飽和状態から脱するためのリスト作り Franz Liszt - Romance

長期プロジェクトで取り組んでいるFranz LitztのRomance S169。

モチベーションをキープするのが難しい。

「どんな感じ?」と先生に聞かれて、「今の仕上がりでダメならもう一度最初から見直す、という状態です」と訴える私。

すっかり飽和状態の私に心から同情する一方、目的に向かって決して妥協しない先生。小首を傾げて茶目っ気が見え隠れする美しい澄んだ瞳で真っ直ぐ私を見つめ「Could you do me a favour?」

楽譜の最後のページから、順々に各ページ毎に「ウィッシュリスト」を作ってくれという。リストに基づいて最後のページを練習したら、再び次のページをリストに基づいて練習し、最後のページと繋げて最初のページまでどんどん繋げていく。

リストの項目は例えば、

  • 全体的に向上したい点: ペダリング&コーディネーション(殆どの場合これらを直すことで大幅に演奏の質が向上する、のだそうだ)、ダイナミクス&フレージング、ルバート等
  • 特別なある部分をこういう音で弾きたいというスペシャルサウンドポイント
  • ちょっと難しい箇所
  • ここが好き!というお気に入りの箇所
  • ここは外してはならないという重要な箇所

等々。

最後のページから逆方向に進むことでマテリアルに対しての目新しさが増す上、「リスト作り」という新しいアクティビティーのおかげで過去に指摘されたにも関わらずおざなりにしていた部分などが再度明確に浮かび上がってくる。しかもスペシャルサウンドポイントを考えることでどんな音を出したいか、どうやったら出せるか、実際出しているかいないかのリスニングに注意が向けられる。

飽きっぽくだれ気味で単細胞の私にはとてもタイムリーなタスク。

リスト作りには思ったより大分時間がかかった。

そうして言われた通り最後のページから逆方向にページを足していき、最終的に全体を通しで録音してみる。

更にその録音を参照しながらポイントポイントにポストイットを貼って注意点を書き込む。それらを部分練習したら更にコンテクストに入れて練習、ポストイットに練習したぞと印をつける。フレージングが出やすくなるように(アクセントがつきにくくなるように)右手オクターブの運指もいくつか変更してみた。

もう一度画像付きで録音してみる。





ポストイットの数が笑える。

出来ているところあり、出来ていないところは...非常に多し。

通しで弾いているときはポストイットはおろか楽譜を見る余裕はない。聴いてみるとやっぱり痛々しい。はぁ。

ともあれ、再びこの演奏とチェックリストを照らし合わせて形を整えていく予定。

こうしてリストのためのリストとともに(言わずにはおれない 笑)とりあえずはフレッシュな視点で練習に取り組んでいる。










*Note to self
Lacking sense of direction and storytelling as a whole piece - clearer planning
A tempo - Mindset for speed and coordination - anchor & point practice
LH arpeggios - softer and more fluid - practice on its own
Very last part - slower, gentler, more tenderly and fluid like flickering autumnal light through French antique lace

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by uk_alien | 2018-10-12 01:11 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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