Circle of Fifth(5度圏)の不思議と調号⇄キーの割り出し方

なんだか耳にして、何となくわかんないままとりあえず頭の中に保留にしておくものってあると思う。で、放っておく時間が長くなればなるほどその言葉自体に何となくミステリアスな響きが帯びてくるような。

最近で言えばこのCircle of Fifth(5度圏)がそう。レッスンでもあまり触れなかったから余計にこの図が何だか分からない。小学校に入学して給食当番表の意味が全く分からなくて密かに苦しんだ暗い過去が蘇る。

そういえばどこかでバッハのWell Tempered Clavier(←いろんな意味ですごいものらしい)についての話を聞いた時に、余談でピタゴラスによる弦の長さとピッチに関する発見と、その後に調整され使用されるようになった調律法と、さらにそれを調整した調律法について云々いってたな。ぐるっと回って戻ってくるという。この図はそれに関係があるに違いない。

とりあえず私が今知りたいことはMajor・Minorの各キー、Key Signature(調号)上のフラットとシャープの数、Relative Key(平行調)について。そしてもしこの不思議な図がこれらに関して何かを分かりやすく表しているのであればそれは何かということ。

そこで先日、このCircle of Fifthの図をこれまでの自分の知識で理解してみようという気になった。

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  1. Cから時計回りに行けば#のMajor Scaleで、#が一個ずつ増えていくんだよな。これはわかる。でもC# Majorの後はどう理解すればいいんだろう?
  2. Cから反時計回りに行けばbのMajor Scaleで、bが一個ずつ増えていくんだよな。これもわかる。でもCb Majorの後はどう理解すればいいんだろう?
  3. 待てよ、これまでMajorばっかりで考えていたけど、Minorはどうなるんだ?あ、Aから始めればいいんだ。Majorと同じように時計回りで#の数が、反時計回りでbの数が増えていく。でも#やbの数が8個以上になったらどう理解するんだろう?
  4. 大体5thって言ったって、C→G→D→A→E→Bとこれまではわかるけど(白い鍵盤上で5番目のキー)、何でBの次がF#なんだ?...そう言えばピタゴラスの話を聞いた時に「Perfect 5thで動いて行けば」って言ってたっけ。そうか、5thってPerfect 5th (3.5 tones)のことか。納得。
  5. C MajorとA MinorがRelativeなら他のキーの関係も図の上で同じかも知れない。同じだ。C→Aと同じ角度で時計回りで見てみればG Major - E Minor等、反時計回りではF Major - D Minor等とRelative Keyを示している。 このMajorとMinorの「Relative」の間隔はC→Aと同じで決まって1.5 tones。先生が時々口に出していたけれど、今まで何を言っているのかさっぱり分からなかった 笑。

と、ここまでを図の上半分で考察。

次のレッスンで先生に確認してみると、「その通り。でも今の段階ではMajor(Cから)とMinor(Aから)の二つの図に分けて、更に”サークル”ではなく7つ目の#で終わる円弧と7つ目のbで終わる円弧が最後の3つのEnharmonic Key(異名同音)で重なるように書いて考えた方がシンプルでわかりやすいと思う。8つ以上の#やbのキーは理論上のキーで意味がないから」とのこと。そして下半分の図を書いてくれた。ふむ。1と2の疑問点が晴れる→今は考えなくていい。(笑)

更にKey Signature(#・bの数)⇄キーの名前の関係を考えるときはこの図から割り出すのではなく、既に教えた下記のルールの方が断然早いから今まで通りそちらを使うようにとのお達し。

① シャープ#
<Major> Last# + 0.5 tone = Name of Key(Key Signatureの最後のシャープから半音上がったところがキーの名前)
<Minor> Last# - 1.0 tone = Name of Key(Key Signatureの最後のシャープから全音下がったところがキーの名前)

② フラットb
<Major> The second last b is the name of the key(Key Signatureの最後から2番目のフラットがキーの名前)
※ フラットが一つだったらどうするんだ?一つならF Majaor。心配しなくてもそのうち自然に覚えるから安心しましょう。(と私は先生に言われた)
<Minor> Last b + 3 = Name of Key(Key Signatureの最後のフラットのアルファベットからそのアルファベットを含めて3つ目のアルファベットがキーの名前。ただし、そのアルファベットが既にKey Signatureに含まれていればフラットをつける)
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言葉にするとちょっと複雑なのでフラットの例をあげてみる。上図の5つのフラットがついてるKey Signatureの名前を考えてみよう。Majorであれば右から2つ目のフラットはDbだからDb Major、Minorであれば一番右のフラットがGbだからG→A→Bで、「B」は既にKey Signatureの中に含まれていてフラットがついているからBb Minorとなる。

また、Majorキーをまず割り出し、それから1.5 tones下げることでRelative KeyのMinorがわかるという手もある。
Db - 1.5 tones= Bb

キーの名前からKey Signatureを割り出す時には全てを反対に考えればいい。例えばBbマイナーのKey Signatureを知りたかったら、
Last b + 3 = Name of Keyだから、反対に考えてName of Key - 3 = Last b
B(実際はBフラット、でもこの②フラット<Minor>の割り出し計算に限っては関係ないので無視) - 3 = B→A→G = Gbが最後のフラットなのでBEADGがKey Signature。

数学の公式のようにここまではっきりしてるのに、音楽理論の練習問題を解いていて「なんでここで間違えるかなぁ」というところでミスる。何回か失敗をしてみてやはり一番確実なのは電車のホームの指さし確認のように、公式をその度に書き出し、一つ一つ当てはめてしっかり答えを出すことだと察した。ささっと頭で考えると何回かに一回は必ずミスる。


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ちなみにシャープがつく順番は私はFather Charles Goes Down And Ends the Battle(FCGDAEB)と覚えており、フラットがつく順番はその反対(BEADGCF)と覚えている。問題を解いているときはこれもちゃんと書き出して置くと後で答えを再チェックする時に役に立つ。

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by uk_alien | 2018-03-13 07:38 | Music Theory 音楽理論 | Comments(0)

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