予感

f0045624_1836161.jpg


春から夏、そして秋までのすばらしさでやっとイギリスは冬の惨めさを補っていると思う。とはいえ、日が長くなり、3月の声をきいたとたんに...春の予感がするんだな~。もう、このタイトルを「...が好きなのよ~」に変えたくなるくらい。今週は寒くて風も強い週だったけど、空が....くっくっくっ(うれしい)...美しい!

ということで久しぶりに12キロのウォーキングに行ってきた。
これまた久しぶりにジムで内股を鍛えた後だったので、ウォーキングから帰ってきた後にはもう、身体がみしみし。

痛い...でも...美しかった...。
[PR]
# by uk_alien | 2006-03-04 18:36 | walks | Comments(11)

犬失敗、もとい、大失敗 (続き)

f0045624_2261775.jpg



私は「人生に後悔はない!」と大言をはけるタイプではなく、後悔はわんさかあるが、この犬の件に関しては「失敗」と「後悔」をそれぞれboldにしてアンダーラインを引いて32ポイントくらいのでかさにしてもまだ足りないくらい後悔している。

旦那と協力しあって交互に犬のために休暇をとった。人ごみ、電車、車慣れするようにつれて回った。ウェットフードとドライフードを合わせ、更に野菜を煮たものとコッドリバーオイルとマルチビタミンでバランスのいいダイエットを心がけた。朝晩と散歩に連れて行き、思いっきり走れる柵で囲われたフィールドも近くにあった。ビスケット、チーズ、犬笛を使ってトレーニングに時間をかけた。トイ、チュー、ブラッシング、歯磨きetc....出来ることは何でもした、と思う。

しかし、「穏やかな性質」の犬種のはずの彼は一年たっても狂ったように他の犬や子供を追い掛け回した。他の犬と遊びたがるのは1~2歳の子犬の性なのだが、彼の問題はこの、「狂ったように」というところだった。リードから放すのは気性が落ち着くまで無理と判断した。ADHDは犬にもあるんだろうか、とふと思った。

ある日、チェスターの川沿いを友人夫婦と彼らのGレトリバーと散歩した。彼らの説得もあって、「Gレトリバーに大分遊んでもらったし、大丈夫かもしれない」と思った私は彼をリードから放した。暫くして遠くにテリアを見つけた彼は、「喜びいさんで挨拶をしに行った」。テリアの飼い主はこれを「狂ったように襲いかかった」とみて私の犬を足蹴りしてテリアから遠ざけようとした。私は「やばい」と思い現場へ一目散にダッシュ。その間に足蹴りを目撃した別の犬の飼い主がその男性に食って掛かりはじめた。「何があっても犬は蹴るもんじゃない!」「冗談じゃない、こんな犬に私たちの犬を殺されてたまるものか!」大声の言い争いになった。私は二人の間に文字通り割って入って双方をなだめ、まだ遊びたがっている犬を連れてその場を離れた。

この犬が一番望んでいるのは常に一緒に遊んでくれる犬だというのが痛いくらい常に、常に感じられた。その欲求をそらしてあげるには、いつも片時も離れず誰かが近くにいて人の愛情をそそいであげることなのだろうと思った。しかし、フルタイムで働いている私達にはそれはできなかった。旦那と私、どちらもいなくなるのは6時間。6時間の孤独。

朝晩、週末、プラス休暇を使ってできる限りのことをしたがこういう気性の犬に6時間は長すぎた。(イギリスの一般常識では犬をスーパーバイズなしで置いておけるのは最長4時間だそうだ。)彼はフラストレーションから彼のスペースとして与えられたユーティリティールーム(5~6畳くらいの部屋)を可能な限り破壊し続けた。まだ、子犬なんだ、だからしょうがない、と思って一年努力したが、状況は全く変わらなかった。もう1匹の同種の犬を加えることも考慮したが、果てしない努力の末の無残な挫折感に仕事の疲労が加わって、私達にその気力はもう残っていなかった。もし同じような気性の犬が加わったら私たちの身が持たない...。

どんな激しい気質の犬でも3年たては落ち着いてくる。でも私たちはこの犬にあと2年がまんできるだろうか?私たちにこの犬への愛情が残っているのだろうか?意地で続けているんじゃないだろうか?この犬にとってフェアなのだろうか?

策がつき、意を決してブリーダーに相談をした。私達がしたこと、出来なかったこと、この犬がしたこと、しなかったことを出来るだけ説明し、写真も見せた。そして恐らく彼が一番幸せなのは同じ犬種の犬達と暮らすこと、それでなければフルタイムのスーバービジョンが必要だと思うが自分達にはそれを提供してやれない旨説明した。

明らかにこの犬種らしからぬ気性、行動と破壊行為にブリーダーは大変驚いた様子だった。私たちの「育児疲れ」があからさまに出ていたのか、彼女はリホームするにしろ、自分が飼うにしろ、まずは引き取りを申し出てくれた。私たちはそれが彼にとっても一番だと合意した。

それから一ヵ月後、彼は大喜びでブリーダーの飼う他の6頭に加わった。幸せそうだった。この犬種は特にパック・アニマルの傾向が強いと聞いていたが、この点はよくあてはまっているなと苦笑した。ブリーダーに対しては本当に申し訳なかった。自分が恥ずかしかった。こうして文字にしても、「最初からそんなことはわかっていたはず。無責任。」といわれてももう何もいえない。ただ、最終的には彼にとって一番幸せな選択をしたと思っている。
[PR]
# by uk_alien | 2006-03-03 22:14 | animals | Comments(4)

犬失敗、もとい、大失敗

f0045624_333546.jpg


シティに勤めるイギリス人の「究極の幸福イメージ」の一つは「犬猫馬付田舎の一戸建てコテッジファミリーライフ」なのだそうだ。勿論、「ボート・ヘリ・フェラーリ付サントロペのサード・ハウス」っていうのもありだろうけど、私の幸福のイメージはどちらかというと前者に近い。スケールダウンが楽で現実味があるからかもしれない。

サイレンとパブ帰りの若者の怒鳴り声におさらばし、現在の郊外の家に猫二匹と引っ越してきたとき、この夢の公式に従って無謀にも次は犬だ!と先を急いた。

ところで、日本ではまだフランスのようにペットショップで犬・猫を買うという習慣が続いているようだが、イギリスではまず欲しい犬種のブリーダー組合の地域担当者に連絡をとり、そこから登録されている子犬を紹介される、という仕組みが一般的だ。しかも大抵2通以上の、犬を既に買っている人達からの推薦状が必要とされる。ちょっとした、アメリカの高級アパートメント購入シーンみたいだ。

さて、私たちもケネルクラブに紹介されたその担当者を通じ、ちょうど子犬が生まれたブリーダーに連絡をとった。かねてより欲しかった大型サイトハウンドのショーストックた。行き先が決まっていない子犬は一匹だけだった。この最後の一匹は、後から言うからではなく、本当に、明らかに一番ばかっぽかった。しかし、このブリーダーと話しているうちに、実はこの犬の祖母が私が13年前にこの犬種に興味を持ち始めるきっかけとなった、まさにその犬そのものだったことがわかった。めぐりあわせだ。もう飼うしかない。

私も旦那も子供のころから常に犬と猫を飼ってきた。経験と責任あるポテンシャルオーナーであることを2通の紹介状で証明した。地図と写真で運動させるスペースもちゃんと確保できることを示した。私も旦那もフルタイムの仕事をしていたのだが、私は以前にもフルタイム勤務をしながら立派な犬(?)を育ててしつけた経験があるので、私にとってはそれは大した問題ではない旨説明した。

ブリーダーは喜んで子犬を引き渡す約束をしてくれた。

(つづく)
[PR]
# by uk_alien | 2006-03-03 03:34 | animals | Comments(6)

レシピ返しだ!

f0045624_1132427.jpg


非常に有用なレシピをそこここで拝借している昨今、これは私も貢献しなければ、と思った。好き嫌いはあると思うけれど...チキンレバーパテ!

最近Waitroseで99pで美味しそうなチキンレバーを売っているのを目にするようになった。使いたいけど旦那はレバーはあまり好きではないし、私も好んで食べる方ではない。なにか美味しいレシピがないものか、と思っていた矢先、某法廷通訳の方のお宅にお邪魔した際ごちそうになったこのパテが非常に美味だったのでレシピをいただいた。実際自分で作ってみて、やっぱし美味しい(にっこり)。ちなみに分量は非常に適当。それでも美味しく出来るのでお好み次第でどうぞ。

ワイン好きの方は是非お試しあれ!

f0045624_116481.jpg


材料:
チキンレバー1パック(量は適当)
薄切りたまねぎ小2個
りんごジュース レバーがひたるくらい(私はジュースがなかったのでりんごを2個すりおろした)
塩コショウ お好み
おろししょうが 親指大 x 2
砂糖 小さじ 1~2
バター 大匙1~2 (炒めるときのオイル+フレーバーなので増減可)
お好みで酒、シェリー、ワインをマリネソースに加える(私はシェリーを大匙4杯くらい使用)

1. レバー、りんごジュース、塩コショウ、しょうが、砂糖をまぜ一晩おく。めんどくさい/時間がないときにはマリネードせず、まぜてそのまま炒め煮しはじめてOK。
2. 薄切りにしたたまねぎをバターで炒める。その後レバーとマリネしたソースも合わせて入れふたをして炒め煮する。さましてフードプロセッサーに入れてzoooom。出来上がり!

f0045624_1144140.jpg


しょうがの味のおかげで白ワインにもぴったり。ミディアムから甘い系の白に合う一方、ベリー味の強い赤にもぴったり。かりっと薄いトーストにのせて召し上がれ!レバーが苦手な旦那のお墨付きです。
[PR]
# by uk_alien | 2006-03-01 01:17 | food & drink | Comments(10)

同じようで同じでない不思議

f0045624_22181011.jpg


これまで、電車の運転をご職業とするイギリス人には三人お目にかかったことがある。

三人、というのは母集団の数に対しあまりに小さいサンプルなので一般化してはいけない...と思いつつ、...似ている、あまりに似通いすぎている。というのが昨夜友人を介してのお食事会で三人目にあった時の印象。共通点として100%白人、66.6%が中年、がっしり大柄だがお腹はビール腹、という点はさておき、

① ゆったりと構え何事にもあわてない(といえばいいのか'To-be-honest,-I-don't-care'メンタリティーというのか...お気にされないご性格)
② ご職業に大変ご満足されている

昨夜の彼はキャリアを選択する際セールスの職業とこの電車の運転手という二つの選択があったそうだ。セールスの仕事は運転手の2倍の額は稼げそうだったが、有給休暇、病欠の有給処置、勤務時間、ストレス、年金を考えると、長い目でみて断然運転手の方がよいと判断したという。

彼の勤務時間は週35時間。週休三日が3週間に一度やってくる。超過勤務はないため、ホームライフは存分に楽しめるそうだ。勤務を終えれば引き摺るストレスは一切なし。労組さまさま、さらにさま、だろう。

「金融街の連中は年収10万ポンドやらそれ以上って稼いでるけど、働く時間でならすと自分の方が断然多く稼いでいることになるのさ。」

それでも客からの罵倒・暴力はまったくないとはいえないそうだ。一度は夜遅くにターミナルで運転席に座っているときに、黒人からのハッピースラッピング(理由もなく相手を殴っていい気分になるという昨今の風習)、顔面パンチを一度くらったらしい。警察には届けたが、CCTVの画像はターミナルの端までは届かず(!)お蔵入り。別の時には電車を夜の間格納しておくポイントでまだ乗車していた客(なんで最終駅で全員降車のチェックがなされないのだろう、という疑問はさておき)に「降りてくれ」といったところ、いきなりナイフが出てきたので当然すばやくその場を去ったそうだ。その乗客は警察が来たときにはいなくなっていたらしい。

こうした経験を除けば楽チンな仕事、だそうである。

一方、私は東京の丸の内線の車掌と友人関係だったことがある。彼は、小さいときから電車の運転手になりたかったそうだ。しかし、運転手になるのはかなり倍率が高く試験も簡単ではないので、車掌のキャリアを選んだそうだ。彼は車掌の仕事に大変誇りをもっており、乗客の安全が第一、そしてその第一義を遂行しつつ、電車をスケジュール通りに運行するのは大変だがやりがいはあるといっていた。線路のどこどこで○分の遅れが出がちなのだが、どこどこの直線ラインで大抵遅れはとりもどせる云々と真剣に言っていたのを覚えている。これまたサンプルは一人なので一般化してはいけない、のだが、私の記憶では、彼の職務モラールは大抵の鉄道関係者に共通のものであったような気がする。

「郷に入れば郷に従えだよ」

その通りだ。違いを云々しても仕方がない。しかし、私が興味を覚えるのは、一方では「鉄道システム」が定言的に「国にとって重要なインフラストラクチャーの一つ」として両国に同様に存在すことで、あたかも同質のものであるかのような錯覚を私たちに起こさせるのだが、もう一面ではその運行の仕方、運行実績、職員のモラールなどがしっかりとそれぞれの国の文化やだどってきた鉄道の歴史を反映して、その結果、両者はまったくもって「別物」なのだということを思い知らしめるという、そんな不思議な、異文化間のパラドックスに入り込んだような感覚だ。

ちなみにこの不思議さは怒りを超越することでやってくる。

PS こういう不思議な異文化感覚をスタートレックは巧みに表しているなと思う私は実は隠れVoyagerシリーズファンなのだった。
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-26 22:49 | concept | Comments(12)

ブログでお腹を満たそう

f0045624_1702148.jpg


cy11さんの「シェフの妻が思う事、書きます。日本人ですが、それが何か?」で教えてもらったカリフラワーチーズを作った!

非常に美味しい。cy11さんのアドバイス通り、カリフラワーの茹で加減に気をつけて歯ごたえを残すのがコツ。翌日電子レンジであたためなおしても美味しかった。私は野菜だけで十分幸せだが、肉が入ってないとダメという人は細く切ったチキンを入れるといいと思う。また、今回はアイリッシュ・マイルド・チェダーを使ったが、やはりこういうのはマチュアーチーズの方がよさそうだ。

f0045624_1795695.jpg


フレーバーが強いマチュアーチーズを使うことでチーズの量を減らしたり、ホワイト・ルーのバター大匙2を1にしてオリーブオイルを3にするなど、基本的な美味しさを崩さずに、ダイエットバージョンでカリフラワーの味を楽しむことも出来そうだ。今までカリフラワーを材料として使ったことがなかったのでレパートリーが増えた。cy11さんに感謝!

f0045624_17102219.jpg


ちなみに今回はコーン・ブレッドもあわせて作った。とうもろこしの粉、Polentaを義理ママにもらっていたので試してみたかったのだ。ふむ、アメリカ人にとっては「おーっさむ」な味?マーマレードやアプリコットジャムによく合うようだったが、カロリーを考えると...。

本当にジムに行かないと、まずいな~。でも外は雪が降ってるし...。
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-24 17:21 | food & drink | Comments(13)

時速30マイルで轢き逃げて...

f0045624_20135548.jpg


「時速30マイルで跳ねて。そしたら生き延びるチャンスは80%だから」

Think!という交通安全のコマーシャルだ。このCMシリーズは本当によく出来ていて、車を運転する私は時速30マイルゾーンに入ると必ずこの女の子の声が頭をよぎる。

コマーシャルは、8歳くらいの女の子のひしゃげた身体が街路樹の根元に静かに横たわっているシーンからはじまる。「時速40マイルで跳ね飛ばされると死ぬ確立は80%」とかわいらしい声が流れる。シーンはそこから逆回しに流れ、折れた骨がコキコキともとにもどり、耳から流れ出た血が逆流し、身体は道路にもどされ、彼女ははっと息を吹き返す。そこでこのフレーズが流れる。

'Hit me at 30, and there is around an 80% chance of live.'

先日、仮免許で、盗難車で、30マイル制限の道路を時速48マイルで走り、母親と一緒に道路を渡っていた3歳の女の子を轢き殺し、男の子を怪我させて、停止せずにそのまま逃げてホテルにかくれていて捕まった男、モハメッド・アクイール・フセインに判決が下った。懲役12週間。年じゃない。ヶ月でもない。12...週間。

判決を下した判事はこれ以上の重罰を与えらず、申し訳ないと言ったという。法律を変えるしかないと。12...週間。ちなみに車を盗んだ罪は4週間。

適用できる最高刑は6ヶ月(!)だったらしいが、「軌道を逸した運転」をしていたという証拠が不十分なため、減刑されたらしい。「危険な運転をしていた」罪で告訴できたならば14年はぶちこめたそうだ。話をきいていると、イギリスでは10年前以上前からこの法律の欠陥が指摘されているが、新しい法律はまだ施行されていないのだそうだ。アホか?(十年前17歳の子供を轢き殺された母親の話では、当時やはり「危険な運転」を証明できず、「不注意な運転」の罪になり、逃げて車を売り飛ばそうとした犯人が受けたのはたったの懲役6ヶ月、結局4ヶ月で出てきたそうだ。ね、出てきちゃうんだ、この国は!)

昨日のテロに4千万ポンド盗まれたBank of Englandの倉庫のリスク管理とセキュリティーもどうかと思ったが、もうこの轢き逃げのニュースで明らかになったおちゃらけな法律にあきれはてて文字通りあごがだらんと落ちてしばらく戻らなかった。口あんぐり状態。ぐーの音も出ない。ぐー。

法律をご職業とする関係者の方々、彼らの子供が轢き逃げされない限り、その重い腰がもちあがらないということなのかしら?そんなに難しいことなのかしら?
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-23 20:15 | venting | Comments(7)

ネイバーズ

f0045624_20331333.jpg


ちょうど一昨年前、サンルームを作ろうと計画し、隣から反対を受け、控訴も却下された件は建て増し申請却下控訴の結果に書いた通り。その後、業者と相談し、奥行き3分の1を削って3mとし、カウンシル(地域の役所)に再申請した。反対申し出期限は3月4日まで。さあ、隣のビッチ、再攻撃に乗り出すか?

ビッチの前回の反対理由は①日当たりの悪化、②景観の悪化、③位置はビッチ側ではなく反対側にも作れるではないか、というもの。またカウンシル側の却下理由は(a)隣人の反対、(b)グリーンベルトのフィールドからの景観の悪化、(c)カウンシル基準の3mを超えたものであること、だった。

控訴後、お上からの最終申請却下の理由文では、

- ビッチの①日当たりと③位置、及びカウンシルの(b)グリーベルトからの眺めは申請却下の理由にならず
- しかし、申請されたサイズは②隣家からの景観を害し、(c)カウンシル基準3mを超過してよしとする理由は見当たらず、隣家のliving conditionのdeterioration(すごい表現)につながる

と判断された。外人の私が読んでも「3mならいい」というお墨付きをもらったも同然。

「やっぱり可哀想なのでは...」と思われた方はちょっと待ってほしい。東に向かって左右に並ぶ我家(南側)と彼ら(北側)の家の境には高さ1.8mのフェンスが既に存在している。このサンルームのプランは、境界線から更に80cm我家側に入ったところ。天井も壁もすべてガラス。4.5mのプランではさすがに向こう側から目に付くかなと思われたが、3mは全く常識の範疇だと確信している。

しかも彼らが最近庭のど真ん中にこさえてくれたデッキング+パーゴラは約4m~4.5m四方x2mの高さ。地面は家から離れる方向で下りの斜面になっている。水平に4.5mせり出すということは約2mの高さを加えることになる。そこに「座る」だけで我家の庭はゆうゆうと見下ろされてしまうのだ。立ったら全て丸見え。プライバシーもへったくれもない。しかもこの巨大な建造物+新しく打ち立てた2.1mのフェンスは、家とは反対側の境界を共有している隣人の庭から光をすっかり奪ってしまった。両家でプライバシーの喪失と景観の喪失をカウンシルに訴えたが、こうした建造物はテンポラリーとみなされ、建物に関する法律に沿わなくてもよいようになっているのであえなく却下。この光を奪われた隣家は「それでもビッチの顔がみえないんだったらフェンスのほうがまし」といっている。

私たちがせっせと木を植えている理由がお分かりいただけるかと思う。

しかし我々のこんな植樹行為はまだ可愛いもので、以前このビッチが今の私たちの家に住んでいたとき(があった)にやりあった更なる南側の隣家は一年で数メーター、二年もすれば優に5mを超す常緑樹のサイプレスツリーを境界に沿ってみっしり植えたそうだ(笑)。さぞ暗くなったことだろう。ビッチも一旦引越し、サイプレスツリーの家も新しいオーナーになって全て切り倒してくれたおかげで今は眺めは回復している。

隣家の争いとは恐ろしいものだ。

3月4日の締め切りを楽しみに待つとしよう。
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-21 20:39 | conservatory | Comments(9)

春が来る!

f0045624_22373160.jpg


冬に、しかも雨降る中で庭仕事をするのが'真のガーデナー'で、気候がよくなったイースター以降にお庭いじりをはじめるのは'にわかガーデナー'なのだそうだ。旦那は前者だが、私は常日頃から後者であることを心がけている。

しかし、よせばいいのに先週末ガーデンセンターによってしまった。案の定誘惑に耐え切れず、洋ナシの木を2本買う。交配の関係上一本ではだめなのだ。でも、これらのうち一本はComice。ふっふっふっ...いっちばん美味しい(と私は思っている)洋ナシ!

冬も終わりだからいい加減植樹を終わらせなければいけない。買って増やしてる場合ではない。家でぬくぬくしていたい'にわかガーデナー心'に鞭打ってスコップを握る。

ところで、我が家はイギリスに多い石灰岩盤層の上に肥えた土が申し訳程度にのっかっている上に建てられている。このフリントと呼ばれるでっかい石ころの混じった石灰層を掘るのは至難の業。その上、8年前の増築時に業者が不要となったレンガを庭にばらまき、その上に土をまいて芝生をのっけた状態なので、ちょっと穴を掘る=古いレンガフルサイズ2個、半分のサイズ4個、そしてフリント2個を掘り起こすという図式。1.5mの若木を植えるための穴をひとつ掘るのに40分から1時間かかる。同じイギリスでも全く違う地質上に建てられてる義理ママんちの庭では同じサイズの穴をものの5分で掘ることができる。

何で二本も余計に買い足しちゃったかな~と恨めしく思いながら、先週末と今週末でこの洋ナシの木2本、かえで、ヘーゼルナッツ、プラタナス、桑、ノルウェーメープルの計7本を植え終わった。しかもこれらのスペースを確保するのにバラや多年草、ブドウ、そして1.5x1.5mの巨大な潅木を動かさねばならず。か、身体が痛い。

でも、湯気の立つマグいっぱいのミルクティーをすすってふと足元を見ると、今年はまた出てくるかな~?と心配していたダブルのチューリップが芽を出している。クロッカスの一群も「遅いよ、気づくのが!」とばかりにぐんぐん伸び、無言の桜の木達はぷっくり膨らんだ芽達に覆われている。

春が来る!

こういうときは都合よくすっかり真のガーデナー気分にひたるのだった。
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-20 22:56 | garden | Comments(3)

無我の境地を離れる

f0045624_0502037.jpg


(前回の投稿からの続きです) Amazonから返信メールがきた。

Amazon 「コンピューターには2月13日にクーリエで送ったって書いてあるもん。2月20日まで待って、それでも届かなければて教えてね。そしたら代わりのものをアレンジするからさ。」

インドのカスタマーセンターのマニュアルをそのまま読んでるような文章だ。カレーのにおいまでかすかにしてくる。(今夜はカレーの出前に決まった。)しかも私のメールを全く読んでいない。モノを投げ込むコンテナーだか袋だかを間違えちゃったノータリンよりこっちのノータリンの方がたちが悪い。ちょっと切れた。メールを送る。

私 「状況わかってないんじゃないの?だから、もうそうじゃなくってアンタんとこが間違えてクーリエじゃなくて郵便局に渡しちゃったから送料と手数料が発生してんじゃないの?わかる?私が要求してんのは①状況を正確に把握しろ、②郵便局から返された品を受け取って、正しいクーリエを使って私への発送の準備が整ったらメールしろっていってんのよ!」

返答が来た。

Amazon 「君の不都合に対してはかわいそうだなって思うんだけど、君のいってる注文番号に関しては僕のコンピューター上にはクーリエで送ったって書いてあるんだよね。どの注文のこといってんのか、その正しい注文番号をこの指定のリンクを使って僕達に教えてね。かしこ。」

ぶちきれた。あわあわしてると、昨晩もよくねむれなかったダンナが今回も怒りを発散したい、というのでバトンタッチした。

旦那 「まず、このメールは正式な苦情であることを認識すること。次回からはカスタマーサービスのマネージャーが返信すること。また、次回の返信メールでは必ず話ができるコンタクト番号を記載すること。まず、まったく状況が読み取れていない。目の前に郵便局からのペナルティーノートがあるわけ。で、郵便局のオフィスまでいって、モノをみてきたわけよ。僕がいってるこの注文番号のものをね。お宅のコンピューターがなんといってるか知らないけど、モノは現実郵便局にあるの!これをしっかり理解してからどうすんのか返信しろ。理解できるかどうか疑わしいけどな!」

うーん、もうちょっと皮肉のきいたイギリス紳士らしい文章を期待していたが、よく眠れなかったんだろう。確かに怒りは通じるはずだ。1~2時間で返答がきた。

Amazon 「ごめんね。過去のやりとりをみて怒るのももっともだと思ったよ。コンピューター上にはクーリエで送ったって書いてあるけど何かの間違い(Technical error)で郵便局に渡っちゃったんだね。普通なら代替の品をすぐ発送するんだけど...、どうしたいのか連絡してね。」

やっとまともな人間にたどりついたか。でも2パラグラフくらいを除くと全部テンプレート。

私 「ご返答および状況の把握に感謝します。代替を即座に発送してください。かしこ。」

カスタマーサービスはこなして何ぼの商売。だからヒューマンタッチをなんていわない。イングリッシュは世界で一、二を争うカスタマーサービスに向かない民族だと思うけど(スコティッシュは別。何いってんのかききとれないけど、独特のアクセントは相手の怒りをやわらげる効果はリサーチで証明されている)、多くの英国/在英企業がその部門だけそっくりインドに移しちゃったのもどうかと思う。本当に使えない。外人の私がそう思うのだからネイティブの英人のストレスはお察しする。

インド人がどうのというわけではない。外注として請け負ってるインドの大手カスタマーサービス企業は本屋から車やまでの多様なクライアント企業の、これまた多様な消費者の、はたまた多様なコンプレインに対応していかなければいけないのだ。マニュアルやテンプレートに頼るしかない。そこに問題が生じるのだ。だからこちらも怒鳴り方をマスターして的確な判断力をもつ人間に達するまで声をでかくするしかない。日本でもきっと同じ状況だろうと思う。

さて、今夜はカレーだ。
[PR]
# by uk_alien | 2006-02-19 02:27 | misfortune | Comments(11)

London, UK


by uk_alien
プロフィールを見る
画像一覧