戦況はいかに

昨夜、旦那がいやいや隣家のドアをノックした。翌日、フェンス会社の職人達が戻ってくるのでそれを伝えるためだった。

風呂から出たばかりですっぽんぽんのご主人は前を服で隠しながら、

■  「コテッジ」には独特のフェンスの高さの制限がある。2mは高すぎるはず
■  このプロパティーそのものに、「両家のフロント部分はお互いフリーアクセスにしておかなければいけない」という制限があり、フェンスを建てることはそれに違反している

という。会話がなされている間中、ビッチは二階の階段の踊り場からずっと「We don't believe you, you LIAR!」等々、頭の悪いティーンエイジガールさながらに、お経のような罵倒を繰り返していた。

さて、私たちの家はlisted propertyじゃないし、ここはconservation areaでもない。イギリスに「コテッジ」というカテゴリーがあるなど聞いたことはないから、フェンスの高さの規則には100%確信がある。しかし、以前我家を所有していた彼らに「この家には独特の制限がある」と言われると自身がゆらぐ。

「Deedsをモーゲッジを借りてる銀行から取り寄せなきゃだめかな...手数料いくらだろう...どれくらい早く取り寄せられるかな...取り寄せても読んでわかるかな...」と私が一人でくらくらしていると、「ちょっと上に行ってDeedsのコピーを探してくる」と旦那がいう。え、コピーがあるの?

「見つけたー!我ながらすばらしいファイリング!」と喜び勇んで屋根裏から降りてきた旦那に「あったんならなんで最初っから出さないの!」とは言えず。

早速文面をチェックし、恐らく隣家はこのことを誤解しているのではないか、と思われる箇所を見つけた: 'Included Access Roadに関してはお金を出し合ってメンテしてね'

「なに、このIncluded Access Roadって?」と旦那にきくと、「これは一軒以上の家で共有するドライブウェイやなんかを指す表現で、その部分の共同メンテを義務付けるためのスタンダードな表現がこの項目なんだ。でも、それが何を意味していようと、どういう解釈が可能であろうと、この注意書きを見て」と指差す。そこにはNote 1: - The Included Acces Road referred to above does not fall within this title(上記記載は本物件には該当せず)とある。

更に、別の箇所には「北側と東側にはフェンスを保ち、それを維持するべし」とある。...フェンスを建てちゃいけないどころか、建てなくちゃいけないんでないの。

その他に怪しげな箇所は一切ない。

We are safe.

翌朝、私が12歳のフレンチガールズを車に乗せていると、隣のご主人が出てきて「お宅のご主人は在宅か?紐を張って確認したら、やっぱりフェンスの柱の一本が家の土地に分け入っている」という。旦那を呼んで、子ども達を送り届け、家に戻ると既にフェンス会社のワークメンも到着していた。

旦那に、「彼との話し合いはどうだったの?」ときくと、問題の柱の件に関しては、実際穴を掘って柱を建てたワークマンが、二本の水道管の真ん中に立てたことをはっきり証言してくれたという。つまりこの柱は境界線の真上に立っているということ。紐を張ってみると、確かにこの柱だけが12cmx12cmの太さのうち、4cm分彼らの土地に入っている。それが非合法かどうか...これはカウンシルレベルではなく、ソリシターを巻き込むレベルの話。

更に、不要な争いを避けるために我家のDeedsを彼に見せて、'Included Access Road'の維持の義務はこのプロパティーには存在しないこと、問題の境界にフェンスを建てて維持することは私たちの義務だと記されていることを証明した。(隣家のDeedsは彼らのソリシターが預かっており、コピーは手元にないそうだ。)

そうして、フェンスは一番高いところで199cmという高さに削られた。

f0045624_332616.jpg

                      ↓ こんな感じ
f0045624_3323292.jpg

(こうして客観的な図にしてみると、たったこれだけのことで、という感が強まる...)

来週の月曜には彼らが苦情を申し立てて呼びよせた、カウンシルからのEnforcement Officerが訪問してくる予定。問題はないはず。

あとは彼らが4cm分の柱の割り込みに関し、ソリシターを雇って抗争に持ち込むかどうか、というところか。私は否と見ている。
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Commented by hiroex at 2008-05-31 03:33 x
4cm分、そして間違い探しみたいに大して変わらないふたつの図。
神経すり減らしますね。問題が落ち着きかけた頃にドッと疲れが来そうな予感ムンムンですのでお気をつけて。
Commented by leira-london at 2008-06-01 21:02 x
しばらくぶりです。しばらくご無沙汰している間にごたごたが起きていたのですね。
全身疲れそう・・・
uk_alienさんのお気持ちすごくわかります。
Commented by uk_alien at 2008-06-03 06:59
■ hiroexさん、もう首がくわんくわんに凝ってます。いいタイミングでホリデーに入るのでやんわりと気分転換できればなと思っているところです
Commented by uk_alien at 2008-06-03 07:07
■ leira-londonさん、ごたごたしております... 泣。
私、他人をはったりで脅して自分の我を通すやり方が癖になっているbullyタイプの人間は大嫌いなんです。(権力/筋力/金力がしっかりついてきてるなら見方も対処もそれなりに変わりますが。)
私はそういうタイプの人間が思うように出来ないタイプの人間なので、今回も戦いますよ~、私は。私なりのやりかたで、じっくりと。
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by uk_alien | 2008-05-30 03:44 | neighbours | Comments(4)

London, UK


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