カテゴリ:Videos ピアノ練習動画( 8 )

フレージング - Burgmüller Op.100 No.10

先日から始めたStamaty Op.37 No.1。

「早いスピードじゃないし、これはとっとと終わらせたいからそのつもりで」と先生に言い渡される。

「やたらめったらに繰り返してスピードを上げる練習をするのではなく、ピースの構成をしっかり頭で理解して正確にゆっくり練習して基礎ブロックが確実になった段階でスピードを上げていけば目標のスピードへの到達も早い」のだそうだ。

とっとと終わらせたい野望とそんなに早く仕上げられるかという不安の狭間に暫し立ちすくむ。今までのパターンから行くとスピードがある程度上がった段階で基礎ブロックごと総崩れになり、そこからしっかり安定した状態に立ち戻るのに時間がかかってしまう傾向がある。どうしたらそれを避けられるのだろう?やたらめったらな繰り返し練習を避ける、脳みそのための道路標識マップを作って見直ながら練習する、ゆっくり練習とスピードアップ練習を兼ね併せる...かな。

自分の精神状態をモニターして「学習可能状態」か否かを判断、思考が自動的になったいたら練習を避け、気分転換になる何か別なことをするのがいいのだそうだ。いうは易しでこれがなかなか難しい。




さて、夏休みを前に次の練習曲、Burgmüller Op.100 No.10も今週から始めた。学習課題はフレージング。

フレージングというと「美しくフレージングをしたい→頭の中の音の流れを鍵盤上で表したい→手・指・腕に無駄な力がこもる、無駄な動きが目立ちミスタッチが多くなる→録音してみると全然思った通りに弾けてない」というのが私のパターン。この動画↓は譜読みと右手練習。この「3歳の子供が奏でる咲いた咲いたチューリップが咲いた」演奏からいつか抜け出して、先生が弾いてくれるような美しい音を出せるようになりたい...という野望が疼く 笑。


じゃあ一体どうやってフレージングするんだろう。

  • 小節の最初の拍子はしっかり意識して曲のパルスを保つ(フレーズの最初や最後と重なったら微調整する)
  • フレージングの構造上、出だしと最後は弱めに弾き、特に最後の音符は「呼吸をさせるために」気持ち短めに弾いてフレーズを閉じる
  • フレーズの長さ(フレーズの終わりまで何小節あるのか)を常に念頭に置き、最終地点を意識して弾く
  • フレーズ内はしっかりレガートで弾く
  • フレーズの間は手を持ち上げて一息入れる
  • ダイナミクスと、マイクロダイナミクスを考えてプランする、が、細かく計画した通りに弾くのではなく、話し言葉のように1つのフレーズチャンクがホーリスティックに繋がるように弾く

のだそうだ。

子供だったら...あまりくどくど考えないで、先生の出す音を再生しながらこうしたチェックポイントも同時に覚えて弾いていくんだろうな。

曲を学ぶ最初の段階でフレージングとダイナミクスを意識して練習して、と言われたが、こんなにたくさんのことを一気に考えてスコアや運指を学ぶのはちょっときつい。でも時間をかけてやってみよう。

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by uk_alien | 2018-06-23 01:03 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

テンポ・ルバートの長い道のり

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Wikipediaによると、テンポ・ルバートとは下記の通り。
テンポ・ルバート: tempo rubato)は、訳せば「盗まれた時間」という意味であり、本来的には音符音価の一部を奪い、他の音符に付与することを意味していた。したがって全体のテンポは変化しなかった。19世紀以降ではこの概念は退化して、柔軟にテンポを変えるという意味で用いられるようにもなった。テンポ・ルバートの記譜された実例は14世紀に遡る。テュルクの『クラヴィーア教本』(1789)では「最も普通には、先取または遅延によって音符をずらすことをいう」と記述されているが、実際には古典派の時代を通してテンポ・ルバートの概念は衰退し、単にテンポを厳格にしすぎない程度の意味になっていた。
テンポ・ルバートが再び脚光をあびるのはショパンの楽曲においてである。テンポ・ルバートはマズルカバラードスケルツォワルツノクターン即興曲といった、叙情的な作品の演奏において多く用いられる。普通は、フレーズの最初と最後を遅めに、また、強調したい音を長めに演奏するためにその前後を遅めに演奏し、それ以外の場所を速めに演奏する。この場合、完全にテンポが自由というよりは、基本のテンポを設定しておいて、それを基準に遅め、速めにずらす、という手法を採るのが一般的である。なお、ショパンの場合、このようなテンポの変化は楽譜に書かれていないため、演奏者の解釈に任されている。またショパンは右手のテンポを揺らしても、左手のテンポは常に一定であるべきであると述べている。つまり時間を盗むという旧来の用法に従っていた。
で、これを中年ピアノ3年生(私)に説明して理解させてピアノで弾かせる、というのはピアノ教師にとっては至難の技に違いない。しかし生徒側にしてみたら「盆踊りの基本ステップもマスターしたことだし、ブラックスワンでも踊ってみようか」といきなり言われるようなもの。

二ヶ月くらい前に久しぶりに先生の前でこのロマンスを通しで弾いた。「うーん、よく頑張ってきたね。でもテンポがガチャガチャ。基本テンポが感じられない。ルバートで逸れてもこの基本テンポに戻らなければ曲としてまとまりがつかず、聞き手を困惑させてしまうのだ」と言い渡され、再びメトロノームでかっちり練習をする日々が続いた。70bpmを身体に埋め込み再度先生の前で通しで弾くと、

「かっちりしすぎ。ロマン派音楽はクラシック派に比べると遥かに自由な解釈が許されるのだから、効果的なテンポの柔軟性を考えてどこでそれを活かすのかをプランし、それ以外のところではしっかり基本テンポを感じらせるようにすること。所謂『どこで観客を泣かせるのか』を意図的にプランして臨むように」

と言い渡された。

どーん、と落ち込む。

「初心者なんだからそんなことが出来るわけがない。難しい曲を長期間練習して嫌になってしまうより語学学習のように同じレベルの違う曲を短い周期で仕上げていくことでスパイラル状に上達するというやり方のほうが効果的なんじゃないか」等々、悶々とすると同時に自棄っぱちになる。「ピアノなんか上手にならないし、時間の無駄だ、やめてやる!」と旦那に息巻いたその夜にしっかりピアノの前に座って練習をする。

他の人のピアノ演奏を聞いてもこのルバートの勘が掴めない。聞いたすぐ後に形だけ真似をすればなんとなくロマンチックになるけれど、どうも違う。何をしようとしているのかが自分の中から感じられない。最初のEを弾いて耳にするだけでリストのコントアーの効いたボブ顔が頭に浮かび「出来ない、わからない」というネガティブな気分になる。

と、この演奏が耳に留まった。


Violaの音がとてもロマンチックだ。そう、この弦楽器の感じ。

鍵盤上の低いレジスターでチェロをイメージしてメロディーを弾いてみた。普段のレジスターと異なるのでピアノの音がすんなり耳に入ってくる。

歌ってみた。ベルカント・テナー、ベニスのゴンドラを漕ぐおじさん、チャリングクロス駅でゴッドファーザーのテーマを繰り返し演奏するフィドラー、シャンソン歌手のおばさん、彼らだったらこのロマンスをどんな風に歌うだろうと想像しなが低いレジスターで歌う。最初は冗談半分で誇張していたのだけれど、なんとなくどうしたいのかが見えてくるような気がしたので通しの演奏を録画してみた。



スピードが落ち、後半のオクターブとアルペジオで再度緊張してしまっているけれど、なんとなく先生が言っている方向へどうしたら前進できるのかが感じられるようになった(気がする)。今日はこの後半部分でどう表現できるのか、ちょっと考えてみようと思っている。先は長い。

さて、練習曲のCzerny Op.139 No.70。先週、やっと(やっと、やっと、やっと)先生の「ま、いいとしましょう」のお達しが下った。これも長い旅路だった。「緊張して早く弾ける」という状態から、手首の「振り付け練習」を経て、やっとリラックスして早く弾くということがどういうことかがわかるようになってきた。(意識していないとすぐ緊張状態に戻ってしまうのだけど。)最終的にはリラックス+スピード演奏(130bpm)をゴールにし、正確なコントロールとアーティキュレーションは犠牲になっている。全部できればいいのだろうけれど、今の段階ではどうしても出来なかった。


で、先週から始めた練習曲はこのStamaty Op.37 No.1↓。同じ音の繰り返しの部分の運指を覚えること、三種類のスラーのアーティキュレーション(出来てない〜涙)、両手のコーディネーションが学習項目。



頑張ります。

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by uk_alien | 2018-06-06 21:28 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

スピードの壁

初心者のスピードの壁は90〜120 bpmあたりにあるそうで、私はこの壁にガツンガツンと頭をぶつけて大分月日が経つ。

目下のネメシスはBertini Op.100 No.14とCzerny O.139 No.70。前者はスピードは100 bpmで安定したけどどうもアーティキュレーションがおぼつかない感じで足を引っ張るので今その調整をしているところ。

Czernyの方は最終目標は両手120 bpmなのだが、100〜110 bpmあたりで暫くぼーっと頭を使わないで練習していたら手が間違いを学んでしまい思考のフローも上手く流れなくなってしまった。しょぼんとして先生に正直にそう伝えると、ブロークンコードの見直しとアーティキュレーションをよくするために次の練習をするようにと言いつかった。

①4つの16分音符のグループのうち、アクセントを異なる場所につけて練習する
②軽い、切り離した音で弾く(綺麗に引けなくても良い)
③ブロークンコードをダララーっとアルペジエーションで弾く

ざっとこんな感じ↓
①は動画ではちょっといい加減。ともあれこれらの練習とともにセクションごとにスピードアップして全体のスピードを上げていく(予定)。

下の動画は両手128 bpm。どれだけ早く走れるかだけを考えてとにかく全速力で駆け抜けている感じ。アーティキュレーションがついていけないのはわかるけど手の緊張が気になる。気をつけないと。



ちなみにCzernyが亡くなる前に最後に書き上げた曲はOp.861 30 Studies for Left Handなのだそうだ。なんてロマンチック。次のOp.862は左手の薬指の為のエチュードにしようと目論んでいたに違いない。

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by uk_alien | 2018-03-22 08:26 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

ピアノ練習動画 ー Liszt Romance

まだまだ頑張るプロジェクト、LisztのRomance。失敗だらけ 笑。
楽譜はデスクトップなら先日この記事で紹介したMusescoreで閲覧可能。フリーのアカウントを作ればPDFで普通にダウンロード出来る。



言いたい事は山々なのだろうけれど、とるあえず先生は下記の点に絞って指摘してくれた。

慌てないで時間を取るところはしっかりとる。
Rubatoのカンをつかむためにメロディを歌いながら弾く

Bar 25 スラー&スタカートはもっと時間をかけてpersisting but hesitantly
Bar 30 etc Arpeggiationのところは特にジャラっと一気に弾かずパラパラと。
Bar 31 Chord部分は弱くなり過ぎない
Bar 37 Smorzandoからa tempoで戻るところでは左手最初のEからではなく時間をかけて二つ目の8分音符のBから戻るように
Bar 67 二回目なんだからどう違いを出すのか考えて織り込むこと
Bar 71以降 弱まる指定の記述はないので消え去らないよう終わりに向かってボリュームを保とう
Bar 75以降 左手がもたつくのでスピードアップの練習

はい、頑張ります。


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by uk_alien | 2018-03-07 07:28 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

ピアノ練習動画 Bertini Op.100 No.14

一体身体を緊張させないで速く弾けるようになんかなるんだろうか、というのは大人の初心者なら皆思うに違いない...と自分をなぐさめて「覚えてしまった」間違いと崩れたアーティキュレーションを取り戻す練習をしてからスピードをあげる。

両手105bpm 前後。Allegrettoだからスピードはこれくらいでいいか。



リピートで最初に戻ると右手の薬指が疲れちゃって上手く動かせない。ってことは緊張が解けてないんだよな。

イカになったつもりで弾いてみよう。(笑笑)
真ん中のセクションは8分音符たちを忘れてテヌートの音に頭を集中して弾こう。
左右で同時に弾く音のコーディネーションをもちょっとよくしてその効果をきちんとモニターしよう。
左手のアルペジオをちょっと練習しよう。

で、130 bpsまで上げて110 bpsに戻って来る...のが理想だけど手が疲れちゃうかもしれない。よし、30分以内。

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by uk_alien | 2018-02-27 19:22 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

ピアノ練習動画 スピードアップは難しい Czerny Op.139 No.70

まだまだ練習を続けるこのツェルニーの練習曲。右手を130 bpmまで上げた。でも既に無我夢中で走ってゼイゼイしている感じ。余裕がないなぁ。





覚書
  • 腕が身体に近くなり過ぎないよう自由に動くスペースをとろう。
  • 緊張をほぐして、緊張したな、と思ったら緊張を解いてから再スタート。
  • 8分の3拍子→Tripleなんだから、最初の拍子とグルーピングの最初の音を意識して重みを使ってスピードに乗る。
  • 常に先を考えよう。(楽譜で先を「読む」より暗譜で先を「考える」練習をした方がいいかのしれない。)
  • 練習のしすぎに気をつけて。タイマーで練習時間を限ろう。(練習でHigh Cを連発すしるテナーはいない。)
  • スケールでアーティキュレーションが崩れたらスタカートで切り離して再びレガートに戻ろう。
  • タッチの軽さ、レガートと重心の配分がスピードのきめて。

長い道のりは続く。

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by uk_alien | 2018-02-23 16:19 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

ピアノ練習動画 Czerny Op.139 No.70

目下テクニカルでBertini Op.100 No.14と同時に練習しているのがこのCzerny Op.139 No.70


私が使っている薄っぺらい(でもなかなか進めない 涙)Graded Pianoforte Studies Grade 2という本では”Agility in broken chords”と題されている。Broken chordsとは例えばC majorの「ドミソ」(root position)のドを動かして「ミソド」(1st inversion)にしたり、その上ミを動かして「ソドミ」(2nd inversion)にしたりする、いわば基本の和音のバリエーションのこと。


ちなみに、「Agility」という単語と「中年」という言葉は交わることはない。それでも辛抱強い私の先生は「緊張を解いて手首の動きと手の重心の位置を駆使して軽いタッチで手を放り投げるように」弾けばターゲットスピードに達成する…と励ましてくれる。


Youtubeにアップロードされているこの女の子のスピードとテクニックには拍手。




で、中年の私。昨今めっきり冷え切っているロンドンで関節と腱が悲鳴を上げている私。ダメージが大きくならないよう痛みをモニターしながら少しずつスピードアップを目指す。




でも問題はフィジカルじゃなくて、メンタルもといコグニティブだったりする。


「走っているときにじっと足元を見ながらは走らないでしょう?目指す行き先をしっかり頭の中にイメージして、かつ、3m先に気を使いながら今を駆け抜ける、それがピアノパフォーマンスなのよ!」


はい。まさにごもっとも。突っかかる時はいつもゴールはおろか3m先をふっと見失うとき。


右手練習。




頑張ります。


Descending(右から左へ動かす時)の動きがスムースに行かずぎこちない。以前時計回りの手首のロテーションを試した時はどうもしっくりこなかったのだけれど、スピードアップを考えるともう一回試した方がいいのかもしれない。


このブログ、しばらくはピアノ練習トピックに追われる予定。


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by uk_alien | 2018-02-18 04:17 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

ピアノ練習動画 - ピアノ、ピアノ

ピアノを習い始めて三年が経つ。

そう、時間だけがぐんぐん行き過ぎて実力が伴ってくれない。ピアノなんて簡単だよ〜んとものすごいスピードでバシバシ弾いているお子様達のビデオを観るとさすがにぐっと涙がこみ上げてくるのだけれど、いいんだもん。人それぞれだもん。

目下のプロジェクト(もう永遠に終わらない)はLisztのRomance。


ダイナミクス、左右のバランス、左手、オクターブ、フレージング、ルバート、スピード....。ああ、もう無理だー(あーあー)。

今は最後のセクションを見直しているところ。



テクニカルの方はこのBertiniのエチュード、Op. 100 No.14。



動かしにくい薬指と小指を使う練習曲なのだけど、これもこの二本の指のレガートを保ちながらスピードを上げるのが難しい 涙。

この歳になって一体何を好き好んで頑張っているんだか。

でもね、ずっと頭の隅でピアノが弾ければいいのにと思ってきて、やっと習うチャンスができた今、本気で取り組まないと絶対後悔するとわかっているんだ。

それに上手じゃなくてもやっぱりピアノが弾けると嬉しいし。(にっこり)

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by uk_alien | 2018-02-14 09:32 | Videos ピアノ練習動画 | Comments(0)

London, UK


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