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大きなのっぽの古時計

イギリスで売られているものはほとんどが輸入品。発明はできても大量生産をしない(できない?)国。

それでもイギリスの発明家や思想家、偉人たちの話を読むと、やはりイギリスは歴史的に多大な貢献をしたのだな(無意識に過去形)と畏敬の念を抱かされる。ものすごいお金が集まったんだろうな、世界から。当時は。

17世紀、鍛冶屋さんの子供として生まれたThomas Tompionはイギリスが誇る偉大な時計師。当時の国王チャールズ二世に、天文学者の精密計算に使用する時計の製作を命じられて作られた彼の時計のおかげで、地球が地軸を中心に一定の時間で回転していることが天文学者John Flamsteedによって証明されている。しかもこの時計、一年に一回だけネジを巻けばいいのだそうだ。

彼は自分の製品にシリアルナンバーを刻まることをはじめた最初のメーカー。彼の代表作と呼ばれるthe Mostynは現在英国博物館が所有し、世界で一番高価な時計、といわれている。(↓)



いやはや、精巧さが写真から伝わってくるよう。

我が家のリビングルームにも義祖母の形見のGrandfather Clockがある。いや、いや、形見といっても高価なアンティークなどではなく、百貨店の片隅で売っているようなやつ。でも調節をきちんとして、3つの錘を引き上げる鎖を定期的に引いていれば、驚異的な正確さを保ってチックタックと動き続け、気がつくと時報のチャイムが正確にBBC24のニュースヘッドラインの音楽とデュエットを奏でている。

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彼のチャイムが鳴ると、家に来る職人さんやお客さんが、はっと顔を上げ、時計に気づき、「いいですね、こういうの」といってくれる。

私もいいなと思う。
by uk_alien | 2009-02-12 02:52 | great about it

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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