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カテゴリ:Piano ピアノ( 22 )

いつもここで間違える!

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ピアノの先生くらいになると、楽譜に目を通しただけでどこが難しいのか、間違えが起こりやすいのかが分かるらしい。

私はというと勿論そんなレベルからは程遠く、最初は注意深くゆっくりと学び始めて、注意がそれる3回目のリピートくらいでしっかり間違え危険信号がフラッシュし、その部分に「ここ、ちょっとクセモノ」ラベルを貼る程度。でもってラベルを貼ったにも関わらず集中せずにそこをを弾き流して再び間違え、いらついて同じ箇所を考えなしに繰り返して更に間違えを重ね、気がつく頃にはしっかりと「間違え」を学んでしまいその修正に時間をかけなければならなくなる。曲の仕上げ段階になってこの「古い」間違いが突然顔を出してきて驚かされるのも稀ではない。

今月末(2019年10月末)まで無料で閲覧出来るGraham Fitchのこのビデオはこうした「ここは自信がない」箇所の取り扱いを説明している。(別にこの人に縁があるわけでもコミッションをもらってるわけでもないけど、結構お役立ちと思いご紹介。)

「難しい/自信がない/間違えがちな箇所を特定して、時間をかけて、コンテクストに戻す」というアドバイスはよく耳にする。でもこの人のアドバイスのユニークな点は、「多くの場合問題箇所を特定して本体から完全に切り離していないか、または、特定出来てもその部分の練習が十分ではない段階でコンテクストに早く戻しすぎてしまう」と指摘していること。ビデオの中ではそれを防ぐ手段として問題のフレーズ/バー/セクションの部分だけを写真に撮ってタブレット上で編集し本体から完全に切り離してそこを練習することを例としてあげている。

こうして練習中の別々の曲から切り離してきた問題パーツだけを集め混ぜこぜにし、同じ箇所に一度に長く時間を使うのではなくその部分が繰り返されるように順番を組み(a-b-c-a-b-c)、同じ箇所でも次の順番では異なる「練習ツール(リズムを変えたりスタカート練習をしたり等々)」を適用して習得を促すことを勧めている。

他の練習から完全隔離して時間を割り当てることから、彼はこれらをこのQ spots(Qは隔離とか検疫を意味するquarantineから)と呼んでいる。

とても理にかなっていると思う。

因みに習得のための練習ツールとなると私は知識も経験も少ないし、「適切な適用」となると結構お手上げ。やはりこの点では即効力を求めて誤ったツールを使用するより、ない脳みそをひねってどうしてそこが難しいのか原因をピンポイント出来るまで考えて、どんな練習が役立つのか自分で考えた上で先生に相談するのが一番なのかもしれない。(言うは易しで時間と気力がいるけど)

by uk_alien | 2019-10-28 20:02 | Piano ピアノ | Comments(0)

ピアノの練習についてふと思う

新しい曲を始める時は「ゆっくり正確にフレーズ毎に練習し、だんだん繋げていくのよ」と先生はよく言う。自分ではそうしているつもりでも一週間後のレッスンでは先生によく「早く弾きすぎ」と注意される。

「効率」「最短」「ゆっくり焦らず」「走り方は走りながら学んで」「最後の仕上げ」… 色々色々その都度矛盾するようなことを言われていると何が何だかもうわからなくなって混乱してしまう。148.png

この混乱状態を何とか克服する目的で、最近ピアノの練習法の本というのを初めて読んでみた。そして自習用に選んだマテリアルを 自分の力量だけで計画的にこなしてみたら、少しずつ先生が何を伝えようとしているのかわかるような気がしてきた。

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それでも疲れている時の練習はよく「暴走」する。「これだけ真面目に練習してきたのだし、明日レッスンなんだからどうしても仕上げなければ!」という理不尽な野望をもつ感情的なuk_alienさんに、疲労を訴える肉体的uk_alienさんと理性的計画的なuk_alienさんは気押され、集中力に欠けたたれ流し演奏が繰り返されて一週間丁寧に積み重ねてきた練習の成果が水の泡と化してしまう。

「理性的な自分だけに耳を傾けていると原始的感情的な自分が暴走するから、色々な自分をコンファレンスルームに集めてデモクラティックにそれぞれの言い分に耳を傾けてあげてね」と先生が面白おかしく言っていたっけ。

精神と身体のバランスをとりながら少しずつ積み重ねていくピアノの練習は、スポーツやヨガとちょっと似ている気がした。

by uk_alien | 2019-10-26 07:41 | Piano ピアノ | Comments(0)

調律師のストレス

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半年ぶりにピアノの調律をしてもらった。

お世話になっている若い調律師さんはもの静かで真面目〜に仕事をしてくれる。

前回の記事でも触れたけれど、彼が有名所のコンサートやレコーディングのピアノ調整・調律を手がけていることを知り、さして近所でもない我家まで未だに来てくれるのは単に私がラッキーだっただけだろうかと不思議に思っていたので今回尋ねてみた。

するといつもの真摯で穏やかな表情で「精神衛生上、半分は一般のクライアントの仕事を入れるようにしているんです。同業のテクニシャンでも神経が太い人は何があっても平気でいられるようですが、僕は真剣になりすぎる質で。例えば…世界的に有名なロシアの若手ピアニストとコンサートを前にホールで2人きりでいるとして、しかも彼の神経がいつになく異様に昂っていてピアノの不具合をああだこうだと指摘してくる、そういう状況って結構きついですよね。僕はピアノ自体には何の落ち度もないってわかっているから」と説明してくれる。

最後の一言、クールだなぁ。

ピアノの調整が終わり、「一つ長すぎる鍵盤がありました。これ。ペダルを踏むと音抜けになる可能性があるので直しておきました。このメーカーは殆どが手作りだからこういう不思議な不具合が生じることもあるんです」

感謝。

「あとは全く問題ないと思いますが、試しに弾いてみますか?」

彼がこうしていつも礼儀正しく聞いてくれるのは本当にありがたい。おごりなく真摯だ。しかし、トリフォノフ相手に自分の調整に不備はないと自信を持てる彼の仕事を私が「咲いた咲いた」を弾いてチェックするのは、グレープジュースしか飲んだことない人間が三ツ星レストランのソムリエを前にワインのチェックをするようなもの。

いつも通り礼儀正しく辞退し、彼の精神的ウェルフェアに貢献した。

そんなこんなで再び調律されて私の小さなピアノはちんまり幸せに鎮座している。

by uk_alien | 2019-10-22 17:14 | Piano ピアノ | Comments(0)

ピアノ練習 フィードバックループを使う

「ピアノの練習は理性的に効率よく行う」と、言うはやすしなのだが実際練習し始めると決めていた時間を超過して効率が悪くなったり、前もって計画していた練習のターゲットからそれて、ふと気がつくと最後までダラダラと弾き続けてしまったり。

練習法をここらで真剣に見直さねばと思い、Graham Fitchの練習方法の本を読んでみた。

基本的に、先生からレッスンで言われ続けてきたことが整理されて書いてある。英語を読むのが苦でない人にはお勧めの本。日本でもきっと同じような本はあると思うけど。

このビデオは彼が「明確で具体的な意図→計画した部分だけの演奏(と注意深いリスニング)→評価→評価内容を次の意図に組み入れる→演奏演奏…」というフィードバックループの重要性を説明しているもの。

彼の本を読んでからこのループシステムを実際ノートに書き出して使うようにしている。勿論書くのは時間がかかるのだが、私の場合「書いているuk_alienさん」のパーソナリティは「話したり頭の中で考えているuk_alienさん」よりはるかに冷静で、この「内在するピアノの先生」の役割にとても適しているから。

また、決めた部分を演奏した後評価をするのにノートに向き合わなければいけないから一旦キーボードから離れることになり、だらだらと繰り返し練習をしたり最後まで弾いてしまったりすることを避けることが出来る。

勿論、冷静で明晰な頭脳の持ち主はこんな遠回りをする必要はまったくないのだけれど。

今週も自習でSimply Classics: Grades 0-1から数曲を仕上げ、レッスンへ向けてはGretchaninovのThe Children’s Bookから数曲と最後の一歩で立ち止まっているLoeschorn Op.65 No.42を仕上げようと思う。
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by uk_alien | 2019-10-21 19:15 | Piano ピアノ | Comments(0)

Gretchaninov Children’s Book Op.98

私のサイトリーディングのレベルは低い。とてつもなく低い。

英国王立音楽検定(ABRSM)でいったらグレード1〜2くらい。

いい加減なんとかしなきゃ、ということで先月Simply Classicsというグレード0〜1レベルの本を買って、週に3曲くらいを仕上げる努力をしてみた。

うん。こういう練習はとても役立つ気がする。

と、いうことで先生に相談。結果、GretchaninovのChildren’s Book Op.98をカリキュラムに加えることにした。

「Grechaninov、少し変だよ」と警告される。とても、変。

by uk_alien | 2019-10-13 18:22 | Piano ピアノ | Comments(0)

切れたピアノの弦と調律師

待ちに待ったピアノの調律師さんが来てくれた。

この人は数年前ヤマハのピアノの譜面台が壊れた際、たまたまその時契約していたということで修理に派遣されて来た人。

ピアノの買いかえをきっかけに、仕事が遅く何かにつけては余計にチャージしてくる古狸のギリシャ人チューナーをクビにし、研修経験が豊富で真摯なこの青年に以後調律をお願いすることにした。

最近は頻繁に仕事が入っているとのことで、すぐに来てもらえた数年前とは違い、かなりフレキシブルな予約を入れても1ヶ月以上待たなければいけなくなってしまった昨今。だから来てくれて尚更嬉しい。

さて、調律の最中に、はたとピアノの音が止まり彼が珍しく「Hello?」と声をかけてくる。

「調律中にピアノの弦が切れました。新しいピアノですし滅多に切れないポイントで切れたのでおかしいと思ってよく見てみたら、弦にすでにキズがついています。ほら、ここ。恐らく工場で技術士が相応しくない道具を使ったのかもしれません。弦のスペアは持ち歩いているのでご心配なく。取り替える料金もチャージしませんので。ただいつもより20分くらい余計に時間がかかります」

といつもながらに超冷静に淡々と説明してくれる。

「ショップに苦情を言った方がいいんでしょうか」

と聞くと、

「うーん、ショップに言っても弦を取り替えるだけですから同じことです」

とのこと。

新しい弦は調律してもテンションが変化して翌日には音が狂ってしまうため、キーを叩いてもハンマーが当たらないように細工するらしい。直に影響を受ける二つのキーに関しては他のキーと比べると音量がやや小さくなるのだそうだ。目下最大のテンションがかけられたこの新しい弦を今後の調律ごとに辛抱強く調整していかなければならない。

調律師さんに心ばかり多めに支払った後、ピアノに座って弾いてみた。全体を通してウナ・コーダペダルを常に踏んでいるような柔らかい音で、問題の2つのキーは更にソフトな音量になってしまっている。

このピアノの音色が好きなだけに、これから数年この状態なのかと思うとちょっと悲しくなってしまった。

それと同時に、この調律師さんとは今後この問題が解決するまでは長い付き合いになることだし、以前に彼の経歴にはざっと目を通して信用はしているけれど念のため再度チェックしておこう、と思いネットで調べてみた。

物静かで無駄話は滅多にしないこの調律師さん。彼がある特定のピアノメーカーの調律を専門にしているのは何となく知っていたけれど、ロンドンのメジャーなコンサートホールでこのメーカーのピアノが使用される際にはコンサート準備を手がけるのだそうだ。すごいなぁ。特にこのメーカーのピアノを常設している某コンサートホールのあのピアノ...うっそ、あそこのあのピアノを調律しているの?と顎が落ちる。ちなみに通りの名前で観光名所になっているロンドンのレコーディングスタジオのピアノの調律も担当しているのだそうだ。だめ押しで驚いたのは昨年から世界的に有名な某若手ロシアピアニストのロンドン公演のピアノ整備と調律を手がけていること。

え゛〜、そんなことひとっことも言わなかったじゃん、ひとっことも。一体何でこんなちっこいピアノの、私なんかのピアノの調律しているんだろう?

...そういうこともあるのかもしれない。

とりあえず。切れた弦に関しては不運ではあるにせよ、大層信頼できる人が面倒を見てくれていると思って間違いなさそうだ。

by uk_alien | 2018-12-05 07:35 | Piano ピアノ | Comments(0)

左右のコーディネーションと楽譜暗記のための道標作り

速いアルペジオセクションを練習しているDawn。

ペダリングがまだクリアでないと指摘されたので、その点に注意しながら片手練習をすると共に、ペダルをつけずに両手を合わせて「 Points of Arrival」のチェックをするようにいいつかる。

要は左右の運指の合わされ方について、弾きにくかったり不意をつかれたりする組み合わせや動かしにくい指を使う組み合わせ等々をフレーズごとにゆっくりチェックしていく作業。口に出して言ったり、危ういところはその都度練習して動きに慣らしていく。

チェックポイントの具体的な例を挙げると:

  • ターンやターンの後の指遣い(3→1→ターンの後は2を使う等)
  • 問題児の4番指のチェック(例えば右4+左低音1のコンビ等)
  • ややもするとアクセントになってしまいがちな親指のチェック
  • barの始めの運指コンビのチェック
  • 滅多にない運指コンビに意識を向ける
  • 弾きにくい運指コンビに注意し必要なら動きに慣らす練習をする
  • 弾きやすい運指コンビに意識を向ける
  • 記憶があやふやな部分のコンビのチェック→クリアにする

などなど。

左右のコーディネーションを向上させ、曲を通してそこここに「道標」を作っておくことで記憶をクリアにしていくのが目的。

例えば「完全じゃないけど概ね覚えている」状態で曲を弾いていると、突然間違えて頭が真っ白になり先が見えなくて戸惑ってしまうことがある。曲の中に点々と「道標」を作っておくことでこういった際に咄嗟なリカバリーが可能になる、というわけ。

お父さんに頼まれてお使いに行くのに、電柱(右に曲がる)→神社(左手に見える)→田中さんちの怖い犬(要注意)→郵便ポストがみえたらそこがタバコ屋さん(セブンスターを買う)といった認知マップを持っていれば、田中さんちのポチに吠えられても次の道標の「郵便ポスト」に集中することでお使いの目的は達せられる、というのと同じ。心理学でいうアンカリング。

「どんな点で自分は間違えやすいのか、自分にとって後々問題になりがちな点は何かといった知識を持つことはとても大切で、これらのポイントを意識的にチェック、問題が問題になってしまう前に手を打つことで効率的な練習が可能になる」のだそうだ。

うん、理にかなっている。

最終的にはビーコンのように光り輝くこれらの道標が点々と繋がっていく...と、理屈ではわかるけどその域まで到達できるだろうか。

ともあれ、目下「手探り状態」で「道標作り」をしている最中。

by uk_alien | 2018-10-10 01:29 | Piano ピアノ | Comments(0)

冬は懐炉

冬が来る。

ピアノの練習はいわば反復運動。

私の場合、部屋の温度が19℃を切ったあたりから身体にうっすら影響が出始め、18℃以下になると覿面。ここで気がついて身体を温める、部屋を温める、マッサージやストレッチをする、こまめに休憩を入れるなどの対処をしないと、肩や肘の腱に容赦なく影響が出る。

そんな話を似たような体質の持ち主である先生としていたら、「ハンドウォーマーはライフセーバー。学生時代必須アイテムだったから色々試したけどUSBで充電可能なのが一番だった」という。

そうか。自宅での練習もそうだけど、出先でピアノを弾かなければいけないことを考えるとそういったポータブルなタイプのものが役立つのかもしれない。考えてみたら私も寒い季節にレッスンで手が動かなくて苛つくことが多かった。よし、これからの季節に向けひとつ購入してみよう。

とはいえ環境に良くないからなるべく「充電池が切れたらポイ」系のプラスチック製品は買いたくなかった。ネットで調べていると、ライターのZippoが便利そうなハンドウォーマーを作っているよう。

オレンジ色のが可愛い...とワクワクしてレビューを読んでいると「Zippoも悪くはないが、やはり細かい使い勝手や保温時間などを比較するとPeacockに軍配が上がる」と書いてある。

Peacock?

興味をそそられて検索してみると、なんと、かの、ハクキンカイロ。そう、あのハクキンカイロ。確かにグリルの部分が孔雀のデザインだ。いやぁ、そういえば何十年も前に持ってたなぁ。

ハンティングやフィッシングなどのアウトドア系で需要が高く、イギリスでもしっかり販売されているよう。



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と、いうことで、まさに今私が必要としているのは何十年も前に所持し、紛失し、紛失したことすら忘れていたこのハクキンカイロであると結論し、ミニサイズを購入した。

うーん、メイドインジャパン。(←何故かproud)

しかしこれで「冬だから手がかじかんで動きません」という言い訳はできなくなった。

by uk_alien | 2018-10-06 01:51 | Piano ピアノ | Comments(2)

フレーズの閉じ方 Burgmüller Op.100 No.10

レッスンでBurgmüller Op.100 No.10を弾いたら、いい感じにフレージングが出来ているけど閉じ方が重すぎる、と注意された。モーツアルトのようなラブリーな雰囲気を出すにはこの軽いフレージングオフが大事なのだそうだ。

「タイミングを遅らせないでゆっくりソフトにリリースしてクローズする」と美しく実演してくれる。

「はい、わかりました」と言ったはいいけれど、いつもながら家に帰っててんでやり方がわかっていないことに気づく。なんでもっとつっこんで聞かなかったんだろう。

困った時はグーグル。いくつかビデオを観てみる。「二音のフレージングであれば最初の音は長めに、二つ目は短く軽めに腕からリフトして次の音に沈み込む」とのこと。ふむふむ。

更にフレーズの閉じ方とはちょっと違うかもしれないけど、この人(↓)のモーツアルトピアノソナタの「短いフレーズの解釈の仕方」のデモを観ていたらとても感心してしまった。この微妙な違いを綺麗にデモンストレーション出来るってすごいなぁ。

下の画像リンクは最初から始まるけれど、モーツアルトのソナタのデモは9:53から始まる。



最初はK545第2楽章の出だしの例。
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デモ① 10:41(よくない例)Urtextのフレージングをそのままアップダウンの手首で弾くと滑らかさが出ない

かの時代はバイオリンの弓使いや吹奏楽器の吹き方に習ってピアノが演奏されたのでそれを理解した上で楽譜のフレージングを演奏するとこうなる:

デモ② 11:42 バイオリンの弓使いのアップダウンに習ってフレーズの間にほんの少しのギャップをおくが、全体としては繋がって纏まりのある弾き方

デモ③ 11:57 フレーズ内はレガートで弾いてフレーズの次にくる最初の音に吹奏楽器のアーティキュレーションの「t」子音を入れ込む、即ちごく小さなアクセントを置くようにする弾き方。

デモ④ 12:06上記のデモ③と比較して、この2小節全体を(短いフレーズで区切らずに)長いフレージングで一気に弾いた場合。少しロマンチックな雰囲気になるが曲に合い聞き手を納得させられる使い方であればこれもよしとする。

(↑このデモ④のロマンチックなフレージングオフ、Burgmüllerの練習曲に役立ちそうな気がする。)

次にK333の第1楽章の出だし。


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デモ① 12:44(よくない例)書いてあるフレージング通りに区切った場合

デモ② 12:51 フレーズの間に殆ど気づかないほどの短いギャップを入れ込んだ場合(言語で言ったら子音のように)

...といった感じ。

Mitsuko Uchidaのレコーディングを聴いていると彼女の美しいタッチとアーティキュレーションにうっとりさせられるけれど、このビデオを観て一体自分が何にうっとりしているのかちょっと見せてもらったような気がした。これらの理解が自分の演奏に繋がるかどうかは別問題だけど。笑

Heller Op.47 No.1でもフレーズの閉じ方が重いと指摘されたからちょっと注意して練習してみようと思う。

by uk_alien | 2018-08-24 21:10 | Piano ピアノ | Comments(0)

ちょっと撃沈

「ピアノを弾く=音楽を奏でる」ことは「なんとなく綺麗に弾けること」とは一致しない。

そう頭では理解できても、やはりそこは初心者の性。何となく弾けただけで結構有頂天になってしまう。

そうしてレッスンに行くと案の定撃沈される。

Dario Marianelli - Dawn
  • 最初と最後は全く無視して早いアルペジオセクションに集中して時間をかけること。
  • 最初から弾くこと、通しで弾くことは心を鬼にして避けること。
  • ペダルは間違いも上手に隠してしまうので暫くはペダルを外してまずは確実にスコアを学ぶこと。(ペダルを入れる際は計画して必ずスコアにきちんと記入すること。何となく入れない)
  • 小さなチャンクに分けて確実に心地よく弾けるポイントをチェックし、逆に心地悪く失敗しやすい場所をスコアにまめにマークして更に更に細かくどこが心地悪いのかを分析、理解しクローズアップ練習てコンテクストに入れて広げていくこと。

Heller Op.47 No.1
  • 焦りすぎ。スピードを落としてアーティキュレーションを練習すること。
  • スピードより、ダイナミクスを重視してきちんと入れること。
  • 左側のページ:タイミングをきっちり学ぶため、左手の2音と右手の1音だけを通して練習すること
  • 左側のページ:最初のビート(左手のベース)と右手の2音目にウェイトをかけてテンポを保つ
  • 右側のページ:コードのスラースタカートが重すぎて短すぎるので、軽くして長くすること
  • 右側のページ:フレージングが入っていないのでコードは繋げない。

練習計画について
いくつかの曲の習得を同時進行させる際の練習計画は、それぞれのピースの進行具合とタスクの難易度を自分でしっかり分析してプライオリティーを立て時間を有効に割り当てること。
ピアノの前に座った段階で「今日は何をしようかなぁ」とぼんやり考えるのはすこぶる危険。しかも「どこが問題かちょっと考えようっと」とダラリンと最初から通しで弾く行為は「ランダムに街で見かけた知らない人と結婚する」ことに相当するくらいリスクが高く無意味な失敗を繰り返す元凶である。(こ、このねじり込むような比喩に息を飲む私。見透かされている、見透かされている....。)


ごもっともでございます。(ちんまり)

夏休み?

そんなときもあったなぁ。


by uk_alien | 2018-08-16 06:04 | Piano ピアノ | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカM10-P。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習をブログに綴る日々 ー London UK


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