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怒りのドーナッツ

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ハーフタームも終えて順調に進む英語クラス。パートタイムだし人数も多いのでなかなか全員と知り合う機会はないのだが、回数を重ねていくうちにだんだんお互いのキャラが見えてくる。

一番強烈なのがショート・ファット・ゴス・ジャーマン。授業の最中に、「そういえば私の小学校の先生が...だったんだけどね....それでね....だから...」「きのうバスに乗ってたら...で、そしたら...なのよ...だからね...っていってやったの...そしたらね...」といった内容を機会あるごとに延々と話してくれる。Little Britainのヴィッキー・ポラード(超早口で無関係な内容をまくしたてる頭のからっぽなティーンエイジャーというキャラクター)に黒髪のズラをかぶせてハンマーで垂直に叩き潰すとそれが彼女だ。数年一緒に英語を勉強してきたという、結構可愛い系のクラスメート、ペネロピ・スパニッシュの英語力を頭ごなしに馬鹿にしてはだみ声で笑う。私はひっそり息をひそめつつ、しばしばバズーカで彼女のファットヘッドを打ち飛ばしたくなる衝動を抑える。

苦難はこれにとどまらず。大半は普通の人々なのだがどうやら私は間違った側の席を最初に選んでしまったらしく、妙に競争心の強い連中に取り囲まれてしまった。たまたま成績が非常によかった模擬試験の結果が知られ、しかもその後に書いた宿題エッセイが模範解答としてクラスに配られたのが彼らの子どもじみた羨みを買ったようだ。(ありがち、ありがち。)

しかもこいつらの「○○はXX点とったのよ~、信じられないわ~」というチャイルド・プレイにショート・ファット・ゴス・ジャーマンが「だったらあんた、なんでここにいるのよぉ、じゃあ△テストは何点とったのよぉ?!教えなさいよぉ!」とだみ声で加わった日には頭の中の血管が毛細血管に至るまでぶちきれる音が響く。う~たまらん。たかが外人の英語のクラスだろうが。

「あなたはいいわよね。クラスの中では先生の次に出来るんですもの。(私:なんだそれは?)問題なんかぜ~んぜんないわよね」といった発言を悪気はないのだろうが終始やめない一人に、「悪いけど、それ、やめてくれないかしら?あなたのそうした発言は私をとても居心地の悪い気分にさせているのよ。お互い外人として英語力を高めるためにこうして授業をとってるわけでしょう?あなたが強いところもあれば私が強いところもある。その逆もしかり。外人でいる限りどんなレベルでも語学の努力は続けていかなければいけないのはお互い折込済みだし、外は英語を母国語としてる人たちだらけなんだから、私たち同士で比べることなんか全く意味がないと私は思うわ」と真剣に言ったところ、「なにいってるのよ、あなたは私がのどから手が出るほど欲しい語彙や文法の知識をもう手に入れてるじゃない。あなたの方がずぅーーーっと上なのよ。ま、でも私も勿論頑張るわよ。私、英語の勉強大好きだもの!」とのお返事。はいはい、そうですか。

先日の授業の最中。少し離れた席からたった今答えあわせをした用紙をひらひらさせつつ何か話しかけてくる年齢不詳イノセントバットコンペティティブチャイニーズ。「わからないところでもあったのかな?」と思い注意を向けると、「ねえ、あなたがいくつ間違えたのか知りたいわ、私はひとつだけ、ねえ、どうだったの?」

ぶちっ。

「What? Doesn't matter, does it? Goooooooooooood!」とめずらしく声を荒げた。決めた。アホは相手にしても仕方がないので今後一切相手にしないことにした。

こちとら語学力のなさでやりたいこともやりきれなくて泣きそうな気分なのに、もう、あほらしくて、子どもじみていて、レベルが低くて、むしょうに腹が立つ。やりきれなくなった私はテスコで買った58Pのカスタードドーナッツ5個を一気食いした。こういう自爆行為に出るあたりがまだまだ修行が足りない。

う...気持ち悪い。
by uk_alien | 2006-11-03 04:36 | venting

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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