る、というもの。

Treasury、DWP、HM Revenue and Customs、Home Officeこぞってのレビューなのでいつもの「XXカウンシルはnon-Christiansに配慮し、〇〇タウンホールでの恒例クリスマスキャロルを今年は取りやめることに決定した」 などというレベルではなく、関連部署の皆さんがしっかり考えた挙句での結論らしい。

でもそれって、「Confucianismの教えでは親は何よりも大事とされており、かの教えを教訓とする極東の国々の戸籍登録で正式に証明されている両親はイギリスへの呼びよせ及び永住が可能であり、必要であれば各親(二名までに限る)は各種ベネフィットを申請可能である」といっているのと同じだと思うのだけれど。違うとしたら、一体何が違うのだろう?

あ、そしたらゲイカップルの親でもOKかしら?
極東の国々ではゲイの結婚が法的に認められていないから、きっとだめね。
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by uk_alien | 2008-02-06 02:28 | venting

たまの運

コンペで出品された後、引き取り手が見つからなかった日本酒たちが、この週末に我家にやってきた。

名前や種類を見て、うーん、よくわからないけど、大したことはないんじゃないか...と思ってあけた一本目は緑川酒造の大吟醸緑川。

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(写真はhttp://www.m.chiba-u.ac.jp/class/bioenvmed/gallery/sake/niigata/ni034.htmlより転載)

これがもう転がっちゃうほど旨い。

高級感あふれる味と香り
大吟醸緑川は酒造好適米の最高峰山田錦を精米歩合40%まで磨き上げ、時間をかけ完成させた最高級のお酒です。長期熟成による口当たりの滑らかさ、緑川酒造の伝統技術が造り上げた最高の味と香りをお楽しみください。冷やしてお飲みください。
アルコール度数 17度以上18度未満
原材料米、米、米こうじ、醸造アルコール
精米歩合 40%
(以下、緑川会のサイトより抜粋)

...だそう。ラッキー。げ、日本で5,250円もする。ってことはロンドンで...
考えたくないのでひたすら味を楽しむことにした。

うーん、贅沢。
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by uk_alien | 2008-02-05 01:35 | great about it

ビルダーの健康茶

私はフルーツティーやハーブティーはあまり好んで飲まない。ベリー系の妙に甘い匂いと舌に残る苦い味の組合わせなどがどうも苦手だからだ。気が立ってるときにカモマイル、頭痛や胃腸系がやられたときにペパーミントティーをたまに飲むくらいか。

しかしながら、最近はやりのルイボスティー(Rooibos/Red Tea)は妙に薬効成分がありそうな怪しげな味がとても好きだ。おしゃれな健康系ブランドからは勿論、builder's tea本家、Tetleyからも出ている。

rich in antioxidants, caffeine freeと健康によさそうだし、犬舌のわりに長く時間をかけて飲む私は冷えても美味しいところが気に入っている。
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by uk_alien | 2008-02-04 01:52 | food

ちょっとうれしい

以前使っていたフォトブログのホストがドロンしてしまったので、とりあえず別のところに新しいアカウントを作ってあった。すると、ある日の写真に、なんだか妙に沢山の数のコメントがついている。変だなと思ったら、その写真がホストのホームページに掲載されるデイリースポットライトフォトに選ばれていた。

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なんてことはないイメージだし、画像処理もほとんど加えてないものだけど、きっと多くの人の目を惹く何かがあったのかもしれない。

ともあれ、400~500の投稿数から選ばれたのはとてもうれしかった。
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by uk_alien | 2008-02-04 00:33 | photography