待ち伏せ

春が近づくと猫たちはやたら外に出たがる。

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家の猫は家猫なのであまり遠くにはいかず、庭の中をぶらぶらしている程度。

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自分達は鳥には見えないとでも思っているのか、あまりにもあからさまに待ち伏せしているときがあって笑える。
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# by uk_alien | 2006-03-28 18:33 | animals | Comments(18)

きてます、きてます

王国を築きあげる前に腹ごしらえをするクイーン・バンブル・ビー。

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ひなたぼっこするてんとう虫。

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そして早春のピンク、すぐりの花があと少しで開きそう...

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春ですよね~。
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# by uk_alien | 2006-03-28 01:35 | garden | Comments(12)

母の日のジレンマ

母の日がやってくる。
今年はロンドン南西部の郊外に住む義兄(長男)の家でパーティの予定。

行きたくない...(タメ息)。

彼女が嫌いなわけでは決してない。しかし、私が自分の家族と気持ち的にも距離的にも遠い上に、義理ママの女家長パワーと旦那の末っ子の甘えが重なって、我家は旦那側の家族にべったり過ぎるのだ。

週に数回の電話、月に一度の訪問、毎クリスマスの滞在、年に二回の家族パーティー、プラス今回の母の日パーティーのようなオケージョナル・イベンツ。さりげないマニピュレーションと、黒人ママなみの母性。仏のような広い心(?)にも限度ってモノがある。つい先週末も、三男の誕生日が過ぎた後、「バースデーボーイに電話を入れなかったのはなぜ?」と、めちゃ不機嫌な電話を受けたこともあって、私は今結構頭にきている。一体我々をいくつだと思っているんだ!

行かなきゃいいじゃん。

その通りなのだが...。彼女がやな奴だったら鬼嫁になるのは厭わない。しかし、旦那の立場や気持ち、義理ママの気持ちを傷つけてまで自分の非家族的指向な性格を押し通すことはしたくない。(前の結婚でかなりそれをやって申し訳なく思っているのもある。)ジレンマ、ジレンマ。

さらに気が重いのが、今回べニュー・ホストとなる義兄。
あちこちに家を持ち、ヘリとボートを所有、お車はおフェラーリ、妻は3人目、自分で築き上げた会社を某大金融グループに売って、今はそこのグループの重役に収まっている彼。根はいい人だが、オントレプレナー、何の話をするにも必ずプライスタッグか統計数字がついてくる。

「庭にある、あの古いオリーブの木が素敵ですよね。とっても南フランスらしい。」
「ああ、あれはね、前のオーナーがX年前にX万ユーロかけてこの庭を作り直させたときに一本○百ユーロ、ポンド換算で約△ポンドで畑から購入したものだ。2本ある。」
「....」

「こちらへはどれくらいの頻度でいらっしゃるんですか?」
「ああ、X月○日以降△十週末を過ごしているから累計XX日間だ。」
「....」

会社で分刻みに動くボスをやっと30秒間捕まえたときの、あのペースと勢いで回答が帰ってくるのだ。花粉症はないが、テストステロンがアレルゲンの私は、もう、息が苦しくなってしまう。

金曜は旦那が全身麻酔をして内視鏡検査を受ける。これを言い訳に断るか、めったに口に出来ない高級シャンペンとワインを浴びるように飲み続けることだけを夢見て行ってくるか。

多分前者だな。
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# by uk_alien | 2006-03-23 02:44 | family | Comments(18)

女性達よ、大戦時のスピリットを再び

明日、チャンセラー、ゴードン・ブラウンが時期の予算案に関するスピーチを行う。

賛否両論はあると思うが、私は、税金をとれそうなところを見つけては目ざとくかき集めて湯水のようにばら撒くこの男に眉をひそめている。

このスピーチの中に、新たな「ブリリアントなアイディア」、女性のためのサポートパッケージが含まれる。従来男性の領域とされていた水道工や建築作業領域へ女性をもっと送り込もうというイニシアチブだ。薄給の「5C」(cleaning, catering, caring, cashiering, clerical work)から女性を解放するという意図と、中国やインドなど急速に成長する経済国に対抗する手段の一つだとしている。単なるサポートといっても、もしこの案が通るとmillion単位の税金が使われることになる。

私の友人夫婦はティーンの時に出会い、夫婦揃って同じ学校に行き、同じ電気技師の資格をとってスタートした。旦那さんの方は今ヒースロー空港でプロジェクトを担当するメジャーな会社で重要なポジションを占めている。奥さんは現在有名な出版会社で校正担当だ。

非常に低温な環境や、しかも、かなり高い場所で長時間の作業をソロでする仕事。彼女いわく、それは厭わなかったそうだ。ただ、かなりの重量のものを作業場に持ち上げなければならないなど、物理的に彼女の体格(身長167cmサイズ14くらい。華奢ではないが、マッチョでもない)では不可能な作業に関し、その度に近くにいる誰かに助けを求めなければならなかったことに、どうしてもプロフェッショナルとして限界を感じたそうだ。転職の際、彼女の資格と経験を生かせるデスクワークを探そうとした。公募があろうとなかろうと、各社に積極的に打診して回ったが、残念ながら誰も興味を示さなかったそうだ。仕方なく100%方向転換、現在のプロフェッションに落ち着いたという。

軽度な現場作業も中にはあるだろうし、逆に男性顔負けの体格で男性に勝る重作業をする女性もなかにはいるだろう。しかし、一般論として、女性の筋力を男性のそれと比べたときにどちらがこうした職種に適しているかは毅然としている。それぞれ100人の若い男女をトレーニングして、実際そのプロフェッションに残る確率は同じだろうか。そうした領域で、女性だからということだけで彼女達にだけサポートがなされるのはどうなのだろうか。

金融街の役員会議室。各国から飛んできた重役達がみっしりひしめき合って年商ん百億ドルをひねり出すストラテジックミーティング。ガラスの向こうのメンバーは当たり前なのか驚愕すべきなのか、100%ジェントルメン。テストストロンが充満しすぎて見てるこちらまで息ができなくなるくらいだ。突飛な対照かもしれないが、女性が「5C」から開放されるべき先はもっと別のプロフェッションなんじゃないだろうか、といぶかしんでしまう。

いずれにしてもゴードン・ブラウンの明日のスピーチを楽しみにしている。
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# by uk_alien | 2006-03-21 19:36 | venting | Comments(10)

図書館へ出かけよう

4年ぶりに図書館へいった。

この図書館は以前から設備が新しく清潔だったが、今回行ってもちゃんとキープアップされていた。(上りのエスカレーターは勿論壊れて動いてなかったが。)

今や蔵書リストをインターネットを使って自宅で検索出来、ネット上で頼んでおくことで自宅近くの小さな図書館まで本を届けてくれる。返却も勿論そこで可能だ。貸し出しの延長申請もネット上で出来、次に待っている人がいなければかなりの期間借りることが可能。すごく便利になった。

私は本を読むのは好きだが、わからない単語が沢山あると、だんだん何をいってるのかわからなくなるし、自己嫌悪に陥ってくる。元気があるときは辞書を引くが、ものすごく時間がかかるし、ちょっとでも眠いと思考が浮遊して、1パラグラフ読んだ後、何が書いてあったか、ときかれたとしても、「え?今晩のおかずはやっぱしパスタかな...、と」という始末。

でもやっぱり本はひとつの話題に関し、ちょっとグーグルしたインターネットの知識より一歩踏み込んだ知識を得ることが出来ると思う。それに4年前は立ち止まりもしなかったセクションに自分の興味が移っているのも面白い。何より、本屋に行ったときもそうだが、なんか自分が知識の海を泳いでいるような、world is my oyster!という気分(実は大きな勘違い)がとても好きだ。
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# by uk_alien | 2006-03-20 19:38 | great about it | Comments(14)

どうして出しちゃうの?

血圧があがるからなるべくDaily Mailは読まないようにしている。が、午前中、車の修理で2時間ほど時間をつぶさなければいけなかったので、置いてあった新聞で1994年にChiswickで玄関のドアの鍵をこじ開けて進入し、2人の子どもと妻をもつ教師を包丁で殺したYusuf Bouhaddaouの判決記事をじっくり読んでしまった。

彼は1970年に当時はスラム状態だったNotting Hillにあるモロッコからの移民の家の三男として生まれる。頭もよく、新聞配達などをしながらGCSEを終えるが、薬中毒で泥棒で稼いでいた兄をみて「新聞配達なんてちんけなことはやってられない」と、自分も泥棒を始めるようになりルース・ギャングリーダーとなる。もともとの頭のキレもあるから仕事のプランも実行も手際がよく、何より本性を隠すのがうまいことから彼の賞賛者達は彼をstealthと呼んでいたそうだ。

数々の泥棒を重ねた挙句ついにお縄になった彼は5年半の懲役を受けたが、いつものごとく、半分の刑期で出てきている。しかもその早期出所を許可するかどうかの吟味に費やした時間は20分~30分、彼らはこの男に面会もしていない。その後すぐにコカイン中毒に戻り、月300ポンドの支払いをするためにせっせと泥棒を繰り返し、一ヶ月後にこの殺人を犯している。今回終身刑を受けているが、果たして何年で出てくるやら。Daily Telegraphに殺された教師の妻、Linda Daviesの引用がされている:'The pain of his loss continues every day'。彼女の顔からそのpainが伝わってきて胸が痛い。

前回のチェルシーの銀行家殺しのときにまったく同じ状況でリスクの高い罪人を早期出所させた担当者は一旦停職処分となったが復職している。一体このProbation System、どうなっちゃってるんだろうか?

Home Officeのスポークスマンは、「現在改善が必要かどうか調査中でこのケースによって新たに着目すべき点があればその結果報告に含め、イースターの終わりまでには議会へ提出する...云々」
誰も責任をとらないんだ。改善も議会への報告がなされた後、議会に任されるんだ。この図式、また誰も責任をとらない(双方が双方を責める)スタイルになるんでないかい?

時々この国の政府と公僕は、責任をとる、という概念がないのではないかと真剣に思うときがある。コメディ、Little Britainの銀行員、「Computer says 'no'...」の女性の顔がこの国のシステムとどうしてもだぶってしまう。
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# by uk_alien | 2006-03-15 22:12 | venting | Comments(18)

Planet Earth

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毎週決まった時間にテレビを観るのは苦手だが、最近これはすごい!と思った番組がBBCのPlanet Earth。「ネイチャーものはつまらなくって」という私でも、このこよなく美しい映像に息を呑む。「コンピューターグラッフィクじゃないのこれ?」というほど。しかも野生動物の習性やハンティングの様子などが地上のカメラとともに最新の航空カメラで撮影されており、映像のクオリティーを保ったまま、空からものすごい倍率でズームインされるので臨場感はハリウッド顔負けだ。何より番組のつくりが、見ている者の視点を地表から地球というレベルに吸い上げるように出来ており、この吸い上げられる、という感覚が誠に新鮮。

BBC1 日曜 9pm (リピートがBBC2である)
5回もので次回が3回目。
興味がある方はぜひどうぞ。
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# by uk_alien | 2006-03-15 00:18 | great about it | Comments(7)

バイリンガル

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日本ではバイリンガルやトリリンガルなんて、めったにお目にかからないレアー・スピーシーズ。

なんとなく、言葉を操れる=頭がいいと思ってしまう私は、複数言語を操る、というだけで畏敬の念を抱いてしまう。しかし、どんなに何ヶ国語に触れる機会が子どものころからあっても、そして、それらの言語を話し読むことが出来ても、所詮言葉に関する才能が本人になければ、もしくは本人がその能力をはぐくむ努力をしなければ、どの言語も見事にすべて中途半端になってしまうのが本当のところのようだ。しかも、どの言語も深く習得されていないと、思考能力にまで影響するようである。

さて、バイリンガルといえば、私の友人の娘。4歳で渡英して、今はポッシュなプライベートスクールの6th Form (17歳)。母親とは韓国語で話すので、ぱっとぎき、ものすごいバイリンガルにきこえるのだが彼女の韓国語は実は全然すちゃらかなのだそうだ。敬語もへったくれもないのよ、と。喧嘩はいつも母:韓国語、娘:英語でどなりあうという図式らしい。

ただ、この娘の英語、もとい母国語の言語能力は半端ではない。講師陣も驚嘆する論理能力に探究心、好奇心、そして知性。ここまでいうと本当にやな奴なのだが、どっこい、実に面白く、面倒見がいい。しかも結構なオーバーサイズで鉄火面のような顔してる割りに動きがコミカルなのでにくめない。先日彼女は見事にデピュティヘッドオブスクールに当選した。副生徒会長みたいなもんだが日本の「生徒会」よりももっと大変な役割を担うらしく、最終的に選考するのは各学年の講師ヘッドと校長さんだそうだ。生徒会長さんに選ばれたのは、小さいときからこの学校に通い、両親ともに学校に深くインボルブされている白人の子。

本人は「デピュティーなんだよね~、ちっ。まいっか」とぶちぶち言っていたが、バックグラウンドは必要最低限のことしか出来ないシングルマザーの移民の子ども。奨学金を取り続け、本人の人徳と実力で講師陣や他の生徒の信頼を勝ち得ているのだ。本当によくやった、と思う。
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# by uk_alien | 2006-03-14 19:38 | english | Comments(5)

今年もまた負けた

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Cruftsが終わった。

いつも旦那と私はどの犬がベスト・オブ・ザ・ショーをとるか5ポンドの賭けをする。
勿論二人ともショー・ドッグのエキスパートではないので、みんながなんていってるかとか、ひいきの犬種だからとか、そんな程度だ。

昼間、犬に詳しい向かいの家のレズビアンのおばちゃんに出くわしたので、意見を伺ってみた。「わからないけど、あのワイヤー・フォックス・テリアはいいスペシメンよね」ふむふむ。今後飼うかもしれない犬のことなどアドバイスももらったので、義理ママお手製のオーガニック・マーマレードを貢物として進呈した。

散々迷った挙句、私はワイヤー・フォックス・テリア。
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旦那はオーストラリアン・シェパードに5ポンド。
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結果は、いつもながら旦那の勝ち。

ちっ。
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# by uk_alien | 2006-03-13 21:09 | animals | Comments(8)

プライベート病院

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私は、働いている間はずっとプライベート医療保険をかけていた。しかし結局今まで一度も自分のことで使う機会はなかった。仕事を離れた今は、とてもではないがそんな高額な保険料は払えないので、もし何かあればNHSに頼ることになる。このまま暫くもしものことがないことを祈っている。

さて、結構な金額の所謂NHS内のプライベート医療ではない「プライベート病院」とは一体どんなところなんだろう?豪華ホテルのような最新施設を想像していた。が、勿論そんなもの、イギリスに存在するわけがない。

これまでに機会あってロンドンにある2ヶ所の大手プライベート病院を訪ねた。どちらもなんとなく施設がださい。衛生状態はおそらくNHSよりは断然よいのだろうが、70年代を彷彿させるベニヤのパネルやドア、やや色あせたカーペットや古くなった布張りの待合室のシートなどはせいぜい日本の国民保険病院レベルだ。

ただし、今まで会ったコンサルタントは半端じゃなくその道のプロフェッショナル。そして、いいもわるいもものすごく態度はドライ。「手術したいならしてもいいが、効果は痛みをなくすだけ。他のリスクを合わせると利点は下がる。ま、君次第だ。やれといわれればやるよ。僕にとっての身入りはいいし手術が入ったほうがすぐに帰れるから楽だ。」...おい、おっさん。目の前の苦痛に顔を歪める患者が目に入らんのか。

ところ変わって、今日は郊外にある中規模のプライベート病院へ付き添いで行ってきた。外観は郊外っぽく、屋根が瓦でぱっと見でかいフラットのよう。中の施設はロンドンの病院と同じようになんとなください。しかし、驚いたのは、さすが郊外、患者に白人のイギリス人が混じっている。驚きだ。私を除くと「いかにも外人」っぽいのがいない。

ロンドン中央にあったプライベート病院とは大違いだ。そこの総合受付では、非白人系外人(断然アラブ、ついでアジア、そしてオリエンタル・アフリカがぼちぼち?)の金持ちしか見かけなかった。何人かは黒リモで乗り付けてキャッシュをぼんとカウンターに置きそうなやつらだ。

更に、この郊外の病院、患者もスタッフも、もんのすごく品がいい。まじでもっとちゃんとした服着てくればよかったと思った。スタッフは受付からナースまで全員、今は絶滅に瀕していると思われる白人のイギリス人。きれいな英語で、しかもやさしく患者と会話をする。

待合室で暫く待って、「あれ?プライベートでもコンサルテーションが遅れることがあるんだな」と思っていると、受付の女性がつつつっと寄ってきて、座っている目の高さまで腰をかがめ、「Dr xxの診察が今のところ20分遅れています。申し訳ございません。大丈夫でしょうか?」と囁いた。しかもDr xxのアポの患者一人一人にささやいて回っている。一体どうやって顔を覚えたんだろう?という気持ちと、こうした、イギリスではもう死滅したと思われていた細やかな心遣いあるサービスがこんなところにひそかに生息していたのかとうろたえてしまった。

無料で命がけのNHS、高額だが迅速かつ優れたケアが受けられるプライベート。ここまでかけ離れてる必要はあるのだろうか?プライベート医療は法人として利益を出さなければいけないから患者の負担費用が非常に高額なのはわかる。ではもし利益を出す必要のないNHSで、患者の収入によって負担割合が異なる医療負担制度を導入したら、もっと迅速で、もっとよい医療サービスが提供できるだろうか?それはやはり医療サービスは貧富を問わず平等で受けられるべき、というNHSの基本理念に反してしまうんだろうか。

私なんかが考えても仕方ないのだが、帰ってくる道すがらやっぱり考えてしまった。
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# by uk_alien | 2006-03-12 04:28 | concept | Comments(16)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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