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私のロールスロイス

どういうレベルのどんな夢でも目的でも、達成できればそれはそれでうれしいものだ。人生短いんだから。

で、その短い人生のうちの16年間、よだれを流し続けた憧れのレンズ、Summilux M 50mmを昨年の12月についに注文、昨日それが職場に届いた。受付の同僚が持ってきてくれた小ぶりで軽い小包を目にしたとたん「Oh, my baby!」と抱きしめてしまったほど。(抱きしめるほど喜んだのは注文後店とメーカー相手にすったもんだがあったという背景もあるのだが...)

心配だったのはすでに持っているSummilux M 35mmとどれほど作画に違いが出るかということ。大金叩いた挙句に「なんだ、大して違わない」ってなことになったら悲しい。

ファインダーを通して見える広角のイメージからレンズの画角に相当するフレームを選んでフレーミングをし、シャッターを押す。ああ、よかった。立体感を失なわないまま、明らかに中望遠の効果が出ている(50mmは67mm相当)。

ただし、レンズを通したイメージの描かれ方がファインダーでの見え方と大きく異なるので、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれない。とくに近距離撮影したイメージをバックスクリーンで確認すると、想像したよりもずっと被写体のインパクトが強いという感じ。
















キャノンのEF50mm f1.4を5つ買ってもまだおつりがくる値段。だからどうなの?と他人にはいわれそうなのだが、そういう価値基準だと世界中がSKODAを運転しなきゃいけなくなる。

貧乏生活の中で「私はこれだけはロールスロイス!」というものがあっても私はいいと思う。
by uk_alien | 2009-02-14 02:28 | photography

大きなのっぽの古時計

イギリスで売られているものはほとんどが輸入品。発明はできても大量生産をしない(できない?)国。

それでもイギリスの発明家や思想家、偉人たちの話を読むと、やはりイギリスは歴史的に多大な貢献をしたのだな(無意識に過去形)と畏敬の念を抱かされる。ものすごいお金が集まったんだろうな、世界から。当時は。

17世紀、鍛冶屋さんの子供として生まれたThomas Tompionはイギリスが誇る偉大な時計師。当時の国王チャールズ二世に、天文学者の精密計算に使用する時計の製作を命じられて作られた彼の時計のおかげで、地球が地軸を中心に一定の時間で回転していることが天文学者John Flamsteedによって証明されている。しかもこの時計、一年に一回だけネジを巻けばいいのだそうだ。

彼は自分の製品にシリアルナンバーを刻まることをはじめた最初のメーカー。彼の代表作と呼ばれるthe Mostynは現在英国博物館が所有し、世界で一番高価な時計、といわれている。(↓)



いやはや、精巧さが写真から伝わってくるよう。

我が家のリビングルームにも義祖母の形見のGrandfather Clockがある。いや、いや、形見といっても高価なアンティークなどではなく、百貨店の片隅で売っているようなやつ。でも調節をきちんとして、3つの錘を引き上げる鎖を定期的に引いていれば、驚異的な正確さを保ってチックタックと動き続け、気がつくと時報のチャイムが正確にBBC24のニュースヘッドラインの音楽とデュエットを奏でている。

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彼のチャイムが鳴ると、家に来る職人さんやお客さんが、はっと顔を上げ、時計に気づき、「いいですね、こういうの」といってくれる。

私もいいなと思う。
by uk_alien | 2009-02-12 02:52 | great about it

猫のヘンリー

10年前、彼がBatterseaのレスキューホームから来たての頃。当時住んでいたフラットのリビングルームで。若いわ。


by uk_alien | 2009-02-12 01:07 | photography

今年こそはダイエット



今年の新年の抱負は、旦那のダイエット。例年のごとく。

しかし、今年は私も旦那も本気。

昨年は私はほとんど和食を作らなかったのだが、年が明けるとともに、来る日も来る日も和食の毎日。少なめのご飯、野菜の具がたっぷりのお味噌汁、数品の煮物。ランチもおにぎりか小さめの弁当BOX。

一ヶ月経つと旦那は5kg体重が減り、ついでに私も2~3kg減った。運動量は以前と全く変わらないので(犬の散歩程度)純粋に食事効果のみ。

西洋メニューと和食の大きな違いは
①バターと肉の摂取量が和食にすると圧倒的に減少
②和食はおかずの点数が多く、味覚的/視覚的な満足度を増し、食べる量が減る
③味噌スープがおなかを膨らませるために全体的に食べる量が減る

すばらしい。

おかずを数点作るのは大変だけど、ま、旦那のためだ。私の体も喜ぶことだし、しゃあない。

彼はあと6キロ減らしたいそうだ。2月いっぱいはこの食事療法を続けてゆっくり減らして/安定させて、3月頃から少し運動を加えて様子をみようと思っている。

不思議なのだが、一ヶ月みっちり和食に変え、その間お酒を控えたたせいで、ワインの味がすっかり変わってしまった。旦那も私も、なんというか、こう、'OK'ワインが我慢できなくなってしまい、雰囲気で飲み続けることが出来ない。

味覚が多少鋭くなっているんだろうな。油モノを食べてないことも影響しているのかも。不思議、不思議。
by uk_alien | 2009-02-11 03:13 | food & drink

カラフルな人生

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私は結構冬の風邪菌に対抗することができる。ほとんど意地の世界だけど。だからクリスマスあたりに高熱を出したり、咳きやくしゃみで周りから顰蹙を買うということはあまりない(胃バグは別として)。

しかし、毎年1月後半から2月いっぱいにかけて、まるで年越しの風邪菌との戦いでエネルギーがつきたかのごとく、これ、と明確に指摘できないウィルスに悩まされる。どうというわけではないが、体力的にlethargic/washed outになり、弱まっているところに腫れ物ができたり、持病の頭痛や首の痛みがひどくなってしまう。ま、痛み止めを使ったり、休み休み過ごしたりすることで、普通の人のふりをすることはできるのだけれど。

これに伴ってひどくなるのがsynesthesia、共感覚の症状。多分脳の各部署が受ける情報を総体的に解釈してバランスをとる部分の機能が体力の減退とともに弱まってしまうために起こるのだろう。普段は問題なくマネッジされている、言葉や数字の色、音、質感、重さ、意味合いの強度がほとんど同じレベルに近づいてしまい、とても、とても疲れる。

この混乱状態に伴って、普段無意識的に支えられている母国語と生活言語を隔てている壁が、体力が弱まることでもろくなり、更に状況を悪くする。

たとえば「CAT(キャット)」を聞いたり見たりしたときに、英語の「CAT」の意味とそれに関連した情報と、CATの綴りのそれぞれアルファベットが帯びる色合い(うす黄色、赤、黄土色)と、具合が悪いために聴覚能力が母国語の限られた'sound boxes'に逆戻りしてしまうためであろう、'C/K'の音からアルファベットのKの色とよく似た日本語の「かきくけこ」の(特に「かき」あたりからの)うすい黄緑が次々に認識され、少し遅れて「猫」という概念の記憶とその漢字からくる質感と色合い(黒と白と少し黄色)の情報が頭を席捲する...というか、手で色を触るような感じ。

これが、見たり聞いたりする数字や言葉全てに影響する。気が狂っていくような、知恵遅れになっていくような恐ろしさ。自分だけ、という思いが強まると悲しくなって泣いてしまう。

でも、これは多かれ少なかれ誰しもが持っているコンディション。
ネット時代の昨今、行き詰ったらRELIGION、ではなく、GOOGLE。

他にも結構いるじゃないの、と思うと安心するものだ。
by uk_alien | 2009-02-10 07:02 | misfortune

ホームメイド嗜好



(↑ サラダ用のプランターに花が咲いた)

私の勤めている職場はサイズのわりには結構アットホーム。毎日誰かしらへの誕生日カードがサインのために回ってき、その人の誕生日がくると、「XXケーキを焼きましたからキッチンに置いておきます、お茶の際にどうぞ」とメールが回ってくる。買っきて済ませる人も勿論いるけど、そこはロンドンオフィスと違ってHome County、男性を含め結構大勢の人が自分で焼いてくる。で、「ホームメイドケーキ」というメールが回るや否や、皆速攻でデスクを離れ、キッチンへ直行、プレートを片手に列を作る(笑)。

最近あった席替えでキッチン付近のデスクに移り、このホームメイドと出来合い品の受けの違いを目の当たりにした私は今年の誕生日ケーキには手作りのプレッシャーを感じざるをえず。

雪が解けて明日は車出勤できそうなので、おそばせながら今日これからケーキを焼いて明日もって行くことにした。簡単だからLemon Drizzleとバナナケーキの二つに決める。

うまく焼けるかな。
by uk_alien | 2009-02-09 03:13 | work

Meaning of Life


by uk_alien | 2009-02-09 02:16 | animals

とれるところからとりませう




在英も10年となり、パスポートの更新をした。60ポンドとちょっと。

前もってUK Border AgencyのサイトでIndefinate Leave to Remainのビザは新しいものに移す必要はないと調べていたが、領事館の窓口の女性がパスポートを手渡してくれる際に、「古いパスポートを同時に携帯すれば、ビザは新しいパスポートに移す必要はありませんよ」とこちらから尋ねることなく付け加えてくれた。10年前の「英国の事情は本館とは一切関係ないので英国の関係部署に問い合わせてください」という姿勢からずいぶん変わったものだ。

私は父が亡くなった時の教訓で、母が亡くなるまでは日本で私が誰なのかを即座に証明できる書類としてパスポートは手放せないと考え(お金があって弁護士を雇えるなら全く関係ないと思うけど)、今回の更新を待っていた。母は今80代後半、10年あれば十分と思い、イギリスのパスポートの値段を調べたら...、げ、今や600ポンド以上に跳ね上がっている。

「うーん、600ポンドも出すなら日本のパスポートのままで、その分写真にお金使うな」といったら旦那が悲しそうな顔をしていた。10年経った今でも、外人妻がパックアップして祖国に帰ってしまうかもしれない、という心配は絶えないらしい。根拠がないっつーのに。





「政府はお金がないからこういうところからぼったくってるんだよ。おちおちしてたら、あっという間に1000ポンド以上に跳ね上るよ」と旦那。

うーん、確かにいえてる。

風のうわさによると、どうやら日本も二重国籍を認める方向にある、らしい。
by uk_alien | 2009-02-08 04:12 | just a thought

I know it's nasty, but...

近所はまだまだ雪景色。まるでオーストリアかどこかに旅行した気分。でも雪にはもう食傷気味だ。月曜にまたたくさん降るみたいだけど、うざったいなぁ。



我が家の面する細いレーンではまだ雪が溶けきらず、轍のせいで車一台しか通れなくなっている。カーブのせいで下ってくる車が見えなかったのだろう、どうやら昨日4x4が隣のビッチのフェンスに突っ込んだようだ。おお、こなごなになった姿が痛々しい。天誅ってやつね。

この国ではこういう場合でも、「私がやりました、弁償します」ということはまずない。十中八九、とんずら。

お隣のビッチカップルは数週間のホリデーに出ていて、今日帰ってきたところ。

(このひと時を楽しませて。こういうこともたまにはないと。)
by uk_alien | 2009-02-07 02:39 | great about it

ばいばいCS2



時々ふと、コンピューターにはある一定の年数が過ぎると壊れる、というプログラムが組まれているんじゃないかと疑う。

で、2004年に購入した私のSony Vaioがいかれた。立ち上げるときの「たんたんた~ら~ら~ん」というWindows XPのメロディートーンが、古臭い蓄音機のような音にかわり、まるで「I ... am ... dying ... so ...leave ... me ... alo ... oo.....ne」といっているようだ。

ウィルススキャンをかけようにもクリック一回のアクションに数分かかってしまうひどさなので、ここは一旦CドライブをワイプアウトしてXPと他のソフトウェアをインストールしなおすことにした。

OutlookのファイルとExplorerのFavouriteをDドライブに移す。アップデートにかかる手間隙を考えると気が遠いけど、ま、仕方ない。リカバリーとXPのインストール、基本的なソフトウェアのリインストールで4時間を費やす。

蘇生成功。



何かを失うことは覚悟していた。していたものの、Photoshop CS2が動かなくなることは覚悟していなかった。ファイルやプログラムはあるけれど、どうしても動いてくれない。で、結構あきらめのよい私はあきらめることにした。

ただし、年末にレンズ購入のために莫大な出費をしているのでとてもではないけれどCS4に5~600ポンドかける余裕はない。さらに、最低あと2年はこの「o」keyのなくなっている歯っ欠けSony Vaioを使いたし、そうなるとRAMのアップグレード制限の関係でCS4は(お金があって買えたとしても)使えない。

そこで、旦那のElements 6.0を「借りる」ことにした。Elementsといっても、バージョンは6.0、CSの2.0よりは使い勝手がいいんじゃないか...と期待していたら甘かった。そこここでちゃんと機能が制限されている。ま、アマチュアユースでその違いに500ポンドの差額を出すかどうかは別として。

使えないとなると、使っていた機能が恋しい...けれど、ここは我慢。
ということで、しばらくはElementsユーザー。
by uk_alien | 2009-02-06 05:03 | misfortune

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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