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Dead Zone

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Lovefilm.com(DVD/Blu-rayレンタル&ストリーミングサイト)の最近のCMで、なんとはない街角を行き来する人たちの後に、その人それぞれに印象深く残っている映画が噴出しになってくっついている、というものがあった。

考えてみればその通りで、その人それぞれの嗜好やその映画を見たときの状況、時代背景などで十人十色とはいえ、記憶の中に特別の場所を占めている映画というのは誰しもにそれぞれあるもの。それだけ映画という媒体が影響力の強いポピュラーカルチャーということか。

さて、私のとっちらかった記憶の中からもそうした映画たちがあるときふと顔を出したりして、突然その映画を観たときの空気に覆われることがある。面白いのは、大抵はその空気の方が先に感じられ、一体自分が何を思い出そうとしているのか、読んだ本なのか、映画なのか、実際あった自分の経験なのか皆目検討もつかず「なんだったんだっけ、この空気は?」というところから入らなければいけなかったりすること。

ともあれ。最近友人たちとだらだらBlade Runnerを観ているときに、これは本当に古さが気にならないSci-Fi映画だ、という話から、内容はものすごくいいのに音楽と服装のおかげで80年代タッチが非常に強いManhunter(1986)(Thomas HarrisのRed Dragonの映画版、2002年のRed Dragonじゃなくて)の話になり、そしてふとあの不思議な空気に包まれた。

なんだったっけ?同じようにちょっとtacky 80’sで、でも独特にemotionalでよくできた映画があったよな….。原作を読んだのが先立ったっけ?いや、後だった。映画のタイトルを知らなかったから原作と知らずに読んで、あれ、これあの映画だと驚いたんだ。Stephen Kingだった。

Dead Zone!

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Imdbでチェックして、ああ、そうだ、Christopher Walkenだ。よかったはずだ…と満足する。田舎町のごくありふれた一人の男性が事故と5年にわたる生死をさまよう昏睡状態を経た後、他人に触れることでその人やその周りの人の死に様の状況を体験するという超自然的な能力を得てしまう。一方その能力は代償として彼自身の生命力を蝕んでいく。

事故で失なってしまった時間とこの超自然的な能力が彼に、そして「彼だけ」にもたらす悲哀と葛藤と運命を通し、大事な人、喪失、死、そして時間軸といった大きな問題がごく普通の田舎町を背景に描かれていく。

派手な作品ではないが、原作者、監督、そして俳優のそれぞれの力が上手く発揮された、よくできた作品だと私は思う。

蛇足:私はlovefilm.comかblockbusterか未だに決心出来ない人。月額を払うほど映画好きなわけでもないし、観たいときに観たいものを観たいからリストした映画ならいつでもどれでも観るという気にもならない。でも便利さは捨てがたいなぁ、なーんて。いい加減どちらかにサインアップしようと思うのだけど…。
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by uk_alien | 2012-04-29 20:35 | film

雨降りの午後

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今日も雨。

ステロイド漬けの我が家の犬は教科書通りのありとあらゆる副作用を呈しており、見るにしのびない。

薬の種類が減って朝の4時に起きなくてすむと喜んだのもつかの間、副作用で異様に水を飲むウォルターは勿論排泄の頻度も異様に増え、昨夜は夜中の3時と朝の5時半に起き出して庭に出してあげなければならなかった。

cat flapを使って一人で外に出ることは可能なのだが、そこは親馬鹿。私たちの寝室もウォルターにあてがわれたベッドのスペースも二階に位置しており、階下で一人で眠るよりは私たちの近くで安心して眠りたいだろう、という配慮で二階に寝かせている。しかしこれまた副作用で足腰の筋肉がすっかり弱まっているウォルターは一人で階段の上り下りができない。従って私か旦那が彼を抱き抱えて外に出してあげなければならない、というわけだ。

数日間続いている頭痛と寝不足があいまって、かなりきつい。

なんのなんの。こんなことでへこたれるもんか。

午前中に買い物を済ませ、雨の合間をぬって散歩に出かけ、午後はコンサーバトリーでだらだらすることに。

旦那のiphoneにhipstamaticをダウンロードして暫く遊んだ後にretro cameraを私のアンドロイドに落として比べてみる。うーん、やっぱりhipstamaticにはかなわないと結論。ま、仕方ないか。ただなんだし。

今夜は旦那のお得意のローストチキン。映画は何となくまた見たくなったThe sixth senseのDVDを観るんだ。

この映画はプロット自体すごいけど、僕は死んだ人が見えてしまうんだと恐怖におののく少年に幼年期の自分が重なってとても感情的にのめりこまされる作品だ。
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by uk_alien | 2012-04-28 16:16 | just a diary
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旦那に私とソーシャルネットワーキングは水と油だと言われる。

そんな私でもfacebookやlinkedinは何となく存在価値が理解できるけどtwitterだけはどうしても理解できない。

とりあえずアカウントを作って試してみる。だめだ、やっぱりわからない。
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by uk_alien | 2012-04-24 19:54 | concept

犬の幸せってなんだろう



ウォルターの具合が順調に回復している。もう感謝の言葉もないくらいだ。

AIHA(Autoimmune Haemolytic Anaemia自己免疫性溶血性貧血というらしい)はPrimaryとSecondaryがあるそうだ。で、Secondary、つまりウィルスなど何かが原因で起きた場合は回復の可能性も高いとのこと。

確かにウォルターは具合が悪くなりはじめにウィルス感染による流感を示唆する症状があり、また、Lungworms(肺線虫というらしい)の存在を示唆する咳も数ヶ月前からあった。どれが本当の原因かをつきとめるのは難しが、確かにSecondaryっぽい、といわれればそんな感じがしないでもない。

ところで。

彼はロンドンに住むある友人カップルを家族の一員だと思っている。子犬のときに会っているので潜在意識にファミリーとして刷り込まれれいるようだ。いつどこで待ち合わせをしても他の人たちに対する反応とはまるで異なり、3オクターブくらい高いピッチで(ロンドンの駅やBorough Marketのど真ん中でもおかまいなしに)「きゃひきゃひきゃひ~!」と喜びのおたけびをあげる。結構笑える。

で、今回は彼の回復を祝ってこの友人カップルがBermondsey StreetにあるペットショップHolly & Lilでウォルターが気に入ったものを買ってあげようと提案してくれた。

再びウォルターを連れてロンドンへ出向くことはもうないとすっかり悲劇にひたっていただけに、電車に乗っておとなしく座っているウォルターを見ると目頭に熱いものがこみあげてくる。普通の幸せとは本当にこういうことをいうに違いない。友人カップルと駅で待ちあわせをする。病気のせいでやや活気の欠けた、それでもかなりピッチの上がったきゃひきゃひ~のgreetingを済ませたあと、早速皆でBermondsey Streetに向かう。

このLondonのBermondseyというところはごく最近まではただのがらが悪い下町だったそうた。いまでもストリートによってはその面影がしっかり残っている。そしてこのBermondsey Street自体も別になんてことのないただの通りだったらしい。

ところが今はこのBermondsey Streetはすっかりおしゃれでトレンディーなストリート。金融街のシティに歩いて通勤できる地域という事実に加え、鶏/卵の世界でどちらが先かはわからないが、いつからかゲイやゲイカップルが移り住むようになり、その人口が次第に増え、男性のゲイカップル=高収入共働き&子供がいない=ペットを飼う=おしゃれなレストランやバーにペットを連れて行きたい…という流れで、このストリートにあるレストランやバー/パブはフランス並みに犬OKとなったのだそうだ。

あなたもこの通りを歩けば私が何を言っているのかすぐにぴんとくると思う。

で、Holly & Lil。

普段の私だったら「ふざけるのもいい加減にしましょう、世の中にはもっとお金をかけるべきことは沢山あるはずです」と憤慨しまうような、ペット自身のwelfareというよりは飼い主の自己満足でお金が落ちているというお店。

でもいい。いいの。今日だけはペットをばかかわいがりする飼い主になるの、と堅く決意して商品を吟味しはじめる。Devon産の手作りのクッキーと鹿肉の缶詰、そしておもちゃを友人カップルに買ってもらうウォルター。

私といえば、このチャイニーズサテンの首輪を買ってあげようかと真剣に考えはじめ、ウォルターに似合うかどうか「試着」してみる。しかしながら、うちの犬はシェルティーで、しかも並々ならぬ毛深さ。たとえダイヤモンドをちりばめた首輪を買えたとしても、まず全然見えない。毛ですっかり隠れてしまう。

あーだ、こーだ悩んでいるうちになんだか少しばからしい気がしてきた。

食い意地のはったウォルターは首輪がサテンだろうと高級イタリアン革だろうと、そんなことはおそらくどうでもよく、美味しいものを沢山食べれれば(そしてもちろん沢山散歩に出かけられれば)それがいちばん幸せなのではないだろうか…という気がしてきた。

ということで、結局なんちゃら味のばか高いドライフードと違う種類のDevon産の手作りビスケットを買ってあげることに決めた。さらにウォルター自身がとても欲しがった歯の健康にとてもよいという硬いゴムみたいな物質を購入してあげることに。

ウォルターはこの上なく満足している…ようだ。

Pezarroで羊の脳みそと舌のランチを食べ(や、ウォルターじゃくって私たち)、友人宅へ訪れる前に公園で用足しをする(や、私たちじゃなくてウォルター)。

子犬を連れたバイカーっぽいゲイカップルたちと公園で話しこむ。私たちのショッピングバッグを見て、「Holly & Lil?一番安い首輪でも55ポンドって噂だよ、僕らは絶対に行かないなぁ!」と驚かれる。

うーんそれが普通の反応だよな、と思いながら2週間前の九死に一生のエピソードを説明し、その回復のお祝いなんだと説明する。

犬連れのBermondseyのゲイカップルといっても皆が皆金持ちじゃないということね。非現実的なお店で長い時間を費やしてショッピングをした後にしっかりantidote、解毒剤を処方してもらったような感じがした。

犬の幸せってなんだろう。
食べること、散歩、お腹をさすってもらうこと、重要な労働(庭から猫やリスを追い出す大事な役目)とその代償にほめてもらうこと('Good Boooooy!')…。あとはなんだろうね、ウォルター。

これらのことが少しでも多くできるように元気に長く生きていこうね。
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by uk_alien | 2012-04-23 00:55 | animals

SE1

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by uk_alien | 2012-04-22 01:44 | photography

Southwark Bridge


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by uk_alien | 2012-04-21 16:46 | photography

いい天気

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by uk_alien | 2012-04-21 10:59 | animals

動物病院

いつものように順番を待っていると仕切りの向こうから女性のつらそうな泣き声がした。

暫くして彼女とそのご家族が現れる。命の感じられないバスケットを抱え、旦那さんと娘さんに支えられて彼女は泣きながら去っていった。

一昨日待合室で一緒だった女性の飼い犬は今日は腫瘍の摘出手術を終えてプラスチックのカラーをしている。良性か悪性かは検査結果次第と説明を受けている。

ウォルターは今日も血液検査を受けて赤血球の割合が順調に35%まで上昇。薬の種類を減らしてもよいとのことで、これからはもう朝の4時に起きなくてもよくなった。

金曜の晩。

動物模様、人間模様。
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by uk_alien | 2012-04-20 18:39 | animals

英国パスポート取得



イギリスの市民権を取得して以降、怠っていたパスポートの申請を済ませた。

仕事前に指定されたインタビューに出向く。別に後ろめたいことはないのだが、なぜか映画のGreen Cardが頭から離れず、緊張する。

特に両親の生年月日。母は大正生まれ、父は昭和。これらを西暦で考えたのはパスポートの申請書を記入したときが初めてで、母の誕生日に関しては正直言ってまったく定かではなかった。

インタビュー前に申請書のコピーに目を通しこれらの年号を予習しておこう…と考えたのだが、飼犬ウォルターの急病でそんな気持ちの余裕はなく、また、この場合、「暗記した返答」は「本当のところよく覚えてないという真実」より性質が悪い気がしてやめることにした。映画Green Cardで一生懸命暗記したにもかかわらずBrontë(Andie McDowell)が使うクリームの名前をインタビューで答えられず「いつもこれだけは覚えられない!」と口を滑らせたGeorges(Gérard Depardieu)に「他の答えは全て暗記できたのに?」と訪ねるインタビュアーの映像が頭をかすめる…。

そうして案の定私は両親の生年月日をきかれた。「うーんと、生まれた国では西暦じゃない年号を使っていたので…」ともごもご言い訳をしながら、父の生年を私の生年から計算して「大体こんな年号のはずです。で、母は父よりX歳年上でした」と返答する。

他のいろいろな質問に緊張しながら返答し、インタビューは無事終了。そうして本日パスポートが届いた。

自分なりに心の準備に何年もの時間をかけ一つ一つのプロセスをこなしてきただけに、こうして新たなパスポートを手にするとちょっとうれしかったりする。
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by uk_alien | 2012-04-20 02:49 | going native

30 Park Street


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by uk_alien | 2012-04-19 01:48 | photography