建て増し申請却下控訴の結果

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家はこの景色に惚れて予算を大幅にオーバーして購入した。ローンがずっしり重い。

ちょうど一昨年の同時期、この景色をサンルームから楽しみたいと思い、地域の担当オフィス(カウンシル)にサンルーム増築の許可申請をした。一応隣には話しておこうと夫婦を招き、図面を見せて説明をした。「ああ、うちらはぜんぜん構わないわよ。いいわね~。」とにこにこして帰ったが、締切日の2日前に彼らは私達に何の相談もなく正式にカウンシルへ反対な旨通知した。バトル開始。妻の方は近所でも名の通ったビッチで、私達が越して来る前も両隣と激しい問題をおこしてきたヒストリーをもつつわものだ。

ただ、彼ら(というか彼女)の気持ちもわかる。われわれのうちは東向きの2軒長屋(2軒がつながってる)で彼らは北側にあたる。うちらが何かを立てればちょくせつ彼らの日当たりに影響する。しかも彼女は自他ともに認めるお日様信仰者。

カウンシルは私たちの申請を却下。とりあえず控訴に出る。ただなんだからやって損はない。控訴結果が今日レターで届いた。残念ながら結果は×。ま、4.5mの増築だからでかすぎるよね。却下の理由をよく読んでみると4.5mのかわりに3.0mならいけそうだ。これから業者と相談して、いけそうだったら3mで一から申請のしなおしだ。

この件に関しては恐怖と怒りといじわるさの感情のまじった1年間だった。はっきりいって疲れた。でもこの控訴のプロセスは非常に公正・公平なものだった。現場視察に来たオフィサーの態度や言動は尊敬に値するものであったし(現場視察時にカウンシルの担当者も同席したが、この二人のランクの違いは人間性としてにじみでていたような気がする)、控訴を取り扱う担当オフィスからのレターと却下理由分も非常に明瞭で納得のいくものだった。

イギリスが成熟した公正・公平な社会を尊ぶ国家だと思い知らされるのはこういうときだ。
# by uk_alien | 2006-01-24 23:19 | conservatory | Comments(0)

日曜日はローストチキンの日

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初めてローストチキンを食したとき、なんて味もそっけもない料理だと思った。しかも肉汁にワイン、塩コショウ、小麦粉を入れて作るグレービーソースは私の理解の範疇外だった。

日本食は下ごしらえ段階から綿密に、そして出来上がりの微妙なお味で勝負(私の大雑把料理はちがうけど)みたいなもので、必然的に私の味の好みもそういったものに傾く。しかし、この食文化の貧しいイギリスに5年住む、ということはそうした好みも変わっていくということで、いまや私は肉食動物。冷えたラムにくらいつくときなんざ狼気分。いまとなってはチキンの異なる部位の微妙なテクスチャーからフレーバーまでしっかりとエンジョイできるようになった。

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昔「○曜日はカレーの日」なんてコマーシャルがあったが、ここでは日曜のランチがローストチキンだ。ローストされたじゃがいもとさつまいもの味ににたかぶの一種とともに食する。こういう西洋料理は私の範疇ではないので旦那にまかせた。奮発してオーガニックのチキン。く~、美味しい。たまらん。(と思う度に自分の味の好みが変わったことをしみじみと思い出されるのだった。)

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# by uk_alien | 2006-01-24 19:34 | food & drink | Comments(0)

おっ給料があがったんだも~ん

イギリスにも年に一回の昇給がある。うちの旦那が自慢げに会社からのレターを見せてくれた。う~ん、よくやった。えらい。昨年まではダブルインカムだったのだが、私が仕事を辞めて主婦になったため、ちょっとの収入アップでも本当にうれしい。それに最近旦那は日本人みたいにがんばって働いている。よし、お祝いだ。

外食の観念はイギリスと日本では非常に異なる。多分食文化が極端に貧しいせいだろう。フランスや日本では美味しいものが気軽にレストランやカフェで食べられる。もし本当に豪華なものが食べたければそういうチョイスもあるし、お店で買うサンドイッチも決して悪くない。外食は高額=特別なときだけというイギリスは日本のファミレス程度の味のものでも非常に高額で、しかもお酒の値段はレストランでは数倍にはねあがる。割りに合わない。

迷った挙句、やっぱり自分達で作ることにした。そのほうが素材(何よりもワイン)に思いっきしお金もかけられる。

で、これがお祝いディナー。

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まずはシーフードのライムと白ワインさっと煮。ポピーの種入り手作りパンで食す。ワインは白のイタリアン・ガビ。く~うまい。

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メインはオーガニックのラムをにんにくとローズマリーでミディアムレアに焼く。つけあわせはフレンチレシピで揚げたジャガイモ(ゴージャス)といんげんのさっと煮。たまらん。

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ワインはブルネロ ディ モンタルチーノ(と読むんかい?the Brunello di Montalcino)の2000年もの。天国。

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そしてデザートは...作る暇がなかったので買ってしまった。でも美味しかった~。そして最後の締めはスペインのミディアムハードチーズとフレンチロックフォートとブルーブリー。日本に住んでればこの量は絶対に食べられなかったし、飲めなかった...と思う。チーズをデザートに食べれるようになってしまった私の胃袋にデザートワインで乾杯。
# by uk_alien | 2006-01-20 19:35 | food & drink | Comments(0)

死刑

...というとすごいタイトルだけど、今年の正月に大学生の英国人女性がタイでレイプされ殺された。その犯人に対し死刑判決が下ったが、被害者の母親は「娘も自分も死罪の存在を支持しない。だから無期懲役を望む」旨正式に発表した。

私は究極的には死罪の存在はよしと考えている。人(システム)が人を裁くことに問題は感じない。なぜなら法律や道徳などを含む社会自体人によって作られたもので、その社会に所属する(生まれる、教育・補助・保護等の利益を受ける)からにはその社会の掟に従う義務があると私は考えるからだ。人(システム)が人を裁かなければ誰が裁くのか疑問である。本人の良心...なんてことは頼むから言わないでほしい。それで世の中が回るなら警察はいらない。

しかも刑務所のコストも考えなくてはならない。英国は死刑を廃止した国のひとつだが、現状は刑務所が満杯、かつ経費がかかりすぎるために、終身刑=十数年の懲役=刑の見直しで半期で出所という図式が成り立ってしまっている。そして出所者が再犯を犯す可能性は高い。また、昨年から経費削減で刑期の見直しは「本人との面接なしで決定されていた」そうで、実際出所した犯罪者が早速金目当てに銀行家の家に押し入り、9歳の女の子の目の前で父親を射殺、母親に重症を負わせた事件もあった。別件で、最近起こった路上物取り弁護士殺人に関するラジオのLBCや新聞報道へのコメントで、「死刑を再導入するべきじゃないのか」という一般市民の声が上がっている。

英国のアムネスティは死刑が世界人権宣言に謳われている1) 生きる権利、2) 拷問を受けない権利と、残酷、非人間的、または下劣な刑罰を受けない権利に反するとして、死刑反対を唱えている。死刑という刑罰は野蛮で文明的ではないという判断だ。

ではそういう野蛮で非文明的な犯罪者をどうするのか?

道徳は悪心と罰、良心と報いそして葛藤で成り立っている。先に例を挙げた銀行家殺人のケースをみてみると、主犯は過去に数回犯罪を起こしているのだが、最後に犯した犯罪は1997年、ローレックスの腕時計ほしさに強盗。逃げる際、被害者を拳銃で3発撃っている。アリバイ工作したが発覚。12年の刑を受け7年で出所。出所たった3ヶ月後にこの銀行家殺人・およびその妻の殺人未遂事件を起こしている。人権擁護の視点から刑務所の施設環境改善運動等も耳に入ってくる昨今、こうした「罰のみえない社会」で道徳が育つとは私には思えない。

野蛮で原始的だから死刑は廃止という理屈はわからないでもないが、その代償として、終身刑だったらその経費は「普通に働く」市民(英国は福祉詐欺や職につかず福祉収入でぶらぶらしている人間が少なくない)がまかない、早期出所であればやはりその市民が犠牲になる、という構図ではなんともいただけない。第一級殺人犯の人権擁護にエネルギーを費やすなら殺人防止にそれを傾けてほしい、と少し感情的にもなってしまう。

死罪にもし疑問を感じるとすれば判決の真偽だ。純粋に誤りが生じる可能性は当然ある。(ここで、既存の司法/社会システム自体に問題があって、死刑を目的に個人を犯罪者にしたてあげるような社会の話は論外とする。)「必要にして十分な証拠が犯人の故意による殺人を明示している場合だけ死罪の確定がなされるべきだ」としても、確定の基盤となったその時代のテクノロジー自体がその後疑問視されることもあるだろう。

簡単な問題ではない。

ちなみに、頭ごなしに「死刑に賛成ですって?信じられない!」とヒステリックに叫び、吊るし上げるのだけは勘弁してほしい。5年前大学寮でアムネスティーに所属する若い3人のドイツ人中流階級白人女性に槍玉に挙げられた記憶が生々しく残っている。
# by uk_alien | 2006-01-19 05:10 | concept | Comments(0)

銀行のキャッシュカード

おちこんでるときに限ってやなことは起きる。

会社を辞めて通勤定期を清算したため鉄道会社から残金の小切手を受け取った。家計費口座に振り込むため銀行に行く。

私の前に並ぶ子連れの白人のおばちゃんにカウンターのインド系行員が「お得なローンがございますが、ご興味はおありですか?」と質問。白人おばちゃんは「いえ、結構」とそっけなく返答。ここまでは普通。「もうどこかでローンはお組みですか」とにっこり質問する行員に、おばちゃんは「あなたにその質問をする権利はないでしょう?」とぴしゃり。きっつー。ま、確かにその通りなんだけど。

私もあれくらい強くないとな~と思いつつ、小切手の入金を済ませた後、外のキャッシュマシーンへ。

ついこないだ新しい暗証番号もらってアンロックして番号も自分のものに変更したからもう問題ないもーん...と思っていたら、やはり甘かった。機械に冷たく暗証番号が最新のものではない断られ、しまいには暗証番号をキャンセルされてしまったよ。とほほ。

なーんでこーかなー?私がどんくさいのかシステムが悪いのか。
また新しい暗証番号申請して、アンロックして番号変更した後出金できるかどうか試すのかい?はあ~。(嘆息)

あまりに落ち込んだから日本語のブログをはじめて元気を出そう。うん、そうしよう。
# by uk_alien | 2006-01-18 01:47 | misfortune | Comments(0)

カメラ小僧のイギリス帰化人。愛機はライカMモノクローム。はたと思い立って始めた大人ピアノ初心者で目下楽しくて仕方がないピアノ練習と音楽理論の勉強をブログに綴る日々 ー London UK


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