「ほっ」と。キャンペーン

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見直しました

だましだましつきあってきた疲れやすい体がついにだませなくなってきたので、何年かぶりにGPへ行く決心をした。

最後にこのGPに行ったのは、今回とよく似た症状が長く続いたためだった。患者の椅子から2mほど離れたデスクのさらに向こう側に座る医師は、一目でかのDr Shipmanを思いおこさせ、その日最後の患者を早々に追い払いたい気配を隠す気さえないようだった。

気絶寸前の疲労感を引き摺り、やっとのこと症状を説明する私に対し、彼は斜に構えて、「で、あなたはその症状は何が引き起こしていると考えるの?どうするべきだと考えているの?結局のところ仕事は休まずに行けてるんでしょう?私に何をして欲しいというの?」

あまりに、あまりに失敬な扱いに愕然として、ただでさえ吐き気で一杯の胃袋がきしんだ。言葉よりも先にくやし涙がつーっと頬を流れる。すると、このDr Shipman、とたんに度を失って声色を変え、

「で、今はどうなの?今も頭痛があるの?眼圧を測ろうね。大丈夫みたいだ。痛み止めではなく、頭痛を起こさなくする薬を処方するから(なんじゃそりゃ?)、暫くこれを服用して2週間後に再び来なさい」

そんなことがあったものだから、ただでさえ医者嫌いの私は以来すっかりGP嫌い。しかし前回よりさらにひどい症状が続き、こればかりは医者に行かざるを得ない、と重い足を引き摺って出向くことに。

「あいているドクターなら誰でもよいのでASAPで」ということで、とりつけた予約は、それでも一週間後。とりあえず前回の'Dr Shipman'に当たらなかったことをなぐさめに予約時間10分前くらいに受付に出向いた。すると、カウンターの向こうにいた50歳くらいの小ぶりのインディアンの男性医師が、「ああ、そりゃ私だ。ルーム1。すぐにいらっしゃい。」といってちゃきちゃき先立って歩いていく。

私が用意した症状のリストを見ながら、いつから、どの症状から、どんな風にという質問を手早くこなし、答えを傾聴。可能性を絞っているようだった。頭頸部、胸部、腹部、四肢関節等の痛みと反応を確認し、ファミリーヒストリー、ライフスタイルをチェックして、血液検査の処方。私が検査の尿をとっている間に彼は私の手書きの症状のリストをコピーし、コンサルテーションルームに戻った私にそれを私のファイルにスキャン・インする許可を求めた。

診察を進める中で、彼がふと、「今の状況を、なんでもいいから変えられるとしたら、何を変える?あなたを常に心配させている、気がかりにさせているものは何だろう?」ときかれた。暫く考えて、「私は日本で生まれ育ったので、ここでは外人だから、言葉や文化の問題はやはりどうしても常にあります」と答えると、ドクターは一旦間をおいて私に向き直り、「その気持ちは本当によくわかる。本当に。私もまったく同じ問題を抱えているから、それが容易いことじゃないことは本当によくわかっている。心から同情するよ」

冷静に礼を述べつつ、彼の言葉が胸の心底に響くのを感じた。

「血液検査でglandular fever以外の可能性は全てチェック出来るから。glandular feverなら症状が違う風に現われるからあえて含めない。検査後約2週間で結果が出るからそのときに再び話し合いましょう。あなたは心配症でしょう。心配するのはやめなさい。後生だから、将来のことも、どんなことも、心配になったその瞬間に吐き出してしまいなさい」

GPで待たされなかったのが初めてなら、短い15分の間にあれだけ速やかにしっかり診察して、必要な検査を処方し、更に心のケアまで手を伸ばす...そしてそれが無料。今までずっと支払い続けてきたNational Insuranceのもとをとった気がした。

余韻にひたりつつ、車から病院に電話をかけて血液検査の予約をとる。

「最短で3週間後です」

ああ、やっぱりNHS。
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by uk_alien | 2008-04-22 06:08 | great about it

悪夢の6日間

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イギリスは暦の上で(だけ)は春。ユーロ高のあおりもあってか、ヨーロッパからのホームステイのブッキングは続々と入ってきている。

ある日、いつも渡される定型フォームの予定表に新たな注意書きが。

「子ども達のベッドルームは出発前に必ずチェックしてください。破損や紛失があったら、彼らの出発前に必ず報告してください。その後のクレームは一切出来ません」

...あまり気にもかけずに、いつものように子ども達を迎え入れ、ベッドルームやバスルームの説明をしているうちに、今回の連中がとってもパイキーなお育ちだということがひしひしと感じられてきた。会って間もなくとも、言語が全く違えども、そういうことはすぐにピンとくるものだ。

そうして大変居心地の悪い6日間が始まった。

下品で失礼な態度は日々イギリスのティーンを目にしているおかげで結構免疫があるにしても、ホームステイの生徒でというのはこれが初めて。嘘を言って電話を使おうとしたり、最低限のハウスルールを無視したり、バスルームにかけてある私たちのバスタオルを体を拭くのに使ったり、朝からモバイルで音楽をがんがんならしたり...。

日曜の晩、階上から「Mrs! Mrs!」との声が。「There is XXXX in the bed」と繰り返している。なにいってんのかわからないので、「クモかなんかでもベッドの中にいたのかな?」と思いながら部屋に入ると、ベッドの羽根布団の上にしっかりくっきりと青いインクの巨大なしみが。どうやら宿題の手紙をベッドで書きながらふざけているうちにペンが布団の上に落ち、暫く気付かない間にしみが広がった様子。

驚きと嘆きの声をあげつつ布団カバーをはがすと、布団そのものにもしっかりしみがついている。

「自分たちの家じゃないんだから、もっと気をつけなさい!わかる?自分たちのものじゃないんだからしっかり注意を払いなさい!」としかりとばした後、熱湯とカーペットクリーナーで染み抜き開始。日曜の夜の9時。とほほ。

運良くカバーからも布団からもしっかり染みを落とした。「We are very sorry」だそうだ。So you should be。しかし、こういう連中のsorryは長くは続かない。

出発の日の朝にはまだ最後の一人があたふたとパッキングをしている間に「忘れ物がないように」といつものベッドルームのチェックを行った。「もしくすねられるとしたら...日本から持ってきたあのピンクの目覚まし時計が一番危ない」とひそかに危ぶみつつ。

倒れて仰向けになっているにせよピンクの目覚まし時計がしっかり残っているのを確認し、子ども達全員を部屋の外に出してから最後にベッドルームを後にした。

彼らをバスまで送って、家に戻り、ベッドリネンをとりに部屋に戻って、仰向けになっている時計を直すと...

やられた。単3のアルカリ電池が抜かれている。

YOU, PIKEY BASTARDS!

こうしてnastyなランドレディーが出来上がるのだ。
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by uk_alien | 2008-04-11 01:01 | hosting students

老体に鞭打ちつつ...

イースターは朝から晩まで来る日も来る日もペンキ塗り。週中は3人のフレンチガールズの面倒を見て、先週末はやっぱり引き続きDIY。

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階段と踊り場とスタディとお風呂場の床、二階の踊り場のビーム、手すり、スカーティングボード、ドア枠、本棚と机、スタディの天井と壁...

もう匂いと肉体労働で頭も体もへとへと。おまけに、本から何からスタディーにあったものはマスターベッドルームに乱雑に積まれていて、朝起きてもなんだかゆっくり休んだ気がしない。

でも色はとても気に入っている白で統一したので、仕上がりはとても明るく空気感があっていい感じだ。

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犬もカラーマッチ。
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by uk_alien | 2008-04-02 02:17 | doing up the house