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パブ・ウォーク

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今まで所謂典型的なカントリーパブというと、ゴルフコースにくっついてるパブくらいしか行ったことがなかった。

あとはパブといえば興味本位で行くロンドンの老舗パブか、飲めればどこでもいいやタイプの街パブかチェーンパブといったところか。

せっかくカントリーサイドにいるんだからそれらしいことをしようと、日曜に、beerintheevening.comで見つけた結構評判の良いカントリーパブを目指して家から片道1時間の道のりを歩くことにした。集落を早々に後にし、人気のない田舎のレーン沿いを犬を連れてぽつぽつ歩く。両脇に立ち並ぶoakやbeach、horse chestnutなどの背の高い木々の隙間から緑のじゅうたんが波打つのが見え、なんともイングリッシュだ。

ぴったり一時間歩くと、ふとこのパブがレーン沿いに現れた。この先にはビレッジがあるはずだが、さしあたって周りに家は見えない。古い建物のドアを開けて暗いバーの脇を抜け裏側に出ると斜面になっている庭が日差しに輝いている。贅沢な距離をおいて置かれているテーブルの中から静かそうな日の当たるテーブルを選んでパラソルを開いた。庭のそこここに植えられたバラが久しぶりに顔を出した太陽の光にゆれ、とてもリラックスした雰囲気をかもし出している。

ビールを飲みながら日曜版の新聞を読むともなしに読む。まだ正午を過ぎたばかりなので同じように新聞&パイントでプライベートなひと時を楽しむ品のよいおじさん達がちらほら見えるが、時間がたつにつれソサイエティーご一行様や家族連れも増えてくる。(そして犬の数も...)

パブの建物がレーンとガーデンの間にあることもあって車の音はまずきこえない。鳥の鳴き声と青い空とカントリーサイドの緑...。宝くじが当たったらこのあたりに一戸建てを買って、ここをローカルパブにしようと静かに決意した。

料理が出来ると庭に向かって番号を叫んでくれるので自分達でとりにいく。見事にてんこ盛りになった料理は典型的なパブランチにしては驚くほど美味しかった。せっかくパブなんだしと半分自虐的な思いで頼んだ、グレービーがどろりとかかるソーセージ&マッシュも、なんと、美味。驚き、驚き。

久しぶりのポジティブなイングリッシュ体験にすっかり気をよくして帰りの一時間も楽しく歩いて帰った。おかしな名前のレーンや木々の枝葉が織り成す緑のトンネル、不思議な形の木などを、来たときとは逆にたどって帰る。

家について庭のシートのクッションを出し、コーヒーを入れて一息ついた。
This is life.
こうでなくっちゃ。
by uk_alien | 2007-07-10 00:12 | great about it

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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