宴の後は...
2007年 01月 28日
6人のゲストということでクリスプスとトルティーラ、野菜スティック、ブルシェッタ、ブレッド、レバーパテ、天ぷら、手巻き寿司、鳥の竜田揚げ、サラダ、フルーツサラダのビュッフェでいったのだけど、二十代の健康志向の強い白人イギリス人というプロファイルに天ぷらは予想外にあまり受けず。どうやらフィッシュ&チップスを思い起こさせたようだ。それでも竜田揚げはあっという間になくなってしまった。
旦那のポジションを引き継ぐ頭のてっぺんがはげたかのようなひなどり君がプレイステーション+4つのコントローラーを持参。クイズ系、スポーツ系、格闘技系の様々なソフトを楽しんで、締めはカラオケソフト。昨今の若者のエンターテイメントを垣間見る。プレイステーションバージンだった私は鉄拳とテニスにチャレンジしたが完敗。うう...。

「出来あいのフィンガー系オーブンフードで十分だったな...」とうつらうつら考えていたところに最後のゲストが大分遅れて到着。数理士でインドへのリロケートを決心したという変わり肌の彼はベアトリクスポッターの陶器のフィギュアを20年近く集めているコレクター。
食物の残骸が並ぶテーブルへ案内したとたん、「おお、天ぷら!スシ!今日は日本食だときいて楽しみにしてたんだ!」と叫んでプレートに次々に食べ物を盛っていった。「このパテ、美味しいね。僕は生姜は普通好きじゃないんだけど、これは本当に美味しい!」
じーーーーん。
食べ物を楽しむ人は好きよ。やっぱりちゃんと作ってよかった。
ああ、でもこの鉛のような頭とアルコール漬けの内臓...。今日一日は安静にしていよう。
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前回のクイズの答えは
1. hang
2. stake
3. foul
4. crack
5. course
でした!ちょん。
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色々幅広く本物を知っていそうな数理士さんに絶賛されたuk_alienさんのお料理、ご苦労様でした。本物にほめてもらえば全てよしですね。

遅れてきて、残り物で感動してくれるゲスト、ありがたいですねぇ。
ところで写真一番右の金髪のおねぇちゃん、正座してます!?
実はいろいろな種類を作ったから器材なんかも洗う手間があって料理の準備に5時間ほどかかってしまって。ほめ言葉を期待していたわけではないのだけれど、なんとなく反応がスポンジに釘刺し状態で、「なんかもっと単純なものでも結果は同じだったよな~」なんて思ってたんですよ。だから最後の数理士君にほめられたときは本当にじーーーんときました。
私方の日英カップルの友人で集まるときは、やはり日本人と結婚されている方は和食でも洋食でも食べ物を楽しまれる方が多くて、そういう反応になれてしまっていたんですよね。久しぶりに今回のような「普通のイギリス人」の反応ではものたりない、などと贅沢に思ってしまいました。でも最後のゲストの反応で帳消しです!
正座してますね。このTVにかじりつく姿がなんだか滑稽で写真をとらずにはおれませんでした。
せっかくいろいろ作られたのに・・・
最後のゲストが味のわかる方で救われましたね。
私がゲストだったらもう喜んですごく美味しいって言うだろうなぁ。
てんぷら受けないのは旦那がてんぷら駄目なのでなんとなくわかるような気がしますわ。
あんなに美味しいものなのに・・・

つくづく、大多数のイギリス人は人生の楽しみを半分知らないでいるのでは、と思わずにはいられません。
一生懸命に作った料理をどんどん食べてくれる人が一人いるだけで、本当にやってよかったと思いますよね。
コントローラー4つ持参、ですか・・。ゲームはパーティでも大活躍なんですね・・。
まだロンドンに住んでいた頃、日本語コースの生徒(主婦)の家に夫婦で招待されて、旦那と二人でお邪魔した時、プログラマーの旦那様はあいさつと世間話もそこそこに、うちの旦那を大型テレビの前に引っ張っていって、ひたすら鉄拳で対戦してました・・・初対面だったんですけど。
私は、生徒である奥さんと2人のお子さん達遊んでましたけど、男衆は軽く5時間はぶっつづけでプレイしてました。ゲーム好きのうちの旦那ですら、圧倒されてましたが、好きな人は本当に好きなんですね。
ゲームの出来ない日本人の私がもう希少価値なのかしら~