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カテゴリ:misfortune( 35 )

負け犬の遠吠え

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強盗してもナイフで人を刺しても、捕まらないか、捕まっても早期出所して名ばかりの監督を受ける悪者が横行している昨今のイギリス。

やっぱりいくらテクノロジーだなんだっていっても、所詮予算が足りなかったりなんだりでシステムはうまく回らないのね...な~んて他人事のように考えていた矢先、ロンドン市長誇りの革新と効率の権化(?)、Transport for London(TFL)から駐禁罰金通知を受け取った。

「どっちがやったんだ?」と、旦那と二人でカレンダーを見る。...私だ。

Red Boxと呼ばれるLoading Bayは決められた時間の中で、一定時間内であれば駐車が可能だ。その日私はタイラーへの支払う現金を入手するためにめずらしく朝街に出て、いつもの場所に数分駐車していた。しかし、どうやらそのRed Box、10.00amが駐車可能になる開始時間だったらしい。(ちゃんと見ろよって?)私が停めた9.27amは従って違反、ということでCCTVからしっかり写真にとられた。飛んで火にいるオリエンタル。

それにしてもあの短時間のオフェンスを逃さず最新のカメラで捕らえ、半端じゃなくクリアなズームと広角の画像二枚をレター上に差込み、それを車両登録のデータと連結して車両の持ち主にきっかり一週間で送りつけてくる効率性。とてもイギリスとは思えない。更に、オンラインでクレジットカードを使って罰金の支払いまで出来るときている。暫く感心していたが、だんだん腹が立ってきた。

標識に書いてある細かい指定時間をしっかり見なかった私が100%悪い。それは認める。しかし、完全懲悪が死語となり、「予算はとれるところから出来るだけとる」というフェアなんだかアンフェアなんだかよくわからない姿勢があからさまのシステムのあり方に辟易していただけに、まさにこの財源のイージーターゲットにぽっちゃり落ち込んだ自分自身に無性に腹が立った。それに、この妙に偏った資金投入のされ方が気に入らない。これだけのシステム、イギリス中探してもなかなかお目にかかれるものではない。アホ市長下のTFLというところがこれまた余計に腹立たしい。ちなみにこの罰金システムは外国登録であれば車両の持ち主がわからないからそういうケースは全て見逃しとなる。その数字はロンドンカウンシルズ全体で発生するオフェンスのなんと40%に上る。


くっそー。

あまりに腹が立ったのでオンラインで即刻罰金を支払った。
ああ、12月の苦しい予算から50ポンドが消えていく...。
by uk_alien | 2006-12-01 02:40 | misfortune | Comments(2)

つまらなかった講演

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先週は日本の児童心理療法の権威が講演を行う、というのでロンドンまで足を運んだ。

彼女はある大学の教授。

思えば私が日本の大学に行ったのは遥か昔。せりあがる講義室の机の列に腰掛けた大勢の若い生徒がまどろみながら出席簿にチェックする一方、あたかも彼らが存在しない空気であるかのごとく、苔むした講義ノートを淡々と黒板に書き写しながらお経を唱える教授。それが一般的な光景だった。最近はこうした記憶さえももう苔むして、そんなことがあったことすらも忘れてしまっていた。

今回の講演では、まさにこの苔がつるりと剥け落ちて、まるでタイムマシンにのって、あの、教授の声が届かない講義室の後ろの方の席に座らされたか、と思うような錯覚に落とし込まれた。

つ、つまらない。
講演の内容も話の仕方も驚くほど稚拙で、しかも話の内容は講演のタイトルには全くといっていいほど沿っていない。導入はあったが、展開も締めもない。まるで人のいい近所のおばちゃんが人の都合も考えずにくだらない内容をこと詳細に渡って、だらだら、だらだらと話し続けるように、筋道の立っていない話をとりとめもなく繰り返し、繰り返し、延々と、延々と、延々と...語っておられた。

こどもの高さで会話をもてることの大切さを語り続け、そして彼らの心の問題に何十年にも渡って取り組んでおられる、というのは尊敬に値する。しかし、それとこれとは別だ。

旅でお疲れなのかもしれない、彼女の研究に関する知識がもっとあればセレブに会うノリでもう少し楽しめたかもしれない...と親切心で思おうとしたが、やはり、講演料をとるからにはそれなりにきちんとやってほしいものだ、という結論に達した。

司会進行を勤められた、ロンドンでつい最近児童心理を学ばれたという若い小児科医の話のほうがよっぽどためになったにちがいない。
by uk_alien | 2006-06-19 21:35 | misfortune | Comments(8)

無我の境地を離れる

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(前回の投稿からの続きです) Amazonから返信メールがきた。

Amazon 「コンピューターには2月13日にクーリエで送ったって書いてあるもん。2月20日まで待って、それでも届かなければて教えてね。そしたら代わりのものをアレンジするからさ。」

インドのカスタマーセンターのマニュアルをそのまま読んでるような文章だ。カレーのにおいまでかすかにしてくる。(今夜はカレーの出前に決まった。)しかも私のメールを全く読んでいない。モノを投げ込むコンテナーだか袋だかを間違えちゃったノータリンよりこっちのノータリンの方がたちが悪い。ちょっと切れた。メールを送る。

私 「状況わかってないんじゃないの?だから、もうそうじゃなくってアンタんとこが間違えてクーリエじゃなくて郵便局に渡しちゃったから送料と手数料が発生してんじゃないの?わかる?私が要求してんのは①状況を正確に把握しろ、②郵便局から返された品を受け取って、正しいクーリエを使って私への発送の準備が整ったらメールしろっていってんのよ!」

返答が来た。

Amazon 「君の不都合に対してはかわいそうだなって思うんだけど、君のいってる注文番号に関しては僕のコンピューター上にはクーリエで送ったって書いてあるんだよね。どの注文のこといってんのか、その正しい注文番号をこの指定のリンクを使って僕達に教えてね。かしこ。」

ぶちきれた。あわあわしてると、昨晩もよくねむれなかったダンナが今回も怒りを発散したい、というのでバトンタッチした。

旦那 「まず、このメールは正式な苦情であることを認識すること。次回からはカスタマーサービスのマネージャーが返信すること。また、次回の返信メールでは必ず話ができるコンタクト番号を記載すること。まず、まったく状況が読み取れていない。目の前に郵便局からのペナルティーノートがあるわけ。で、郵便局のオフィスまでいって、モノをみてきたわけよ。僕がいってるこの注文番号のものをね。お宅のコンピューターがなんといってるか知らないけど、モノは現実郵便局にあるの!これをしっかり理解してからどうすんのか返信しろ。理解できるかどうか疑わしいけどな!」

うーん、もうちょっと皮肉のきいたイギリス紳士らしい文章を期待していたが、よく眠れなかったんだろう。確かに怒りは通じるはずだ。1~2時間で返答がきた。

Amazon 「ごめんね。過去のやりとりをみて怒るのももっともだと思ったよ。コンピューター上にはクーリエで送ったって書いてあるけど何かの間違い(Technical error)で郵便局に渡っちゃったんだね。普通なら代替の品をすぐ発送するんだけど...、どうしたいのか連絡してね。」

やっとまともな人間にたどりついたか。でも2パラグラフくらいを除くと全部テンプレート。

私 「ご返答および状況の把握に感謝します。代替を即座に発送してください。かしこ。」

カスタマーサービスはこなして何ぼの商売。だからヒューマンタッチをなんていわない。イングリッシュは世界で一、二を争うカスタマーサービスに向かない民族だと思うけど(スコティッシュは別。何いってんのかききとれないけど、独特のアクセントは相手の怒りをやわらげる効果はリサーチで証明されている)、多くの英国/在英企業がその部門だけそっくりインドに移しちゃったのもどうかと思う。本当に使えない。外人の私がそう思うのだからネイティブの英人のストレスはお察しする。

インド人がどうのというわけではない。外注として請け負ってるインドの大手カスタマーサービス企業は本屋から車やまでの多様なクライアント企業の、これまた多様な消費者の、はたまた多様なコンプレインに対応していかなければいけないのだ。マニュアルやテンプレートに頼るしかない。そこに問題が生じるのだ。だからこちらも怒鳴り方をマスターして的確な判断力をもつ人間に達するまで声をでかくするしかない。日本でもきっと同じ状況だろうと思う。

さて、今夜はカレーだ。
by uk_alien | 2006-02-19 02:27 | misfortune | Comments(11)

無我の境地へ

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今朝、家計費口座をネットでチェックしていると、不思議なエントリーがあった。
Adjustmentとあって100ポンドが入金されている。なんじゃこれ?

利子率の悪い普通口座には必要額以外残さないようにしはじめたところだったから、「普通口座が100ポンドを切ったら預金口座から自動的にスウィングしてくる仕組みになったのかな?」(そんなこと銀行が勝手にするわきゃないが)と思い、他の預金口座もみてみた。しかし、別段お金が動かされている形跡はない。旦那は、「いや、普通こういうのは銀行が何か過去の手違いを見つけたか何かで調整するものだよ」という。

なんと?そんな間違いを銀行がするの?で、アカウントホルダーに連絡もなく、調整しちゃうわけ?

実をいうと私は銀行のステートメントは絶対と思ってたから、マイクロソフトマネーを使ってつけてる家計簿にずれが生じても「どーせ私がどっかで間違えたんだ」と思い、銀行のステートメントに沿って調整してしまう。さらには、昨年11月、家計費管理のフラストレーションから怒りが爆発(いかん、いかん)、マネーのそれまでのデータを消してしまっているので、一体何の調整がなされたのかわからない。

最近超多忙な仕事のストレスで身体が参り、睡眠がよくとれていない旦那は「ちょうどよかった。誰かに怒りたい気分だから今日銀行に行って、怒ってくる」といって出勤していった。結局銀行の手違いということで100ポンド返すことになるかもしれないけど。たまたま旦那の担当になった銀行員に同情。

そんな一件はもう、忘れてしまえ、どうせ入金だ、とイギリス在住者マニュアルにのっとって(?)気を取り直し、午前中は草むしりに励んだ。その合間に家に入ると郵便局からメモが届いている。

「Amazonからの小包は送料が支払われてないから届けられないよ。集荷センターまで来て、手数料1ポンドを含めて5ポンド52ペンス払ってね」

これは私がAmazon.co.ukで送料無料のサービスを使って注文した本だ。神が今日はAnger Managementに専念せよといっているに違いない。怒りに身を任せないよう、まずAmazonに何が起こったか説明するメールを送った。(この連絡先が見つけにくくなっているサイトの作りにも腹が立ったが、いかん、いかんと思い気を取り直す。)その後、郵便局の集荷センターへ出向き、問い合わせ窓口のおっちゃんに相談した。やはりAmazonの単なるミス。小包にも明記されているAmazon指定のクーリエを使う代わりに彼らは「郵便局に渡しちゃったんだなー、だからオレッちは当然送料として5.52を請求しなきゃならないわけさ」。おっしゃる通り。Amazonへ小包を返送しそっちに請求してもらうように頼んだ。郵便局がそうであるように、私にAmazonのミスの肩代わりをする気は毛頭ない。

家に帰ってからAmazonに経過報告のメールを怒りに任せずに書いた(えらいぞ)。たかがデジタルイメッジをいじくるAdobe Photoshopのノウハウ本だ。一刻を争うことはない。それに発送クーリエごとに分かれて並ぶ袋達を前に、間違ってぽんと違う小包を入れてしまうノータリンの気持ちもわからないでもない。間違いは誰にでも起こる。

ああ、無我の境地。
こうして辛抱強くなっていくのね...とつぶやきつつ、中断した草むしりへ向かおう。
by uk_alien | 2006-02-17 21:13 | misfortune | Comments(4)

銀行のキャッシュカード

おちこんでるときに限ってやなことは起きる。

会社を辞めて通勤定期を清算したため鉄道会社から残金の小切手を受け取った。家計費口座に振り込むため銀行に行く。

私の前に並ぶ子連れの白人のおばちゃんにカウンターのインド系行員が「お得なローンがございますが、ご興味はおありですか?」と質問。白人おばちゃんは「いえ、結構」とそっけなく返答。ここまでは普通。「もうどこかでローンはお組みですか」とにっこり質問する行員に、おばちゃんは「あなたにその質問をする権利はないでしょう?」とぴしゃり。きっつー。ま、確かにその通りなんだけど。

私もあれくらい強くないとな~と思いつつ、小切手の入金を済ませた後、外のキャッシュマシーンへ。

ついこないだ新しい暗証番号もらってアンロックして番号も自分のものに変更したからもう問題ないもーん...と思っていたら、やはり甘かった。機械に冷たく暗証番号が最新のものではない断られ、しまいには暗証番号をキャンセルされてしまったよ。とほほ。

なーんでこーかなー?私がどんくさいのかシステムが悪いのか。
また新しい暗証番号申請して、アンロックして番号変更した後出金できるかどうか試すのかい?はあ~。(嘆息)

あまりに落ち込んだから日本語のブログをはじめて元気を出そう。うん、そうしよう。
by uk_alien | 2006-01-18 01:47 | misfortune | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカM10-P。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習をブログに綴る日々 ー London UK


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