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犬好きなんです

朝の散歩でよく会うジャックはアイリッシュウルフハンドとアルゼシアンのハーフ。11歳半。

アルゼシアンをクリーム色のワイアーヘアーにして、足をするりと長くした感じ。すこし垂れ気味の耳にそって長い毛がしゅっとはえていて、それが歩くたびにいたずらっぽくゆれる。くりくりっとした愛嬌ある目はアイリッシュウルフハウンド(↓)そのものだ。

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ウォルターはこのジェントルジャイアントのジャックが大好きで、私がオーナーのおじさんと立ち話をしている間も、彼らは彼らなりの社交(遊び)に忙しい。何倍も大きいジャックに挑むウォルターは人間の目から見れば身の程知らずだが、犬の世界ではサイズはあまり関係ないらしい。どういう姿勢でどういう態度をとるか、必要があればどういう風にガンをとばすか、ということにかなりの意味が含まれているという。

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(↑おじさんとジャックもこんな感じ)

いつもながら私がジャックの穏やかさを嘆賞すると、おじさんは「assertiveness classに行く必要があるんだ、ジャックは」と笑う。

犬って本当に面白い生き物だ。
(そして彼らの飼い主達も。)

犬がどこからきてどうやって現在の姿形になっているかをMartin Clunesが軽いタッチでレポートするA Man and His Dogs。TVでは来週日曜ITV夜21:00に続きが観れる。

職場のお局様に「観た?」ときいたら「観た、観た。Martin Clunesの声は24/7できいてても飽きないのよね」とのご感想。

同感。
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by uk_alien | 2008-08-29 06:26 | animals | Comments(0)

美味しいランチを食べよう

久しぶりに外でランチした。

ワンコースとワインで二人で35ポンド、7,100円、43ユーロ。
値段的にはまあそんなもんとしても...

Today's Specialから選んだ私のマッシュルームストロガノフはブルーチーズの味が強すぎてマッシュルームの風味がほとんどしない。家でちゃちゃっと作ったものなら「ありゃりゃ、チーズを入れすぎちゃったよ」というレベルだが、それに10ポンド出すとなると話は違う。焼きすぎを懸念してレアで注文した旦那のステーキは灰色になるくらいしっかり焼かれて出てきた。河沿いのおしゃれなカフェはシェフが夏休みでバイト学生がキッチンを仕切っているのかな?

がっかりしたので、翌日は自分たちでランチを作ることにした。と、いっても時間的には早めのディナーだけど。

テーブルクロスもしっかりかけちゃう。

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メインはフレンチレシピでポーク&クリームマスタードソース、コジェットのスフレ、味付けをしたパン粉を振りかけてオーブンで焼いたトマトとコジェットを添えることにした。ワインは軽めのCote du Ventoux。

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普通の材料なのにとても贅沢な味。

残念だったのはデザート。Delia's How to Cheatの手抜きチョコレートムースレシピは超簡単だったけど味は重すぎて美味しくなかった。クリスマスプレゼントにせっかくもらった本だからと使ったデリア。チャリティー行きだな。

でも久しぶりに二人で新しいレシピにチャレンジ出来て刺激的だった。
夜はDie Hard 4のDVDで大笑いして楽しい一日を締めくくった。
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by uk_alien | 2008-08-25 20:58 | food & drink | Comments(4)

So beautiful, yet so defective

渡英して以来ドッグショーのCruftsを毎年TVで見てきた。

こうした純潔種のショーチャンピオン達は、健康面、パーソナリティー面、ルックス面の全てがパーフェクトだからチャンピオンなのだと思ってきたが、どうやら大間違いなようだ。

ブリードスタンダードに近づけるために近親間でのブリーディングを繰り返すことも厭わず遺伝病を悪化させている犬産業の現実の一面をリポートするBBCのドキュメンタリー

犬をブリーダーから入手することを考えている人は必見、だと思う。

ドキュメンタリーの中で、Companion Animal Welfare Councilの会合を終えて出てきたキングチャールズカバリエスパニエルクラブを代表する女性がリポーターに「(先日のチャンピオンショーで)ショーリングに上がりこみチャンピオンのブリーダーをその場でつかまえて脊髄空洞症の話を持ち出すなど、もってのほか」と高慢に言い放ったのがこの問題の深さをよく現していた。

(そのショーチャンピオンは遺伝病の脊髄空洞症の診断を既に下されており、ショーの関係者の多くはその診断に関して知っていたにも関わらず、その犬をチャンピオンに選んでいる。リポーターは診断の真偽に関し、リングでブリーダーに直接質問をしていた。)
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by uk_alien | 2008-08-21 01:57 | animals | Comments(3)

思いもよらぬチャレンジ

イギリス生活ももうすぐ9年。

にも関わらず、いまだに英語で大変な思いをしている状況は相変わらず。終わりのない苦難の道...と頭ではわかっていても、終わって欲しいと思うのは人の常。

さて、私が勤めているオフィスは全員にダイレクト番号があるにもかかわらず、なぜか殆どの電話が会社の代表番号ににかかってくるようになっている。多忙な二人のレセプショニストがとりきれないコールはPAを中心に「誰でも気がついた人がとる」ようになっているのだが、anybody=nobody、結構長い間放置されていることが多かった。

そこで今回正式にレセプション→お局様→私というline of defenceの図式が決まった。理由は単にレセプションの電話の音が聞こえやすいという地理的要因。何年もここでレセプションをこなしている女性が、電話の転送システムを5分間説明してくれ、「Don't worry, it's easy peasy」と言って去っていく。

うーん。英語でも、自分がかけたり、自分や自分の部署にかかってきたり、自分がPAをしているボスにかかってきたりする電話なら慣れている。でも、誰にどこから誰がどんな理由でかけてくるか皆目検討のつかない英語の電話、というのははっきりいってびびる。

「Xの〇で△の人と話がしたいんだけど」と早口でいわれると、△あたりでようやく耳が慣れ、どういう内容の電話かも推察できるのだが、×と〇は明確に聞き取れていない。「×の方ですか?」と確認すると、「だから最初にそう言ったじゃないか。聞いてなかったわけ?」とぴしゃり。くやし~、このじじぃ~!

通訳をしている在英40年近い大先輩にぐちると、「そりゃそうよ、10年くらいじゃまだまだ。他の通訳を見ていても在英10年くらいじゃ本人もわからないで聞き逃してるところが沢山あるわよ。さすがに40年近くいるとブリティッシュなら95%は理解できるようになったわね。でもこの聞き逃した5%が問題でね。ネイティブなら経験推測でこの5%をなんなく埋めることが出来るのだけれど、外人にとってはいつまでたっても空白の5%なのよね」

ふんふん、そういうものなのか。自分を在英10年の通訳さんと比べる気はないが、少なくとも在英10年くらいではまだまだひよっこ、ときいて少し安心した。

それでも苦難は続く。今日ジャマイカからかかってきた若い女性は何をいっているのかさっぱりわからない。とりあえず保留にして、レセプショニストに泣きつくと、「ときどきジャマイカからかかってくる聞きづらい女の人がいるの、XXさんに回して間違いないと思うわ」という。そこでXXさんに連絡すると、「その人の名前は?」ときかれる。「それがまったくわからないんです」と正直に答えると「わかるわ。ジャマイカの人って何を言ってるか全然聞き取れないのよね。いいわ。転送して」といって受けてくれた。ほっ。

名前やその綴り方も驚くほどいろいろあり、英国人なら当たり前の名前でも私にとっては見たことも聞いたこともない、というものも結構多い。大体自分のオフィスのスタッフの名前だって殆どわからないのに...。

状況が少し違えばなんてことはないのだろうが、実際は高校新卒で勤め出した役立たずさん気分。「ここにきて、こういうチャレンジが待っていたか...」と半分笑ってしまう。外人が一人もいないオフィスで同情を得る由もなく「もう負けそう...」と思いつつ、そのうち慣れるさと、なんとか気を取り直している。
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by uk_alien | 2008-08-20 08:05 | english | Comments(11)

お役目、ごくろうさまです

日本にいる友人に久しぶりに電話をかけた。仕事も子育ても家庭も全てうまくいっていて最高なのだが、唯一つ問題があるという。

「お化けがついちゃってるのよ。それも沢山」

え?

体の調子がどうも悪く、いろいろ検査してみたけどどこも悪くない。そこで、鍼やら灸やらの東洋医学系の治療をしてくれるおじさんのところに行ってみたところ「あれまあ、いっぱいのっけてるね~」と指摘されたという。

ちなみに、私は人間には第六感というのはあるものだと思っている。子どもの頃はそれを当たり前のように受け入れて生活するが、歳を重ねるにつれそれは薄れて脇に追いやられる(もしくは意識的に追いやる)。しかし、そういう能力は人に指摘されることで再び意識上に浮上することが多いのではないだろうか。ちなみに私はそういう第六感は絶対に浮上させるつもりはないとかたく意を決している。

さて、この友人。今まで頭の中でしていた会話は、どうやら独り言ではなかったと気付き、そのうちに彼らとかなり明瞭な会話が出来るようになり、場合によっては顔形が見えるよになったらしい。また、面白いことにこれらのモノたちは彼女と会話をすることで気が済んですっとどこかに行ってしまうのだそうだ。

それでも最初は「一緒に死のうよ~」とか言われ続けてとり殺されちゃうんじゃないかと心配したそうだが、このおじさんによると性質の悪いモノは性質の悪い人にしか寄ってこないもので、彼女の場合、そういうものは絶対に寄ってこないから安心するようにと言われたそう。(それ以来、「死んで一緒にこっちにいようよ~」とかいう戯言にははっきり「やだよ!」と言い放てるようになったらしい。)また、そうしたカウンセリング(?)を次々にしてあげる(次から次にくるらしい)ことで彼女自身の魂が磨かれ、いずれ強くなってレベルアップし、そうなると、彼らが寄ってくることがなくなるという。

「それでもいつそのレベルアップがくるのかわかんないのよ~。明日かもしれないし、10年後かもしれないし。それまでコレが続くのかと思うとね~。慣れてきたけど、身体の調子を悪くさせられるのがいやで」とぼやく彼女。「昨日の男の人はさあ~、生前家族ともうまくいってなかった人でね、家族を残して死んでからも、もうさびしい、さびしいって言い続けてるのよ。で、近くに女の子と女の人がいたから、じゃあ、もうみんなで手をつないで、そしたらみんなさびしくないでしょう?っていったら本当にみんな手をつないでいなくなってくれたわ...」

「すごい、それはカスタマーサービスの上級テクニックだよ。大体さあ、現世でもあの世でもみんな一人で孤独に四苦八苦してるんだから、やっぱりその辺はしっかり自覚をもって自律しする努力をしなきゃいけないって、私だったら思っちゃうな。さびしいから泣きつくっていうのはちょっと身勝手だよね。でもGet a life!とはいえないしね。死んでるんだから」と私。

ちなみに、お盆というのは本当にそういう人口(?)が増えるそうで、それも古~い武士のような昔の人たちが「かえってくる」のよ、という。

うう~、知りたくない~。
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by uk_alien | 2008-08-19 02:36 | misfortune | Comments(4)

誰が無責任?

近所に住むジャーマンシェパードの雌犬サファイアは典型的な臆病者/乱暴者の二歳児。我家の愛犬ウォルターを含め、自分より小さい犬に会う度に突進してきては脅しをかける。自分より強そうな犬や人間には怖がって近づかない。

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オーナーはそのたびに誤るのだが、サファイアをリードにつなごうという意志はない。滅多に会うことがなければ他人ごとで済むのだが、一番近くに住むからか、散歩の時間の関係で頻繁に出くわすようになったからか、最近になってこのサファイアのウォルターに対する態度が険悪化してきた。

私がウォルターを抱え上げても、すかさず後ろに回ってジャンプしてウォルターの尻尾や足に噛み付いてくる。しまいにはサファイアの激突する勢いで私の足がすくわれ、ウォルターを抱えたまま私が地面に倒れむ始末。まじでしゃれにならない。

こういうオーナーに文句をいうのは正直言って効果がない。フィールドの管理団体に苦情を申し入れ、サファイアを常にリードにつながせるとか立ち入り禁止にさせるという手段もある。でも、そういう解決方法をとるより、一体何が起こっているのかを理解して、もっとプラクティカルな手段がとれないものかなと思って、馬や犬、特にジャーマンシェパードの経験が豊富な職場のお局様に相談した。

「困ったもんだ。それは飼い主がリーダーシップをとれていないから、犬が混乱してパックリーダーの役割を担ってるんだわ。でもそれに関してはオーナーが態度を変えない限り、傍からは何も出来ないからね。それに、ジャーマンシェパードはああみえて臆病者が多いからたちが悪い。そういえば以前私が馬に乗っているときに犬が私達に向かって突進してきたときがあったな。そのときには向かってくる犬に向かって腹の底からcommandingな声でGo away!と怒鳴ったの。そしたらその犬、向きをかえて行ってしまったわ。サファイアに効果があるかどうかはわからないけどやってみる価値はあるかもね。もしかしたら役に立つ本があるから貸してあげる」

で、借りた本がこれ↓。

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著者の見方で私達の状況を分析すると、こうなる:

犬は未だに狼時代のパックメンタリティーで状況理解、分析、行動をする。飼い犬と飼い主は犬の目から見れば同じパックメンバー。サファイアとオーナーのパックはオーナーがリーダーシップをとれていないため、サファイアがパックリーダーの役割を遂行する立場にある。社会化されていない臆病な性格のサファイアは散歩=ハンティングの状況で他のパック(=他の犬とそのオーナー)と出会うと、パックリーダーとしての適切な判断が出来ず、不要に脅威とみなして、特に自分の方が強いと思える相手には防衛的→攻撃的な態度をとってしまう。

一方、私とウォルターのパックは私のパックリーダーとしての地位が確立している。何が起こってもウォルターは一人で逃げたり、一人で戦おうとしたりせず、私の判断を伺う姿勢をとる。ところが、サファイアが私達のパックスペースを侵し、脅し/攻撃をしかけてきても、私は単にウォルターを抱え上げる行為しかとらない。これは、人間的には飼犬を守る行為であっても、犬の目からみれば全く何の意味もない行為だ。(狼のalpha maleがパックメンバーを守るために他の狼を抱き上げるのを見たことある?)つまり私は、パックリーダーとして私達のパックを犬的に防御するという行為をとっていない、という図式になる。人間の目から見れば、サファイアのオーナーが無責任。犬の目からみれば私が無責任。

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そう考えると、ウォルターに対し申し訳なく思った。気持ちを入れ替え、著者の推奨に従い、家の中でも外でもパックリーダーと自覚して行動する。散歩の際には亡義父のじじむさい、けれど頑丈なウォーキングスティックを持参し、次回の邂逅に備えた。

数日後、庭の門からフィールドに出ていつも通り暫くウォルターをヒールで歩かせていると、サファイアのオーナーの「Sapphire! No! Come!」の弱々しい声が。振り向くと、彼らの庭の門から飛び出したサファイアがこちらに向かってものすごい勢いで突進してくる。

ウォルターが足元にいるのはわかっていたのですぐに抱き上げ(「獣医代」という観念は狼になくても人間には大きい)、腰を落として姿勢を低くしウォーキングスティックをかざして朝の7時半にしてはとんでもないボリュームで「GO AWAY! NOW!!」とサファイアに向かって怒鳴った。すると、驚いたことにサファイアが5メートルくらい手前で立ち止まった。そこで私がもう一度腹の底から大きな声で「GO AWAY!」と怒鳴ると、彼女はくるりと向きをかえて飼い主の方へ走って行った。

「FUCK OFF, YOU BITCH!」とは言わず。朝だしね。

それぞれのパックは別々のゲートを使って隣のフィールドに出た。サファイアのオーナーが彼女をリードにつなぐのを遠目に確認し、私はのどの痛みを感じつつ、勝利の雄たけびをじっとこらえた。
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by uk_alien | 2008-08-16 20:19 | animals | Comments(4)

FoodとFood Productsの違い

スーパーマーケットに行って、

きれいに印刷されたパッケージに入った食品が並ぶのを見てげんなりする
パッケージに印刷された美しいイメージ写真のイメージを求めてその中身を買うという行為は何かどこかがおかしいような気がする
一つの栄養素だけを浮き彫りにして「XXが豊富!」、「△△を強化!」といった文句がパッケージに謳われているのも何か違うような気がする
パッケージのヘルシー、ローファット、ノーシュガーといった謳い文句にふと「何かが怪しい」と思う

一方、有機野菜や新鮮な食材を見ると、

わくわくする
においをかぎたくなる
どうやって料理するか考える
何と一緒に食べるか考える

...というのは生き物としてとても自然なことだと思う。
この人もそう思うらしい。↓

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Michael PollanのIn Defence of Food: The Myth of Nutrition and the Pleasures of Eating

先日紹介したBee WilsonのSwindled: From Poison Sweets to Counterfeit Coffee - The Dark History of the Food Cheatsに比べると、スタイル的にはちょっと読みづらい部分もあるけど、それを通り越すと結構「そう、そうなのよ」と頷ける本。
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by uk_alien | 2008-08-06 02:42 | books | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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