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Lemoine Op.37 No.12 右手のスピードアップ練習

英語で、freak outという表現がある。私の知っている日本語では「パニクる」(「パニック状態に陥る」のちょい手前)って感じだろうか。

ホリデー前に始めたLemoine Op.37 No.12。右手の速い動きが要求される。間違えを学ばないようにとゆっくりじっくり練習し始めたら先生に「ゆっくり練習しすぎないように」と注意された。それならばとがむしゃらにスピードに乗る練習をしてレッスンに臨んだら今度は「焦りすぎてはダメ」と注意される。


とりあえず帰宅。

うーん、まずい。混乱した。どうしたらいいかわからなくなった。

「千里の道も一歩から。少しずつ上達しているんだから」という天使の声を遮って底意地の悪い悪魔が囁く:「ほーら以前と全く同じパターン。何週間たってもスピードが上がらずどんなに頑張っても次から次へと新しい問題が浮上してきて絶望するんだよ。大体歳くってからピアノを習うなんて無理なんだから。もう限界じゃないの?」

...I'm freaking out.

とりあえず練習をやめる。

チキンレバーを使った新しいレシピの夕飯を作りながら(すごく美味しかった)、強目のジン&トニック「セラピー」にすがることに決定。(こうしてアル中は出来上がる。)

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さて、翌日。

パニクってもしょうがない。「先生」も人間。プライベートレッスンだろうがなんだろうが過去に生徒に何を言ったかいちいち覚えている人はまずいない。彼女の意見はその都度重要な「鏡」として素直に受け止め、自分の練習の責任はきちんと自分で負おう、という気になった。

速いパッセージのスピードをあげるために今までどんなアドバイスを受けたか、どんな情報をネットで得たか、何が役だったかを振り返ってリストを作ってみることにした。

  • 腕が自由に動ける姿勢を保つ
  • 緊張のないリラックスした状態
  • 常に先を考える(演奏のスピードの限界は手指ではなく思考のスピードの限界に依存する)
  • 曲中に道しるべを作りそこへの方向性を意識する
  • 大きなチャンクで考える
  • 長時間の練習は逆効果
  • 左右のコーディネーションワークを怠らない
  • パルスを意識する
  • メトロノーム使用の際は完璧にきっちり合うようにする

などだろうか。

軽さを保ちつつ速く弾くための具体的な練習方法の情報は主にネットからで、

  1. 最初は超ゆっくり、一つ一つの指、キー、キーベッドを意識して弾く
  2. フィンガースタカート
  3. ハイフィンガー
  4. キーベッドに達した直後に緊張を解くためのシェイキング
  5. 異なる場所にアクセントをつける
  6. リズムワーク
  7. あらかじめ決めた場所で停止する

等々。

小さなセクションごとにこれらを練習してみる。結構うざいけど、藁にもすがる思い。





完璧ではないにしろ110 bpsまで右手のスピードが上がった。明確なプランがあると意地悪な悪魔くんの囁きは静かにおさまってくれる。

とりあえずこの練習を繰り返して右手をもう少しスピードアップし、左手を練習して両手のコーディネーションワークに手をつけようと思う。

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by uk_alien | 2019-11-14 04:18 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカM10-P。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習をブログに綴る日々 ー London UK


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