カテゴリ:just a thought( 56 )

物と共に生きる

購入して8年目で故障した旦那のセイコーキネティックの腕時計。

2010年の修理の時にこの記事を書いたのだが、修理8年後の今年になって再び故障した。

「交換した電池は20年は持つ」という修理屋の豪語は何だったんだ、という疑問はさて置き。

旦那、今回はどうするんだろう。この際高価なブランドに買い換えるのか、それともApple Watchかフィットネスウォッチを買うのかなと見守っていたら「同じところで修理する」という結論。

  • 超高価なブランド時計を着用/保持してリスクを増やしたくない
  • (義理ママ御用達の)Apple Watchは見栄えが悪いし機能の必要性を感じないのに3年周期の高価なアップデートを繰り返す気はない
  • フィットネスウォッチはApple以上に見栄えが悪い上に機能も大して備えていない。FitbitのFlex2の小さな本体部分をポケットに入れて持ち歩いているからそれで十分なのだそうだ。

確かにこのセイコー、長年の着用で愛着もあるだろうしベーシックなデザインには流行り廃りもない。

更に16年目にして再び充電池の交換さえすれば正確に時を刻み続けてくれるというこのメカニクスの信頼性と耐久性は、コンスタントにアップデートを迫られる昨今の風潮に反し、とても新鮮で魅力的だ。

電池交換とオーバーホールで87ポンド。

こうして16年前に地元のジュエリーショップで二人でじっくり選んだ腕時計は再び時を刻みはじめた。


[PR]
by uk_alien | 2018-09-08 17:56 | just a thought | Comments(0)

ハッピーなお菓子

f0045624_21581839.jpg

先日日本から届いた小包の中に、お菓子が入っていた。

甘党の私は一人で一気に平らげる。出張中の伴侶は糖分に関しては概ねアルコールからの摂取に限っているので後ろめたさは感じない。(親切に3パックに分けて包装されているものを2日で食べ終えてしまった事実にはやや自責の念を覚えるのだが。)

美味しい。特にこのビスコ。このビスケットに乳酸菌が入っているというアイデアが美しい。食感もサクサクしていてとても幸せにしてくれる。

パッケージの裏を見ると、不思議なメッセージが印刷されている。「そんな日もあるね。いっぱい泣いていいからね。あしたはえがおだね。」

送ってくれた友人に感謝し微笑みながらも何か腑に落ちない気がした。変だ。

イギリスのスーパーマーケットに並ぶ商品でこんなサマリタン的なメッセージが記載されているお菓子があるだろうかと眉を顰めた。

これは子供向けの「可愛い」デザインのカテゴリーに入るのだろうか、だとしたら奇妙だ...と思いつつ、いくつか異なるデザインで販売されているに違いないと興味が湧きホームページを見てみると、「裏面企画 ハッピービスコ」と題して十種類のデザインで店頭に出されているという。

デザインだけをまとめて見てしまうとちょっとたるい感じは否めない。が、このハローキティ的に曖昧な表情のキャラクターがメッセージの重さを軽減し、商品自体の味や食感、サイズからパッケージングまで包括的な「ハッピー」体験がニートに具現化されているのは確かだ。昭和8年発売(だそうです)以来の長い歴史=商品認知層が広いことと独特な消費者文化背景がこの裏面企画の重要なキーになっている(と勝手に理解する 笑)。

賢い人たちは賢いなあと感心しながら空箱たちをリサイクルのバッグに放り込む前に、「チョコレートと合計で600kcalも食べちゃったんだぞ」と自戒の念を込め証拠写真をとってこの記事を書いた。




HOTな食べ物教えて!



[PR]
by uk_alien | 2018-02-15 22:15 | just a thought | Comments(2)

Just a little thought of the day

f0045624_1164846.jpg


Are you afraid of changes? I am. I alway have. Very well hidden in my adulthood but positively yes. Do I still need to try to learn to embrace them? Maybe yes.
[PR]
by uk_alien | 2016-10-30 01:22 | just a thought | Comments(0)

The meaning of the life of gadgets

f0045624_20224767.jpg


When does a gadget stop being a gadget and become a yester-appliance, even if it's still perfectly working? Realistically, I guess it's when the model has received more than two major updates and being labelled as "discontinued" must be a death sentence.
[PR]
by uk_alien | 2016-10-28 20:35 | just a thought | Comments(0)

カシオの電子計算機

や、コンピューターじゃなくて、いわゆるカシオの電子計算機。ソーラーパワー版。今気がついたけど30年間壊れずに働き続け、まだまだ使える。すごい。最近のモノではまずありえない。便利さと機能と耐久性。地球の環境汚染と資源の枯渇が懸念されて久しいが、私達の消費生活はどうしてこの電子計算機のようにいかないのだろう。
[PR]
by uk_alien | 2014-08-22 17:11 | just a thought | Comments(2)

ものの寿命と消費社会

購入した商品の寿命が短いと感じるようになったのは、単に歳をとってものの寿命をみとる回数が増えたからだけではなく、消費社会の構造に拍車がかかっているからでは...という疑問は皆うっすらと感じているかもしれない。

充電池の交換ができない携帯電話が飛ぶように売れ、交換が可能でも2年後にマザーボードがいかれて「修理するなら新しい商品を買ったほうがまし」という状態が当たり前になり...。

誰かに仕組まれたマーケティングハイプをそれと承知の上で謳歌し、消費=悦楽というライフスタイルを貫くのも一つ、それとは反対に「ものを大切に」という信念を貫くのも一つ。

じゃあ私はどうだろう。

後者に近いと単純に思っていたけれど気づかぬうちにしっかり洗脳されてるのかもしれない...と、考えさせられたBBC2のドキュメンタリー、The Men Who Made Us Spend。

目下BBC iPlayerで観れるのでアクセスできる方は是非。

Episode 1

Episode 2

Episode 3

関連したOpen UniversityのサイトのThe Shops that Make Us Buyのリンクもあわせて読んでみると興味深い。

心理学を積極的に活用したマーケティング手法は巧妙かつアグレッシブ。自らの判断基準を研磨し、少なくとも自分(と自分の財布)を守る努力を怠ってはいけないなぁと思う今日この頃である。
[PR]
by uk_alien | 2014-07-22 22:09 | just a thought | Comments(0)

ふとふりかえる



ふと、以前「20歳以上年齢が離れた同僚たちと何を話していいかわからない」と人に相談していたのを思い出す。互いに慣れてしまえば不思議と相手に合った会話の内容を自然に選んで話は進むということを実感する。ま、時間はかかるにせよ。

クリスマスの話になれば「私はさぁ、クリスマス文化で生まれ育ってないからぴんとこないんだよねぇ」と遠慮しないで言えるようになり、相手の気持ちを傷つけるようなNoは言いたくないにせよ、自分を守るためにさりげなくNoを入れるタイミングもわかってきたりする。

もう14年も住んでいるのにそんな感じ。

10年後には何を考えているのだろう。
[PR]
by uk_alien | 2013-08-22 05:11 | just a thought | Comments(0)

A quote that hit home today

f0045624_527197.jpg


‎"When a man is in despair, it means that he still believes in something." Dmitry Shostakovich


I would like to dedicate this to a woman who is going through the pain unimaginable to many of us. I hope you will go through it and re-live your life again.
[PR]
by uk_alien | 2013-03-09 05:31 | just a thought | Comments(0)

権威とユーモアのバランス

我が家の庭に面した広い牧草地はUKでも大きめのチャリティー団体が所有している。この土地の草が伸びすぎないように管理するのは20~30頭くらいの牛たちの仕事。

さて、先日旦那が「犬連れでたちの悪そうなローティーンの連中が牛を追い回している、こういうのは我慢がならない」と息荒く庭から家に上がってき、即座にチャリティーの緊急ラインに連絡を入れている。

目下牛たちの群れは雄牛が一頭と、沢山の子牛、さらに子牛の動きに敏感になっている雌牛たちといった成り立ち。イギリスではハイカーや犬が牛に踏み倒される事故は頻繁に起きており、特に子牛がまだ幼く群れの動きが不安定なこの時期は一番危険だ。

といってもあの連中が牛に踏み倒されて大怪我をするのは私たちは全く厭わないのだが、公共/他人の財産と公共の秩序への尊重の念を全く所持しないこの大ばか者たちが普段は気性の大変穏やかなこの牛たちを悩ましていることには非常に腹が立つ。

「連中、レンジャーが来るまでにどこかに行っちゃうよ、きっと」という私に、「そうかもしれないけど、ゆるせないんだよね、ああいうの」と旦那。

案の定彼らは次のトラブルを求めてどこかへ消え去ってしまった。仕方ないとウォルターを連れて散歩に出ると、ちょうど車で駆けつけたレンジャーと会うことが出来た。

状況を話し、運よくなにが起こったのかを目撃し連中のことを見知っている別の女性の証言もあって、レンジャーへの注意喚起という目的は達成することが出来た。

このエリアを7年担当しているこの気のいいレンジャーは、天気の良さも手伝ってか、公共の土地管理に関するいろいろな話を聞かせてくれた。

膨大な量の不要物の投げ捨て、話にならないくらい自分勝手な苦情や要求、政府のレッドテープ、「レンジャー」なはずなのに膨大なデスクワーク…などなど。

それにしても話しを聞いているうちに人々のあまりの自分勝手さに吐き気がしてきた。そんな体験を沢山しているのにどうして笑い飛ばせるんだろう?でもそういう気性だからこそこの仕事を続けていかれるんだろうな。

先のローティーンのグループについて彼は「そうだ、ショットガンのライセンスをとったらどうです?お宅は眺めがいいからターゲットは外さないはずですよ」と笑いながら旦那に言う。「警察沙汰になったらdyslexicのふりをするんです。『僕のライセンスにはpeasants(農夫)は撃っていいって書いてありますよ、あ、pheasants(キジ)だったんですか?読めなかったなぁ』って笑って逃れることが出来る」

「羊用の囲いはいつも電気ショックのテープを使うんですよ。コストが安いですし。で、ある日犬を散歩してる男性が、『誰が犬たちを電気ショックから守るんだ。危ないじゃないか』って血相変えて文句を言ってくるんです。『誰が守るって、えっと、オーナーでしょう?犬をコントロールするのは』ってさらっと言い返しましたけどね」

この権威とユーモアのバランスがイギリスの秩序を保っているんだよな、とふと思う。

奥さんからの電話を受け、「げ、もう帰らなきゃ。家はすぐそこなんだ」と、入ってきたゲートとは別のゲートを開けようとする彼。

「まいったなぁ。誰かがパッドロックの鍵穴に枝かなんかを突っ込んだので全く鍵が入らない。いやぁ、いつものことなんですよ。みんな僕らが(車用の)ゲートに鍵をかけることに腹をたてるんです。自分の土地じゃないのにね。スーパーグルーでべったり貼り付けられたこともありますよ。それよりかはましかな、これは。でもとれないなぁ」

そうして彼はあきらめてもとのゲートに戻っていった。

権威とユーモアのバランス。私には到底出来ない仕事だ。
[PR]
by uk_alien | 2012-06-23 02:44 | just a thought | Comments(0)

無題



何にがっかりしているのだろう。
期待を裏切られるのがつらいから重たい石の壁で自分を守る。

何に怒っているのだろう。
腹が立つことが多すぎるから周りをしっかり見ることを避ける。

忘れかけていることがもう忘れられてしまっている現実が重過ぎて、家路で振り返って立ち止まる。暫く景色を見つめてから再び歩き始める、そして私は歩き続ける。
[PR]
by uk_alien | 2011-11-10 07:02 | just a thought | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


by uk_alien
プロフィールを見る
更新通知を受け取る