オリエント家電王国
2007年 11月 14日

日本を後にするということは、便利で気の利いた家電生活を後にするということ。(↑このこじんまりしたNationalの掃除機!美しい!)イギリスで家電の買い替えを徐々に迫られている今、改めてもの作りの国ともの作りははるか昔にあきらめた国のマーケットの違いに驚かされる。
数年前掃除機がいかれてDisonの掃除機を買ったときにも痛烈に感じた。一体なんだってたかが掃除機に280ポンドも払うんだ?しかもコンパクトに収納出来ない。イギリスは確かに土足のカーペットを隅から隅までパワフルに掃除しなくちゃいけないから畳やフローリングの日本とは要求されているものが違うのかもしれないけど...それにしてもでかくて不便。
現在冷蔵庫、洗濯機、オーブンと息切れ状態で使っていて、全てが一気に壊れる前に徐々に買い換えていかなければならないのだが、選択肢を考えるとちょっと気が思い。冷蔵庫とオーブンは置けるサイズが決まっているのでそれで大分選択肢は絞られるが、問題は洗濯機。

同じようなサイズでピンからキリまである。洗濯機専門の修理屋さんのウェブサイト、Washer Helpを読むと、やはり製品としてはMiele(↑)が一番のようだけれど、「壊れにくい、修理の際も安心、容量6kg、タイマー機能、脱水スピード1400rpm」と、日本では当たり前か一昔前のスペックを手に入れるために700ポンドも800ポンド(14万円~16万円)というのは高すぎる。仕方がないから中道を行って、Boschか何かにするかな...。
ちなみにISE(Independent Service Engineering)というフリーの家電専門の修理屋さんが集まって作った無印良品のような洗濯機のCI555WHも面白いコンセプト。商品レビューの'Which'でも勧められている。それでも500ポンド(10万円)だから安くはない。
5~6万円で最新の洗濯機が買える日本が懐かしい...。

そうそう・・電化製品って壊れだすと続々壊れるのよね。なんでかしら?
掃除機もしかりですよね。この国の掃除機、全体的に重たくて掃除する気になれないですからねぇ。

部品がないというのは彼らの教科書に書いてあるという話ですよ。そういって倍の金額をとれと 笑。