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ショッピング・イン・ピムリコ?

ロンドンへ出たついでに旦那と待ち合わせをしてPimlicoへ出かけた。

Marston and Langingerで、こないだ買った家具と同色のペンキを買うのが一番の目的だったのだけれど、内心「一つの籐椅子が20万円もする家具屋って他には一体どんなものが売ってるわけ?」と興味深々。あと、以前から行ってみたかったAppley Hoareというフレンチアンティーク家具屋がMarston and Langingerのすぐ近くにあることに気付いたので、それではついでに、ということに。

昼代を節約するために旦那に作ってきてもらったサンドイッチをほおばりながらビクトリア駅からPimlicoへ向かう。

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Appley and Hoareには、正直ちょっとがっかりしてしまった。ウェブサイトでは背景や小物に気を使って絵画のように美しい写真が掲載されているのだが、実際にそれらの商品を店で見てみると、せいぜいお金を出しても5分の1の値段までだな...、というものが多い。

店に積まれた発送品の宛先からすると、注文は(多分ウェブサイトを通して)ほとんどアメリカからのものなようだ。大西洋の向こうから、「Gee, it is really batterred! Honey, remind me how much we spent on that thing?」という声がきこえてくるよう。

勿論、中には鉦や太鼓で探してもなかなか見つからないようなシロモノもあるが、そういうものは、軽く5桁を超えている。テーブル一品36,000ポンド?Pimlicoにお住まいになられる方々ならば、それくらいは厭わないのかもしれない。

Marston and Langingerに入る前に向かいのタイル屋、Fired Earthに立ち寄る。コンサーバトリーの床のタイルがまだ決まっていないのだ。stone 20%off?よしよし。

幸か不幸か、ついに旦那も私も同時にものすごく気に入った石が見つかった...のはいいのだけど、予算の倍の値段。ぐ、決心しきれない。もしかしたら似たような石でもっと安いのが見つかるかもしれない。

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とりあえず、タイルはお預けにして、ペンキペンキ、ということでMarston and Langingerへ。フェミニンでお趣味がいいわよね...ふんふん、と頷きながら、「もし何かお手伝い出来るようでしたらお声をおかけください」というきれいなお姉さんに「ありがという」とにっこり頷き、クッションの一つくらいなら手が届くかなと何気にクッションの値段をちらりと見ると、120ポンド。笑顔が凍る。え?...50cm角のクッションが?

一通り店を回り、とてもではないが手も足も出ないことを改めて確認し、ま、とりあえずペンキは必要なんだからと、旦那がやさしそうなお姉さんに「すみません、ペンキを買いたいんですけど」と声をかけた。お姉さんはにっこり笑って、「ここでは在庫をあまり置いてないんですよ、でも念のため下に行って見て来ますね。どのような目的で使われるのですか?」ときいてきた。「実はお宅の家具を中古で買ったのですが、傷があるからそのタッチアップをしようと思って...。で、他にも家具を手に入れたから同じ色で塗ろうかと思ってるんです」、と旦那。

何も「中古で」とわざわざ言わんでも、お宅の家具があるんですがとなぜ言えないかな?

僅かな狼狽を瞬時に振り払った彼女は、貧困層の客にも優しさと丁寧さを失わない接客を提供する決心を即座に固めたようだった。

店の家具はスプレーで奥深くまでペイントされているのだが、(私が根性でやろうとしている)刷毛での塗布で果たして大丈夫だろうか...等々心配してくれ、「テクニカルなことだから確認しないと!」と、内心引きとめたい我々を後に残し、別のスタッフたちに確認してくれた後、「インテリア用よりもエクステリア用ペイントの方が耐性があるからそちらを買ったほうがいいですよ」とアドバイスをしてくれた。

エクステリア用のペンキはあいにく店には在庫がないので、とりあえず今回は3ポンドのマッチングポット一つを買うことに。カードのスワイパーしか見当たらない、コンピュータースクリーンを水平に埋め込んだスマートなカウンターで、「現金でも大丈夫ですか?」と旦那。勿論ですよ、とにっこり微笑むお姉さん。3ポンドのサンプルポットを美しいラッピングティシューで包み、更にこぎれいなショッピングバッグへ。

映画Four Weddings and A Funeralで、ヒューグラントがアンディ・マクダウェルのウェディングギフトのリストにある超ポッシュな骨董屋へ出向き、「50ポンドくらいのものはあるかな...」と尋ねると、店員が「それならショッピングバッグを50枚というのはどう?一枚1ポンドだから」とはき捨てるように言うシーンがふと頭をよぎる。

後日こちらから電話でどの色を買うかを伝え、送料を節約するために店に配達してもらって再度引き取りに来る手はずを整えた。

「一応私のネームカードを渡しておきますね。そしたら電話を頂いたときにすぐ話がわかりますから」とお姉さん。こんな店でもやっぱり自分の売り上げを上げればその分成績に反映されるのかな...と思って受け取った名刺には、くっきりと「store manager」の肩書きが。

おみそれいたしやした。
Commented by leira-london at 2006-09-18 18:39 x
Pimlicoにこんなところがあるのですね、知りませんでしたわ。知り合いがPimlicoに住んでいるのですが、昼間っからひったくりにあったりしたって聞いたんで、こんなポッシュなエリアとは知りませんでしたわ。
それにしてもクッションに120ポンドも・・・買いませんわ・・・
Commented by maxey at 2006-09-18 22:47 x
おおおお~店構えもサービスもお高級だ~。そんなサービスはやはりお金を払った人間だけが受けられるのですね、この国はっ・・・。ピムリコってお高級エリアだったんですね。行ったことないから、全く分からないっ。
私だったらB&Qに行って安いペンキ買って全部同じ色にはじめっから塗りなおしそうです・・・Orz
Commented by uk_alien at 2006-09-19 00:56
■ leira-londonさん、Pimlicoってなんか貧富が混じってるというか、カウンシルフラットの2つ離れた通りがすごいポッシュなタウンハウスという感じでよくわからないですよね。それにしても昼間からひったくり...危ないですね、それ。
Commented by uk_alien at 2006-09-19 01:01
■ maxeyさん、いや~、やっぱし行ってみないことにはわかりませんからね、何事も。やっぱし庶民の味方B&Qですよね。B&Qといえば...6月26日のポストに載せた我家のダイニングルームのシーリングライト、確かB&Qで120ポンドくらいで買ったんですが、皆さん本当に驚いてくれるんですよ。「え?B&Qですか?!」て。これはお買い得です 笑。
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by uk_alien | 2006-09-17 06:31 | conservatory | Comments(4)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカM10-P。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習をブログに綴る日々 ー London UK


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