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食欲旺盛

庭の一部にしつらえた野菜畑の脇にはひと休みできるようベンチを置いているのだが、成り行きでその両脇にはランブラーの薔薇が植わっている。本当ならかなりのサイズになっているはずのこれらは数年前の柵の取り付け工事のせいでしばらく鉢に移され年齢の割りのはとても小さい。

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大きくなってベンチを飾ってね、と暖かく見守っていると、先日すぐ手前のフィールドに移動されてきた牛たちが柵のすぐ向こう側にたむろってむしゃむしゃと私の薔薇を食べ始める。

げっろぉふまいろうずぃず!

ああ、この薔薇たちは大きくなるチャンスがあるのだろうか。

モネの油絵のように美しかった柵の向こうのEnglish meadowはこの数日間でこれらの牛たちに踏み倒され、食べ散らかされて見るも無惨な様を呈している。

ま、土地開発で家が立ち並ぶよりましだよね、と旦那と苦笑いをした。
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by uk_alien | 2012-06-24 22:18 | garden
I buy ebooks from Amazon.co.uk as they are often cheaper and buying process is painless.

Normally I then read them on Moon+ on my android phone after removing DRM and converting into Epub using Calibre + Plug-in as I am not happy with the reading experience with Kindle app on the phone (Samsung Note). The font looks smudged and after ICS upgrade, the spacing between lines became fixed at the narrowest setting and I cannot change it.

Then recently I came to notice Calibre no longer removed Amazon DRM as before. Could it be due to Calibre’s version update? Or, have Amazon somehow changed their way of DRMing their books?

I downloaded the latest Plug-in and added it to Calibre. No, it doesn’t work. I reinstalled Calibre and added the Plug-in again. No, it doesn’t work.

With all the glitches I have been experiencing since the ICS upgrade, I was driven to despair. This thingy (i.e. the phone) should make our lives easier, not a nightmare. Why do I have to spend hours and hours on what I used to be happy with, just because one of the components gets upgraded?

Well. Maybe, after all, it’s me unknowingly and impetuously going for a stupid upgrade whenever notifed and buggering up all.

So I go humble and simply give up on Moon+, accepting the inevitability of using Kindle app on android.

Oh, no, it really annoys me. It just does not look right!

By the way, I suffer no guilty conscience in removing DRM as I do not share my ebooks with anyone (even with my husband). This is solely for the purpose of my private enjoyment and I have paid for these books. Why do I have to be constrained to use this half baked Kindle app? (I know this is not an entirely convincing argument as far as the business is concerned, but I strongly feel this way nevertheless.)

This morning, on a miserable gale-whipping grey Sunday, I got up at 7:30am with steely determination to solve the situation.

After googling and re-googling and trying this and that, the following worked for me:
Completely remove the latest version of Calibre on PC using Revo Unstaller
Reinstall the older version of Calibre (0.852)
Add the latest Plug-in (5.1)
Install Kindle for PC to download my books and use these downloaded files rather than moving the ebooks from my Kindle keyboard directory
Then convert


Perhaps this is not the right way, but I don't care it works for me,at least for now.

On the momentum, I decided to remove DRM from iBooks using Requiem 3.3, a freeware that does the job for Apple DRM. iTune store is offering James Herbert books at the price of 99p each at the moment.

It worked. I am extremely happy now and will go back to reading.
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by uk_alien | 2012-06-24 19:06 | books
I often become overwhelmed by the experience whose quality is so rich and tactile that I truly wish if only I had knowledge and words to express my sensation with satisfactory eloquence.

Simon Rattle’s concert with Vienna Philharmonic at Barbican was as such. Admitted that I was not familiar with any of the pieces played, I found the orchestration beautifully conducted with incredible balance.

At the same time, however, I often felt it was 'aptly managed' rather than mind-blowing. This is where knowledge on the music as well as the characteristics of the parties involved would have helped me to understand how so.

On the whole, I can declare that, with my limited experience admitted, this was the best orchestration I have heard in the flesh and indulged my auditory sense with tremendous pleasure.

Having read some reviews, I was most interested in and in agreement with this review by Andrew Clark at FT, although I thought 3 stars does not quite justify the night’s collaboration of those who are extremely talented.
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by uk_alien | 2012-06-23 17:19 | music
我が家の庭に面した広い牧草地はUKでも大きめのチャリティー団体が所有している。この土地の草が伸びすぎないように管理するのは20~30頭くらいの牛たちの仕事。

さて、先日旦那が「犬連れでたちの悪そうなローティーンの連中が牛を追い回している、こういうのは我慢がならない」と息荒く庭から家に上がってき、即座にチャリティーの緊急ラインに連絡を入れている。

目下牛たちの群れは雄牛が一頭と、沢山の子牛、さらに子牛の動きに敏感になっている雌牛たちといった成り立ち。イギリスではハイカーや犬が牛に踏み倒される事故は頻繁に起きており、特に子牛がまだ幼く群れの動きが不安定なこの時期は一番危険だ。

といってもあの連中が牛に踏み倒されて大怪我をするのは私たちは全く厭わないのだが、公共/他人の財産と公共の秩序への尊重の念を全く所持しないこの大ばか者たちが普段は気性の大変穏やかなこの牛たちを悩ましていることには非常に腹が立つ。

「連中、レンジャーが来るまでにどこかに行っちゃうよ、きっと」という私に、「そうかもしれないけど、ゆるせないんだよね、ああいうの」と旦那。

案の定彼らは次のトラブルを求めてどこかへ消え去ってしまった。仕方ないとウォルターを連れて散歩に出ると、ちょうど車で駆けつけたレンジャーと会うことが出来た。

状況を話し、運よくなにが起こったのかを目撃し連中のことを見知っている別の女性の証言もあって、レンジャーへの注意喚起という目的は達成することが出来た。

このエリアを7年担当しているこの気のいいレンジャーは、天気の良さも手伝ってか、公共の土地管理に関するいろいろな話を聞かせてくれた。

膨大な量の不要物の投げ捨て、話にならないくらい自分勝手な苦情や要求、政府のレッドテープ、「レンジャー」なはずなのに膨大なデスクワーク…などなど。

それにしても話しを聞いているうちに人々のあまりの自分勝手さに吐き気がしてきた。そんな体験を沢山しているのにどうして笑い飛ばせるんだろう?でもそういう気性だからこそこの仕事を続けていかれるんだろうな。

先のローティーンのグループについて彼は「そうだ、ショットガンのライセンスをとったらどうです?お宅は眺めがいいからターゲットは外さないはずですよ」と笑いながら旦那に言う。「警察沙汰になったらdyslexicのふりをするんです。『僕のライセンスにはpeasants(農夫)は撃っていいって書いてありますよ、あ、pheasants(キジ)だったんですか?読めなかったなぁ』って笑って逃れることが出来る」

「羊用の囲いはいつも電気ショックのテープを使うんですよ。コストが安いですし。で、ある日犬を散歩してる男性が、『誰が犬たちを電気ショックから守るんだ。危ないじゃないか』って血相変えて文句を言ってくるんです。『誰が守るって、えっと、オーナーでしょう?犬をコントロールするのは』ってさらっと言い返しましたけどね」

この権威とユーモアのバランスがイギリスの秩序を保っているんだよな、とふと思う。

奥さんからの電話を受け、「げ、もう帰らなきゃ。家はすぐそこなんだ」と、入ってきたゲートとは別のゲートを開けようとする彼。

「まいったなぁ。誰かがパッドロックの鍵穴に枝かなんかを突っ込んだので全く鍵が入らない。いやぁ、いつものことなんですよ。みんな僕らが(車用の)ゲートに鍵をかけることに腹をたてるんです。自分の土地じゃないのにね。スーパーグルーでべったり貼り付けられたこともありますよ。それよりかはましかな、これは。でもとれないなぁ」

そうして彼はあきらめてもとのゲートに戻っていった。

権威とユーモアのバランス。私には到底出来ない仕事だ。
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by uk_alien | 2012-06-23 02:44 | just a thought

Opera on Demand

今週一週間は身体を休めるために休暇をとり、家と庭をゆっくり楽しむことにした。

イギリスの6月に良い天気を望むのは無謀、天気なんかどうでもいいんだ...といったものの、まさかこんなに酷い天気だとは思わなかった。

New York Met OperaのMet Opera on Demandでアカウントを作ると一週間無料でオンラインストリームを楽しむことができると知り、オペラ鑑賞には絶好の天気(泣)、ということでサインアップしていくつかのオペラを鑑賞した。

以前にこのブログでも書いたけれど、私はNatalie Dessayというソプラノ歌手がとても好きで、昨年の彼女のLucia di LammermoorはこのHD on demandサービスで観ることができる。

同じプロダクションでLuciaを演じるAnna Netrebkoと比べるとDessayは歌唱力と優雅さという点でやや劣る感がある。しかし、完成度が高く美しい狂気を漂わせるNetrebkoより、胸に突き刺さる悲痛を観客側の心に植え込んで忘れさせないDessayの演技と歌声が私は好きだ。

狂気のシーンでDessay演じるLuciaが血まみれのウェディングドレスでAct IでのEdgardoとのデュエットのメロディー(Ah! Verranno a te sull'aure)の一部を繰り返しながらゆっくりターンする場面では、毎回しっかり泣ける。

さて、今日はホリデー締めくくりということで、一年前に予約しておいたSimon Rattle指揮、Wienner Philharmoniker演奏のコンサートに出かける予定。演目は

Brahms Symphony No 3
Webern Six Pieces for Orchestra
Schumann Symphony No 3, 'Rhenish'

楽しみだ。
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by uk_alien | 2012-06-17 20:22 | music

Benjamin Grosvenor

Benjamin GrosvenorがGreigのPiano Concertoを演奏するというのでBarbicanまで足を運んだ。

今回の演奏は完璧ではなかったにせよ、もうすぐ20歳を迎えるこの青年の透明感にあふれた演奏は相変わらずとても魅力的で琴線に触れる。

演奏後、Critics' Circleから2012 Award for Exceptional Young Talentを授与された彼は、観客の拍手に答えてRachmaninoffのPolka De W.R. Allegrettoをアンコール演奏。うーん、よい。


(写真はcriticscircle.org.ukから転載 - アートクリティークなら携帯じゃなくっても少しましなカメラでぶれない写真を撮れないものかな?)

魔法にかけられたような気分を損なうにはあまりに惜しいと考えIntervalでホールに出た旦那と私はここで家路につくことにした。

うーん、よい。
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by uk_alien | 2012-06-14 23:00 | music

音楽をどう聴く?

手持ちのアンドロイドの携帯がGingerbreadからICSにアップグレードされた。

バッテリーのもちが悪くなっただけでなく、それまで気に入って使っていたandLessというミュージックプレーヤーが動かなくなってしまった。悲しい。Losslessのflacファイルを読め、シンプルなフォルダーインターフェースでしかもクリアな再生と結構気に入っていたのに。

iPhone5が売り出されたら即刻Appleに切り替えてやる!と癇癪をおこせど、その間Samsungのミュージックプレーヤーで我慢するのか...と思ったらなんだかやるせなくなった。flac fileは読めるのだがなにせ再生が悪い。暫く聞いていると、特に束になったバイオリンの再生では本当に頭痛がしてくる。

ということで、仕方なくMortPlayer、Winamp、PlayerPro、Poweramp、Meridian、NRG Player、Foder PlayerそしてNeutron MPを2日かかりで一気に試した。

こういうものは音楽の嗜好の違いは勿論のこと、カスタマイズ、ユーザーインターフェース、デザインの好み等々十人十色で一概にどれが一番よいとは言えない。

私の選択基準はflacファイルが読めて、Equaliserに頼らずとも録音内容を上手に再現してくれるという比較的単純なもの。Beethoven Symphony No.5 3rd movementとRigolettoのAct3のカルテットをサンプルにして次々に候補を落としていく。

こうして、耳を頼りに最後に残ったのはNRG PlayerとNeutron MP。どちらもUI/デザインは他と比較すると全然ぱっとしないのだが、再生がきれいで聴いていて頭痛がしない。

どちらにしようかとこの二つを聴き比べているうちに、Neutron MPは単に「サラウンド効果」でサウンドステージを作り上げているのではなく、実際に優れた細部の再生力に基づいてサウンドステージがきれいに再現されていることに気が付いた。例えばRigolettoのカルテット(Bella figlia dell’amore - GildaとRigolettoとDukeとMaddalenaがそれぞれの想いを歌い上げていくドラマチックで美しいカルテット)のようなピースはしばしばお団子状態になった不愉快な音の固まりになり聴くにに忍びないのだが、このプレーヤーはそれぞれの歌唱とオーケストラそれぞれをきれいに再生してくれる。

興奮してこれは?これは?と他のアルバムを聞いていくうちにオペラ/クラシック音楽ならこのNeutron MPが一番だなと確信した。ポピュラー音楽が好みだったらNRG Playerを選んだかもしれない。

と、いうことで3~4ポンドと安くはないappだが、you get what you pay for。結構ハッピーになった私だった。

ちなみに、このappの能書きを読んでみると、ああなるほどとその再生力にもうなづけたりする。

Neutron is a professional music player with high quality 32-bit audio rendering engine which helps to deliver to you the best possible sound quality from your portable device. Neutron provides the sophisticated UI with advanced controls for music playback. It is not easy or another 'pop' music player, it is developed for the audiophiles and those who really in love with music. Recommended for use with Hi-Fi/High-End audio hardware.


最初に読んでれば2日間無駄にしなくて済んだかもしれないな。でも私のことだからやっぱりきっと全部試してみたに違いない。

audiophile。この単語はいままで他人事のように思えてきたが、なんとなく自分にしっかり当てはまっているような気がしてきた。
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by uk_alien | 2012-06-07 06:02 | music