Memoirs of a Geisha

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シングルマムの友人の家にいりびたっていたら、彼女が「Memoirs of a Geisha、見に行こう、今夜!」と一言。お国の韓国のギーセン(どうやら芸者の茶屋と同じようなものらしい)とどうちがうのか、どうしてもみてみたかったのだそうだ。一人で行きたくないし、下の子をおいて上の子と見に行くというわけにはいかない。で、私に白羽の矢。

いやことがあってくさくさしていたので即座に同意。急いで夕飯かっくらって子供達に明るく見送られ家を出た。(大きい方は17歳だから2時間内の外出は合法ね。)道中、「これは純日本風じゃないんだからね」と念をおす。

感想は...日本でも中国でも韓国でもない不思議な美しいアジアの御伽噺が英語で語られてるという感じ、だろうか。ストーリーラインと映像が織り成す美学も東洋の感覚ではない。ただ、そういうものを作りたかったという意図は明らかだし、原作で描かれている、西洋のフィルターを通した幻想的で美しい日本美を映像化した、とすれば大成功だ。本を読んで受ける色やスケッチの印象がそのまま目前に映像となって映し出される(芸者自体の描写を除けばだが)。もう、それでよしという感はある。ストーリーは虚弱だ。ハリウッド映画なんだからしょうがない。それにもともと原作自体が、もっとシンプルなThe Girl who played Goなんかに比べても脆弱で心に迫りくるものはない。芸者に関しては髪型や化粧、振る舞いも日本風ではないので、日本人にしてみれば芸者を見ているという感じはあまりないが、あれだけ美しい女優をそろえれば「目の保養」としておつりがくる。

友人と、Mameha役のMichelle Yeohはクール、Hatsumomo役のGong Liはevilにセクシー、渡辺謙はデリシャス、という点で意見が一致。個人的にはAuntie役のTsai Chinははまり役、桃井かおりは映像的には合ってるがほとんど何をいってるのかわからなかった。

「Nobu役の役者が英語も演技も上手くてよかったよね、日本語の発音もすごく上手だったけど、なに人だろう?」「Pumpkin役は日本人っぽいけどよく演じてるよね、なに人かな?」(友人は「あの子は絶対に中国人よ、中国人顔だもの」と確信)等々、映画の後もお茶で話がもりあがったガールズナイト。後で彼らがYakusho KojiとKudo Yukiと知って自分のズレズレ加減に愕然とした。

ちなみにイギリス英語読みはメモアーオブア「ギーシャ」となるようだが、人によって「ガイシャ」というのだろうか。イーザーeither、アイザーeitherみたいな。
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Commented by leira-london at 2006-02-04 01:27 x
なるほどね。目の保養はいいですけどね。
うちの旦那はガイシャ的な発音をしますね。
え?役所 こうじさんと工藤 ゆきさんしらなかったの?
工藤ゆきは英語うまいですよー。ミスサイゴンとか英語でミュージカルやってたし。確か・・・
Commented by uk_alien at 2006-02-04 02:06
二人とも知ってたんです。とほほ。自分の記憶と目の前の映像が結びつかない切れ切れのニューロンに愕然と...。ま、役所こーじはロイヤルアルバートホールのレミゼの記念講演以来みてないし(言い訳)、工藤ゆうきも、いとこの本田美奈子と見分けはあまりつかず前回最後にみたのは...思い出せないくらい前だし(言い訳、言い訳)。しかし、まてよ。ミスサイゴンで歌っていたのは本田美奈子でしたよね、確か(...とふる)。
ところで、すごいなと思ったのは、工藤夕貴は35歳くらいだと思いますが、ティーン~20代を非常に自然に演じていたと思います。感心しました。
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by uk_alien | 2006-02-03 19:15 | film | Comments(2)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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